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人生で初めて音ゲーの大会に参加した話(1)

はじめに

はじめまして。EGPT(えじぷと)と申します。
4/29-30に行われたbeatmania IIDXの大会「エリナ杯」に出場したので、その際の出来事や、大会を通して得た教訓について書きたいと思います。
クッッソ長くなりそうなので、エントリー後~前夜祭までと、本戦及び全体振り返りの2部形式とします。こちらはその第1部です。
noteを書くのも初めてなので、読み辛いところがあるかもしれませんがどうかお許しいただければ幸いです。

この記事の目的

  1. 自身の音ゲーに関する貴重でとっても大事な思い出としての記録

  2. 大会に参加して得た学び、次回参加する際意識すべきことのまとめ
    ↑今後大会参加を考えている方の参考に1ミリでもなれば…

参加した理由

  1. 自分の実力を試したいから
    beatmania IIDXの鍵盤に初めて触れてから早12年、当初は皆伝なんて取れるはずもないと思い一度4年ほど引退もしましたが、今ではアリーナモードでA1にたまに上がれる程度まで実力が伸びました。「卑弥呼(A)でAAA出した」なんて当時の自分に言ったらどんな顔するだろうね。
    ということで、これまで配信や現地で観戦していた大会の「参加者側」になりたいという気持ちが芽生え、今年は「1度以上大会に参加すること」を音ゲーの目標のひとつとしました。
    また、大会で様々な選手の出すスコアを見て「この点数なら自分でも勝てるかも?」などとあまりにも失礼なことを思うことが何度かあったのですが、大会に参加したことのない人間にそんなことを考える資格はないとも思い、自分は大会でいつもの何%ほど力を発揮できるのかを知りたいという、実験的な側面もありました。

  2. プレイハウスエリナに行ってみたいから
    第1回・第2回 2019年・2020年のエリナ杯をYoutubeで視聴し、毎度の盛り上がりにモチベーションをもらっていました。4台のライトニングモデルに加え、旧作も遊ぶことができる魅力的な地に一度降り立ちたい気持ち、単純に新潟に遊びに行きたい気持ちなどから、今回のエリナ杯開催告知を今か今かと待ち構えていました。
    (ビートマニアでも第1回は2011年だったんですね…知りませんでした…申し訳ございません)

エリナに行く前日まで

大会エントリー後は大会を意識した練習をしていくわけですが、参加選手を見るとBEMANI PRO LEAGUE(以下、BPL)参加選手8名をはじめ自分より上手い人しかいないと言っても過言ではない状況でした。なんでエントリーした?
しかし完全に諦めては大会に参加する意味がないので、「自選曲で2pt、他選曲で1ptを取っての2位通過で1回戦突破」を目標に定め、自選を意識した練習、他選を意識した練習の2つを行いました。

自選曲の練習

レギュレーションを見た時点で、自選曲は以下3曲にほぼ絞っていました。

  1. Heavenly Sun (IIDX Edition)(A)

  2. (This is not) the Angels(A)

  3. THE DEEP STRIKER(A)

自分は「レベル9-11のガチ押し曲」を1番の得意分野としており、上記3曲はアリーナモードでBPL選手にも勝利した経験があるものでした。
特に「Heavenly Sun」は最も自信のある曲なので、対戦相手に過去アリーナで何度も投げたことがある…等の事情がなければ1回戦はこの曲にする予定でした。(自分よりも精度特化型の選手が対戦相手に集まった場合、BITTER CHOCOLATE STRIKER(A)なども選択肢にはありましたが、初の大会の緊張下で押せる気はしませんでした)
よって本番を意識した練習として、ゲームセンター入店後1クレ目にローカルアリーナモードを選択し、CPU3人を相手にHeavenly Sunを投げるイメージトレーニングをしました。

