四十肩・五十肩の原因は肘にあった!

【四十肩・五十肩の原因は肘にあった!】
  
今回もFacebook友達からのご質問にお答えします!
 
「四十肩・五十肩の原因は何ですか?
 そして1番良い対処法が知りたいです。」
 
とのこと。
 
 
肩の痛みとか、身体のことに興味ない人には全くと言っていいほど、
関係ない話になりそうな残念回かと思いきや、
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これ、人生そのものじゃん!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  
 
というまさかの着地をするので、
ぜひ最後まで読んでいただきたいのですが、
(長くなるからごめんね、という前置き)
 
 
 
と、その前に四十肩・五十肩の説明をちらりと。
 
 
診断名は「肩関節周囲炎」っていいます。
 
 
周囲。
 
 
つまり、肩って人体で一番動く場所なので、
どこのストレスで炎症が起きているか特定しづらいんですよね。
 
 
MRIという画像診断なら分かりやすく炎症が出ている場所が特定できますが、全員にMRIをするわけでもない。
 
 
何が原因で肩の炎症が生じているかも特定しづらい。
 
 
それだけ関わっている部分が多いんです。
 
 
でも、外傷でなく(急にズキン!発生が思い当たる場合)
障害(なんだか痛みがだんだん出てきた場合)
 
 
だった場合は8割は肩を横から上げる作用のある
棘上筋腱か、棘下筋腱の炎症です。
(興味ないかな、ついてきてー)
 
 
ちなみに、今回の話は科学的根拠があるわけでもなく、
私の臨床経験15年目にして、
「こりゃ間違いねーな」というふうに得られた知見です。
 
 
それで、私はずーっと肩甲骨や猫背が原因だと思っていたんです。
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
背中を丸めてみて、そして手をあげようとすると
ほら!あがらないでしょ?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
みたいな肩関節は肩甲骨の動きと連動するんだよ。
という解説がどこかしこでも言われています。
  
 
だから、肩甲骨が肩には超重要。
 
 
というのは合っているんだけれども、
実際にはどんだけ猫背の人でも肩が痛くならない人もいる。
 
 
さらには、肩甲骨の動きを改善させても、
肩関節の治りが早くなるわけでもない。
 
 
臨床経験15年目にしてずっと疑問に思っていました。
 
 
「これ、肩甲骨からじゃねーな。」
 
 
そうして、患者様のお話や身体全体を見直しまくっていました。
 
 
するとー、
 
 
・窓拭きや支えるなどの手作業が多い
 
・手のひらが床と水平にならない(肘の回内制限)
 
・肩じゃなく二の腕が痛いという人が多い
 
 
そんな共通項から導き出した答え、
 
 
「これ肘だな!」
 
 
肘の回内制限があると、手のひらを床に向ける動き
つまり、何かを取ろうとするような動きの際に、
”肩を開く”動きで補佐してあげなきゃならなくなるんです!!
 
 
その補佐の量が積み重なり、炎症になっている。
 
 
炎症というのは「ストレス」です。
 
 
肩が必要以上に動いちゃうから「ストレス」になるわけですよね?
 
 
じゃあ、肩甲骨が動かなくなれば
肩も一緒に動かなくなるわけで「ストレス」になりえない。

 
だから、原因(発生要因)は肩甲骨ではない。
 
 
肘が動かない代わりに、肩を使わなくてはならない。
これが「ストレス」です。
 
 
質問の答えはこれです。
 
 
四十肩・五十肩の原因は「肘」
一番いい対処方法は手首のストレッチから肘を正せ!です。
 
 
これやれば肩痛でお悩みの方は通常の2倍速で良くなりますよ!
 
 
 
話が急に飛ぶんですが・・・
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
世の中の大半のことって、
環境に応じて生きていると思いませんか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
自分の意思で発動することって
そんなに多くないんじゃないかなぁ。
 
 
たとえば、
この前70代のイケイケ工場長さんの整体をしたのですが、
「まだ金がいるんだよ。今の家じゃなんかつまんなくてなー。
 家を建て直したいんだよ。」
 
 
みたいな発言で、
(すごくない?70代から家を作り直すって!)
 
 
やりたいって思うのは、
今の家がなんかつまんないっていう環境があったからだろうし。
そうじゃなかったら発想されていない。
 
 
全てはその環境が、やりたい!を生んでいる。
 
 
 
だとするとー。
自分が変わるためには「環境」を変えなきゃいけない。
 
 
原因箇所に原因はないんですよね。
 
 
何かしらに応じて発生している一つの現象なわけです。
 
 
その何かしらも、他の何かがある。
 
 
全ては輪になっている感じです。
スピ系発言になって申し訳ないですが、
でも、身体の仕組みを考えるとそうなんだから仕方ない。
 
 
それでも、一番はここかなぁというのを
患者様と二人三脚でみつけて対処していくというのが
大切なことじゃないかなぁと日々仕事しています。
 
 
患者様から人生を日々勉強させていただいています。
 
 
=== まとめ ===
 
・肩関節のストレスは「肘」からくる
 
・その現象は一つの現象であって、要因ではない。
 
・WAになっておどろう。(なんのこっちゃ)
 
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ということで本日は以上でーす。

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