【開催報告】第2回えほん哲学カフェ(本田雑記)
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【開催報告】第2回えほん哲学カフェ(本田雑記)

えほんやさん

11月よりスタートした原画展『うちのねこ』(アリス館/高橋和枝)
を記念して、11月3日(水)に開催したzoomでのえほん哲学カフェ。

今回のテーマ


テーマ絵本『うちのねこ』

2回目となったえほん哲学カフェ、今回は著者の高橋和枝さんと
えがしらみちこさんもご参加で12名の皆さんと「哲学」しました。
今回も事前に哲学カフェ中に名乗りたい名前に変更。

えっちゃんこと松川えりさんより「哲学する」とは…

「正解が決まっていない問題について、様々な視点から多角的に深く探求すること。」
と哲学の基本をきいて、いざスタート。

話のきっかけは作者の高橋さんから…



最初に松川さんが一度絵本を読み聞かせしてくださって、
「なにか気になることなどありますか?」と皆さんへ問いかけ。

と、ここで著者の高橋和枝さんから手があがり…

「高橋です… この絵本を読んでくださった方から、感想をいただくのですが、
泣いちゃって泣いちゃって。と言ってくださる方がいて、ほろりとくるところもあるかもとは思いますが、泣かせるつもりで描いていないので、
どのあたりで泣けてしまうのかな…と。
逆に、お腹抱えて笑っちゃって!という方もいたのですが、それもそのつもりで描いていないので、いったいどこで…?と思っているんですが…」と
問いというか疑問が…。
聞いてる皆さんがふふふと笑う中、
松川さんが破顔しながら「いいですね!その話しましょう!」とぐっと前のめりになってそのまま「泣いてしまった人」「笑ってしまった人」でアンケートをとりそれぞれの意見を聞くことに。



みなさんの泣・笑の感想をきくと、必然的に今まで飼っていた、
または現在も一緒にいる動物のパートナーの話に。
ご自分の経験も含めての感想がきけるので、高橋さんの投げかけた質問で
グッとメンバーの距離が縮まった感覚。
「実はこの絵本を読んだときに浮かんだのは人間でしたね〜」なども。

『うちのねこ』って、こんなお話



この絵本の内容は、縁あって保護された猫を引き取ったものの、
猫がなかなか飼い主のまえにでてこず、いつもソファの下や隅にいる。
でもこちらのことは警戒している。
そんな猫と飼い主の心の通わせをじっくりと描いたもの。
少し心を開いたかと思うとそうではなかったりと
春から冬にかけて、なんども前進後退を繰り返し築いていく関係に感動するし、
こんなに時間がかかるものなのかと途方に暮れてしまう。

会の後半部分では…



途中もう一度本を読んでもらって、脳内を整理。


「関係の作り方」について。

距離感や言葉の意義。

動物は言葉でのコミュニケーションがとれない。

だからこそ理解できる。

だからこそ不安にもなる。

興味を持ってもらうために刺激してしまう。


関係を作る際の意識。

相手に望むより、自分の気持ちの持ち方なのかも。

動物も人間もかわらない。


大きく話の展開が変わるではなくひとつの意見や気持ちから、
それいついて、どうだろうとみなさんがじっくり考えいている様子がうかがえました。



そろそろ時間かな…というあたりで「信頼」についての話に。
今回の話の中でなんども出てきていたワード。



何をもって「信頼」とするのかな?

時間なのか、共感なのか、誠実さなのか、自分との違いなのか…。
一貫性があることなのか。
はたまた相手ではなく「自分の問題」なのか。
む、むずかしい…。

皆さんからも様々な「信頼」がでてきたところで時間がきました。



「ねぇ、ねこ なんであの冬の日、お布団にきたの?」
と野暮なことをききたくなってしまう。



参加者の感想、雰囲気など

前回の『せんそうしない』とはまたすこし違う雰囲気で、
ばんばん意見が出るというより、みなさんが「熟考している」という雰囲気でした。えがしらさんも終わったあとで、「ものすっごい考えてた!」と
言っていたし、「うちのねこ」を介して深く考えた2時間だったと思います。


ご参加の高橋さんも「緊張したけど楽しかった」といってくださいましたが、
緊張しているとはまったく気が付かなかった…。


事前にどんな話になるかわからないのでぶっつけ本番で話すのですが、
終始淀みなく話されていて、よっぽどこのテーマについて普段から考えていることなのだなと感じました。


他の参加者の皆様からも楽しかった!と感想をいただきました。
そう、楽しいですよね哲学カフェ。

「話す」「聞く」ということがこんなに楽しくて、
なんだか身体に良さそう。と思いもしなかったのですが、
2回やってみて軽度の運動感があります。


次回、開催はまだ未定ですが来年また皆さんで「哲学」したいですね!

その際にはぜひご参加くださいませ。

軽くストレッチか、深呼吸してから参加するとリラックスできていいかもです。

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わたしもスキです♡
えほんやさん
静岡県三島市の絵本専門店です。https://tenkiame.com/ehonyasan/ 絵本作家えがしらみちことその妹で運営しています。