小さいけれど魅力たっぷり「ハムスター」。愛らしい表情としぐさに癒される! #いい部屋ペット
2020年はねずみ年!ハムスターはネズミと同じげっ歯目ネズミ亜目ネズミ科に属しています。漫画やアニメの主役になるなどして、昔からペットとして愛されてきたハムスター。鳴き声が小さくてにおいも少なく、広い飼育スペースの必要がないということから、集合住宅でも飼えるペットであることも人気の理由の一つでしょう。
近年はハムスターのかわいいお尻のショットの写真集が出たり、「ハムスタグラム」という言葉が生まれたり、その人気は根強いものがあります。今回はハムスターの写真とともに、特徴やその魅力について紹介しましょう!
ペットとしての種類は主に5種
ハムスターと名のつく種は世界で20種類以上あるといわれています。そのうち日本でペットとして入手できるものが5種類です。その中でもおおまかに体の大きさによって分けられます。大きめの種であるゴールデンと、小さい種(総称してドワーフハムスターとも呼ばれる)のジャンガリアン、キャンベル、ロボロフスキー、チャイニーズというハムスターです。それぞれにカラーバリエーションも豊富で個性があります。
人間の約30倍ものスピードで年齢を重ねているといわれ、平均寿命は2〜3歳くらいですが、4歳を超えるハムスターもいます。一日一日を大事に接してあげる気持ちで迎えることが重要ですね。
夕方から動きが活発に
ハムスターは基本的に夜行性の生き物です。昼間はほとんど寝ていて、夕方頃から活動を始めます。夜に活動している様子が見られたり、コミュニケーションがとれたりすることから、実は日中働いている大人におすすめのペットでもあるのです。
小さい体で回しぐるまを一生懸命回している姿もほほえましいもの。「夜に音が響いたらどうしよう」と心配する人もいると思いますが、音の静かな回し車を選んであげれば安心です。
ぷっくりふくらむ頬袋
ハムスターは口の中の左右に「頬袋」をもっています。この頬袋は耳の下から肩のあたりまで広がっているので、バツグンの収納力があります。食いしん坊だからこの頬袋にたくさん食べ物を詰め込むわけではありません。野生では食べ物が常に豊富という環境ではなかったため、見つけた食べ物を頬袋に貯め込んで、巣穴へと持ち帰っていました。ペットとして飼われているハムスターには食べ物の心配はありませんが、そんな野生の習性が残っているんです。
パンパンにほっぺたをふくらました表情を見ていると「そこまで詰め込めなくても」と思わず笑ってしまいますよね! また、ときにはそんなほっぺたがひっかかって巣箱に入れなくなってしまう、なんていうおっちょこちょいなところが見られることもあります。
短いしっぽのお尻がキュート
もこもこでまんまるのお尻にちょこんと短いしっぽがついた、ハムスターのお尻。ハムケツとも呼ばれて、ハムスターファンにとっては萌えパーツにもなっているようです。一番長いしっぽを持つチャイニーズハムスターでもたったの3cm。
しっぽは木の上など高い場所に登ったり、移動したりする際、バランスをとるために役立ちますが、ハムスターは地中や地面の上で過ごすことが多いため、しっぽが退化して短くなったといわれています。
思わずキュンとなる!キュートなしぐさ図鑑
「前足を使ってモグモグ」
小さな前足をちょこんと添えて食べ物を持ってモグモグ。夢中になって抱きかかえて食べている姿はなんといっても和ませてくれます。
「前足をモミモミ」
左右の前足をこすりあわせるようにモミモミするのは、前足をきれいにしています。ハムスターはきれいずき。前足が汚れていてはせっかく毛づくろいしても台無しです。前足をきれいにしてから毛づくろいにとりかかります。
「もぐる」
「あれれ?姿が見えない」と思ったら、床材などを掘った中からちょこんと顔を覗かせていることが。ハムスターは野生では地面に穴を掘って暮らしています。そんな習性からペットとして飼われていても、よく掘るしぐさが見られるんです。
「立ち上がる」
立ち上がってキョロキョロしているのは、周りの状況を調べています。ハムスターは視力があまりよくないので、音やにおいからさまざまな情報を集めています。
「ペタンとお尻をつけて座る」
お尻をペタンと床に降ろして座っているのは、安心してリラックスしているからできるポーズ。野生のハムスターでは見かけませんが、ペットとして飼われているハムスターではこんな座り方をすることがあります。
「仰向けで寝る」
お腹はハムスターにとって急所のひとつ。そんなお腹を見せて寝ているのは、周りに警戒することがなくリラックスしているということ。このしぐさは飼い主さんへの安心感もありそう
ハムスターを迎えたいと思ったら?
子どもだけでなく大人も魅了してしまうハムスター。迎えたくなった方もいるのでは? ペットショップやブリーダーから選ぶ方法や、里親募集サイトなどから迎える方法もあります。小さいので犬や猫に比べると簡単に飼えるペットというイメージがあります。でもひとつの命を預かるのに大きさは関係ありません。品種によって性格が違うので、飼育書を読んであらかじめ知識を身につけておきましょう。
迎える前にハムスターに詳しい動物病院へ相談するのも良い方法です。ハムスターの診察ができる動物病院が限られているので、先に頼りになる獣医師を探しておけば迎えた後も安心です。
たとえハムスターが飼えなくても、SNSに投稿されているかわいい画像や動画を見ているだけで、癒してもらえるはずです!
写真提供
@dai.an.shiragramさん
@kapiko918さん
@loco_moco_gramさん
@kaga.kaede.hamuさん
参考
『幸せなハムスターの育て方』(大泉書店)
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