【Amazonジェフ・ベゾスから株主への手紙(2018年)】 ほぼ中国ビジネス(339号)

当メルマガ編集長の江口です。

今週のメルマガでは、私が勝手に尊敬しているヘルスケアプラットフォーム事業を営むFiNCの創業者CEO溝口さんの渾身のNoteを紹介したいと思います。

【「好きなこと」の見つけ方と「情熱」を持ち続ける方法】
ビジネスマンとして突き抜けられるかどうかは、年齢ではなく、強烈な体験の積み重ねから自然と湧き出る想いなんですね。

特に「自分が小さいままでは現実は変えられない、弱くて結果の出せないリーダーでは誰も救うことはできないのだということを悟りました」というところが私には刺さりました。

これから定期的に、この溝口さんの文章を見て、気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

それでは今週のメルマガをお届けいたします。


今週号の目次:

1.【気になる中国時事ネタ解説】
2.【編集長の独り言】
3.【編集後記】

■【気になる時事ネタ解説】

時事ネタの中から気になるものを編集長江口の独断と偏見でセレクトし、 個人的な見解をコメントするコーナーです。

「中国」「中国以外」それぞれのカテゴリーに関して私自身の主観的な 基準で、面白い・価値があると思う時事ネタを各10個程度に絞り込んで ご紹介します。

(1)【中国政府が遂にHuaweiと組む「5G+4K・8K」で】
遠藤誉先生のコラム。いよいよ華為も中国政府のバックアップを受けて…

(2)【アリババかテンセントか、小売業の大手に難しい選択】
確かに中国の小売はどちらかの軍門に下るのでしょうね、結果的に。テンセントもアリババもここ10年でどう世界を席巻していくのか(できないで終わるのか)興味がある。

(3)【アリババが出資するコンビニ「逸刻」、新たなビジネスモデルを模索】
アリババといえども国営の百聯集団との連携がうまくいくのだろうか(ジャックマーにとっては中国政府の指示だから仕方ない…ということなのかも)

(4)【シェアサイクル「ofo」が社内で不正防止文書を配布 被害額は数千万円】
資金繰りに切羽詰まって調べてみたら大変なことに…ということだろうか。横領金額が金額なだけに公安がここまで協力してくれたのだろうか。

(5)【ユニクロの中国事業が売上高5000億円へ 6つの好調要因とは?】
マス消費者市場をターゲットにしている商売は、中国の景気後退などを言い訳できないですね、ユニクロが結果を出しているのですから

(6)【コンビニチェーン「隣幾」が33億円超を調達、追い風に乗る】
カネとスピードと実行力があれば、中国にはまだまだ未開拓市場がどこにでも残っているということか

(7)【アリババがニューリテール戦略で次の一手!盒馬鮮生(フーマーションシェン)が新業態を発表!】
大都市では定着した感のあるフーマ-の次の展開。

(8)【AppStoreの人気ランキングで上位に躍り出た中国の位置情報SNS「Spot」、勝因は「引き算の運営」】
これは面白い発想のSNS

(9)【急成長するピン多多の課題と王者アリババの反撃】
ピン多多はそこまでの位置に来ていたのか。ただアリババも含めてECの利幅がどんどん減っていて、規模がないとやっていけないビジネスになっている

(10)【本屋の新展開 中国と韓国はここまで変わった】
確かにこのスケールは日本には中々ない。本屋は5年間家賃なしなんですね

---ここから中国と無関係の日本等のトピックTOP10---

(1)【Amazonジェフ・ベゾスから株主への手紙(2018年)】
英語のLetter to sharholdersだけど、参考になると思うのでぜひ自動翻訳機能を使ってでも見たいところ。失敗すらスケールすべき…というのはさすが

(2)【「もう地上波に戻れない」快適さで攻める。藤田晋社長のAbemaTV 3年目の戦い】
(キラーコンテンツ以外は)コンテンツよりも使いやすさというのは今の時代の流れかもしれない。確かに国内ドメドメ事業だけど、ブルーオーションといえばブルーオーシャン

(3)【ひろゆき氏「“うまくいっている“と言えるの?」 藤田晋社長が疑問に答える #アベマの未来 前編】
Ameba TVをやっているサイバーの藤田社長が四方八方から攻められている感じ。藤田さん的には、外野は結果で黙らせるので待ってろよ…ということなのか

(4)【75億円調達のロボットベンチャーMUJIN、「同時にMBO」の異例っぷり】
上場前のベンチャーがエクイティではなくデッドで75億円を調達。これは信用がないとかなり難しいスキーム