1クレ1曲目にHeavenly Sun(A)を投げる練習の例

自己ベストはmax-4まで詰まっていましたが、1クレ1曲目は何度かやっていずれもmax-18~20程度でした。
パフォーマンスを上げる練習までできていればベストでしたが、アップできていない状況での譜面認識や指の動きについて知ることができただけでも良かったと思います。(本番いつも通りの動きができないことに焦ってさらにハマる最悪の事態を避ける意味でも)
ローカルアリーナにする意味は微妙ですが、「一発勝負」の場面をイメージできること、2曲目以降はCPUがランダムにレベル11を投げてくれるのでサクサクその日のアップをできることがメリットと考えています。

他選曲の練習

こちらについては「当日に組み合わせが決まる状況で他選曲の予想は難しいし、練習範囲が広すぎる」「この短期間で地力が急に上がるわけもない」などと色々言い訳をし、BPM150~180を中心に「自分が光らせられる範囲を広げる」練習をしていました。
練習期間に出した満足スコアとしてはZZ(A)max-62や∀(A)3402点などがありましたが、正直安定感が向上した感覚はなかったですし、もっとできることがあったと前夜祭後に気づくことになります。(後述)

その他

昨年から体重の増加傾向が止まらず、パフォーマンスに影響を与えかねなかったので業務(テレワーク)中などの間食制限を行いました。

目標は4回以内でしたが、2回に抑えられたのでよかったです。

また、大会のある週は会社やその他の予定が詰まっており、火曜日から3日間練習ができませんでした。腕は休まりましたが、会社関係で感情がぐちゃぐちゃになったり、お酒を飲みすぎたり、大会が近づき緊張していたりした結果胃腸を壊しました。オワった

前夜祭

集合~現地まで

同じく大会参加者のHITA*選手と会場まで一緒に行こうという話を前々からしており、でも交通手段どうしよう?という話になった流れでHITA*選手がNO4XTK選手に声をかけてくださり、なんと2人ともNO4XTK選手の車に乗せていただけることになりました。これは本当に感謝しかなかったです。
しかし当日も胃腸が壊れており腹痛で出発が遅れ、最寄駅まで自転車を稼働させたものの予定の電車を逃し、集合場所の駅に到着した後も腹痛に襲われ、結果予定の集合時間から30分も遅刻しました。すみませんでした…

集合後新潟に向かって車で4時間ほど移動し、新潟県に入ってから「とんかつ 三条」にてタレカツ丼をいただきました。マジで美味かった…

満腹になった後、エリナに向かい再び移動。16:15頃の到着となりました。

現地にて

早速感覚を掴むため練習をしましたが、4日ぶりのビートマニアであることに加え、エリナに着いた興奮で譜面の速度が異常に速く感じたり、鍵盤の感覚に適応できなかったりであまり良いパフォーマンスを出せませんでした。なんとか自己べを出そうと必死になればなるほど自己べから離れていく…という悪循環でした。今思えば焦りすぎだった。

前夜祭

その後キョロキョロしていた自分に話しかけてくださった選手の方々と自己紹介や雑談をしていたらあっという間に18時になり、前夜祭がスタート。
前夜祭は第1部で4人形式のアリーナが予定されており、1回ごとにくじ引きで4人の対戦選手と1人の解説者を決める…という説明がされ、「本戦の予行演習も兼ねてできれば解説ではなく選手側がいいなあ…」などと思っていたところ、1戦目の第1選手として呼ばれました。

いや、うそでしょ???

もはや緊張する間もなく、筐体の前に移動。
その後次々と選手が呼ばれ、NO4XTK選手、REO選手、KYON選手がお相手となりました。

前夜祭でのアリーナ

まさか車に乗せてくださったNO4XTK選手とここで対戦するとは…とびっくりでした。現地到着後1度2人プレイもしましたが勝てる気しなかったし。
とりあえず、流れるままに筐体に立ち、アリーナモードがスタート。
現地到着後何クレか触った+いきなり呼ばれたおかげで多少指が温まっていたので、「THE DEEP STRIKER(A)」を選曲することにしました。
以下、対戦曲とその結果など…

  1. かずあそび(A) 選曲: REO選手
    NO PLAYで申し訳ございませんでした。
    いきなりの67トリルに苦笑しつつも必死で光らせましたが、曲を知らないことが響いての失点が重なりmax-25で3位。

  2. THE DEEP STRIKER(A) 選曲: EGPT
    まさかの1位。思わずガッツポーズしてしまいました。
    ランダムで皿複合が難しい3バスを引き、案の定開幕で大失敗してしまいましたが、中盤から落ち着いて押すことができmax-54でなんとか大台の3000点超えを果たせました。

  3. IMPLANTATION(A) 選曲: NO4XTK選手
    今作一発でmax-2桁を出してしまいその後放置していましたが、それが祟り見事に押せませんでした。てかS乱譜面外れすぎだろ。3位。

  4. Hello Happiness(A) 選曲: KYON選手
    迷いましたが、他の人と譜面をズラすため正規譜面を選択。中盤まで1位でしたが、正規譜面が当たっているブレイクの縦連地帯で謎に大量失点してしまったりして4位。でも前作タイのスコアを出せたので悪くはなかったです…

結果、トータル2ptで3位タイとなりました。

前夜祭アリーナ終了後

その後は他の選手のアリーナ対戦を観戦して盛り上がったり、DOLCE.選手の旧作プレイを見たり、BPL選手でのアリーナ対戦を観戦して開いた口が塞がらなかったりしていました。かりん亭のオムライス食べそびれました…
そんなこんなで22時前になったので、あらかじめ予約していた宿へ移動することにしました。

宿にて

宿は完全個室だったため、HITA*選手、NO4XTK選手と解散してから早速Youtubeを開き、前夜祭のアーカイブを視聴しました。
自選で勝ってガッツポーズ後我に返り頭を抱える自分が思いっきり映って恥ずかしかったと同時に、解説のDOLCE.選手やU*TAKA選手が一発で3000点に乗せたことを褒めてくださって凄く嬉しかったです。

これらのことは多少自信にはなりましたが、反面反省すべきことも多くありました。
1つは大会での振る舞いで、いきなり呼ばれてどうすればいいかわからずキョドってしまったので明日は気をつけようというものでした。

もう1つは、他選曲の対策がさすがに足りなすぎたということです。
REO選手は「かずあそび」を得意としていることは界隈では有名だったにもかかわらず、未プレイだった自分を恥じました。
他にも、Q-NO選手の「SWEET LAB」や、07KING選手の「satfinal」など、もし当たったら投げられる可能性が高い曲を練習していないことは非常に問題であると、今更感じました。
「どうせ練習しても勝てないから、全体的な精度を高めたほうが良い」などという考えがありましたが、勝てなくても2位を取れればアリーナ形式では貴重な1ptを獲得することができるのです。
そんな当たり前のことを忘れていた。投げる可能性が高い曲があるなら少しでも1回戦突破の可能性を高めるため練習すべきでした。

突然話が変わりますが、自分は「アイドルマスター シャイニーカラーズ」というゲームで園田智代子さんというアイドルを推しています。
彼女のある発言がこの時の自分にぶっ刺さる形になりました。

[砂糖づけ・ビターエンド]園田智代子 のコミュを是非、読んでください。

「一番になれないことは頑張らない理由にならない」
これを意識して今後の人生を歩みたいと思います。
ということで翌日の朝最大限の悪あがきをするために、出場選手のリザルト画像を見られる範囲で拝見し(前夜祭で知り合ったばかりの方々のリザルトも漁りました。大変陰湿な行為失礼しました…)、本戦で投げられる可能性があり、かつ練習していないとまずそうな曲をリストアップしました。
そんなことをしていたら2時前になり、翌朝の睡眠不足状態を覚悟しながら眠りにつきました。

ここまでのまとめ

  • 大会参加の経験を得たかった、エリナに行きたかったので今回エントリーしました

  • 前夜祭の自選曲で1位を取れたことは大きな自信になりました

  • 他選曲に関しては練習があまりに不十分であることを痛感しました

  • おなかが痛かったです

第2部に続きます…!↓

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