(5)【Amazon印のワイヤレスイヤホンが開発中? AirPodsのライバル候補か】
これはAlexaの普及を加速させるかもしれない新商品

(6)【世界が熱狂する「こんまり」夫婦の意外な私生活】
こんまりは、元々はバリバリのビジネスパーソンだったんですね。「ときめき」を維持するという考え方も共感する。少し長いけど、色々なことが吸収できる面白い記事

(7)【はあちゅう、女銭湯絵師炎上に見る「美人だから何をしてもいい」わけじゃないだろう問題】
やまもといちろう節

(8)【富士通などのSIerの惨状を見ていると、太平洋戦争で負けた大日本帝国を思い出す】
こちらの「やまもといちろう砲」は、業界関係者の方にはとてもシビアだけど現実の問題。私も大手企業にコースを歩んでいたら、今頃どうなっていただろうか。今も大変だけど、もっと大変だったかもしれない…

■【編集長の独り言】
   中国でもやっぱり登場した「高級ブランドバック使い放題サブスクリプションサービス」

以前メルマガで、ラクサスが日本で展開する「高級ブランドバックレンタル(サブスクリプションサービス)」を紹介しました。

【使いたい放題の高級バックレンタルアプリ”ラクサス”】
月々6,800円で、高級ブランドバックが(取替えながら)利用できる…というサービスです(一度に借りれるのバックは1つのみ)。「他人が見てすぐ分かるような高級ブランド商品や高価格商品が大好物である中国人にはこのサービスは絶対刺さる。ラクサスは欧米より先に中国に進出したほうがいい」と個人的には思っていたのですが、やっぱり中国で同じようなサービスが始まっていました。

【中国版 高級バックレンタルアプリ”星洞”】
元GUCCI中国地区責任者と、女優の「章子怡」が始めた事業で、日本のラクサスと同じように会費を払えば、CHANEL、エルメス、LV、GUCCI、FENDI、DIORなど高級ブランドのバックが借り放題(しかも保証金がなし、交換回数無限)のサービスです。

会員制度は、二つ星、四つ星、六つ星の三つのレベルがあり、年会費はそれぞれ9,999元、19,999元、29,999元。会員レベルによって違うバックを借りることができるようです。

一番安い年会費でも9,999元(月会費の日本円に換算すると14,000円位)なので、ラクサスの月会費6,800円よりかなり高いです。

「中国人富裕層であれば、このような会員制度に入らなくても好きなバックを全部買うだろうし、お金があまりない人だと毎月14,000円の会費を払ってまで高級バックを使いたいとは思わないのではないか」…と個人的には思いましたが、「江口さん、まだ中国人のことを分かっていないね。新しいバックを取っ替え引っ替え使いたい若い中国人OL(使っているところを微信の朋友圏で公開したい人)にとっては、毎月14,000円(850元)の出費は問題ないですよ」だそうです、弊社の女性社員曰く。

ちなみに日本のラクサスではC2Cの高級バックレンタルもやっています。一般の消費者が自分が使っていない高級バックを(ラクサスを通して)別の人に貸すことでレンタル収入を得るサービスです。

まだ中国の「星洞」ではC2Cサービスはやっていないようですが、個人的には高級バックのC2Cは中国だからこそ流行ると思います、

「自分があまり使わない古いバックが家でホコリをかぶっているくらいであれば、他人に使ってもらって少しでも稼いでもらった方がいい(新しいバックの購入資金の一部にもなる)」と合理的に考える人の割合が、日本人より中国人の方が多いと思うからです

中国だと、本物を借りて偽物を返す人とか、偽物を貸しておいて(本物とすり替えられたので弁償しろと)後で言ってくるプロクレーマーなども出てきそうなので、「本物鑑定」をいかに確実かつ効率的にやれるかどうかがカギかもしれません

■編集後記

この時代に、こんな法律が許される国がまだあるんですね

【ブルネイ、同性愛・不倫に死刑 欧米・人権団体が批判】
「ブルネイ」という国名を聞いて、アフリカか中南米かと思ったのですが、アジアにある国なんですね(我ながら恥ずかしい)。

窃盗は場合によっては「手足切断」とは、いつの時代の話だと思いますが、純粋にイスラムの教えを守っているということなのでしょうか…。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。これからも日本のビジネスマンの皆さまに役立つリアルな情報を提供できればと思っております。

ご感想・ご意見・ご質問は、お気軽にご連絡ください。よろしくお願いいたし

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。これからも日本のビジネスマンの皆さまに役立つリアルな中国情報を提供できればと思っております。

ご感想・ご意見・ご質問は、お気軽にご連絡ください。よろしくお願いいたします。
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■ 発行責任者:江口征男
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