coo

日々のあれこれ。

coo

日々のあれこれ。

最近の記事

みじかい秋

外に出る。 なまった体を動かそう、そして 好きな本を探しに行こう。 そんな週末の朝、 町はお祭りモードで少し盛りあがって いつもと違う雰囲気がする。 風が強く、冷たい 太陽の暖かさが心地よく感じる この前まで暑くて嫌いだった太陽が、 この短い秋の間だけは何よりも好きだ。 道端に落ちてるどんぐり まだ若くて緑色をしている。 わたしだけが、別の時間を生きているような そんな感覚がなんとも変な、 それまた心地よい。

    • 腕の中で

      歩きながら泣いた 着替えながら泣いた また歩きながら泣いた 車で泣いた 運転しながら泣いた 家で泣いた 風呂で泣いた 全部消したくなった デジタルみたいにボタンひとつで消せたら どんなにいいことか 人間だからそうはいかない もうどうでもよかった でも大事な人には申し訳ないと思った 大事な人の中に自分がいることが 申し訳なくなった 逃げたいけど 逃げでも気持ちは変わらない 消すことは出来ない 肉体を終わらせるしかない 終わらせたかった 終わらせる方法がわからなかった

      • 最近

        この前、コーヒーを淹れるのを失敗した。 酸味の少ない豆なのに、酸味が出てしまった。 きのう、おともだち夫婦がうちにやってきた。 ごはんを食べて、いろんな話をした。 みんなちがう、みんなの生き方、悩み、 当たり前だけど沢山あった。 きょう、ごはんを食べて 1人になったら なんだかとても虚しい気持ちになった。 夏に旅に出たことを思い出した。 あの時の胸が踊る感覚を少し思い出した。 いまはそうはなれないけど、 素敵な思い出が時に背中を押してくれることもある。 ずいぶんと身の回

        • Life is a journey

          1週間の旅に出た。 憧れた、恋焦がれた地にようやく辿り着いた。 旅の始まりから終わりまで ずっと周りの人に助けられた。 自分はいつからかとても人に恵まれてることに気づいた。 先生や、友人、職場の人だったり。 旅先で誰かも知らない人にも親切にしてもらえるなんて どこも本当にいい街だった。 旅に出て人生観は変わったか と聞かれた。 正直変わらなかった。 1回大きく変わった人生観が 旅でさらに変わることはなかったけど 素敵な、美しい街や人に刺激を受けた。 時間が無くても、どんな

          天使の空

          18時半 ようやく解放された 見上げた空がとても綺麗だった どんな時も 空がきれいだと思える気持ちは持っておきたいと、いつか思った 今日も気分が落ち込んだまま一日が終わったこととは関係なく 空がきれいだった 水色と白と、夕焼けのオレンジが混ざった 天使が描かれてる絵画のような色味の。 この色の空と、水色とピンクが混ざったような 夕方の空の色が特に好きで 出会えたら嬉しい。 戻りたい思い出の日々。 戻れないけど、見上げた空に飛行機を見ると どうしようもなく、愛しい日々に戻り

          天使の空

          芝刈り担当

          天気が良く、気持ちのいい昼下がりのこと。 約束までの時間を過ごしていたら 「ヤギを見に行こう」  彼は言った。 なんだ、突然 訳も分からないまま、2人で散歩に出かけた。 日差しが暖かくて、風が心地いい。 春らしい天気の中で 河原の道を並んで歩いた。 しばらく歩くと田園風景に変わった。 いた。 ヤギがいた。 そこにいた3頭のヤギは 一帯の芝刈り担当らしい。 柵の範囲は緑の草が何も生えていない。 全部食べてしまったんだろう。 柵の外にはいっぱい草がはえてたものだから む

          芝刈り担当

          Look Both Ways

          いつの時代も どこにいても 何をしても、しなくても 人は愛が必要だと 気づいた、確信した。 1人で何かをやり遂げても 愛には勝らない。 時にはぶつかり 上手くいかないことだって山ほどある それでも その手にある愛を大切に 大切に 見失わないように

          Look Both Ways

          空の住人

          今夜も星が綺麗に、沢山沢山夜空に輝いている 本当に綺麗だ。 誰がどんなに辛かろうが どこで苦しもうが どれだけの不幸があっても 何も関係のないように空はいつも生き生きとしている ''見上げれば奇跡が広がっている'' 好きな言葉だった。 人はいつか死ぬが 身の回りの人 大切な人の死は考え難い なぜだか、一生死なずに生きている気がする 死を経験していないからか 当たり前の存在だからか 死ぬという感覚も、死んだらどうなるかも なにもわからない。 いつ何が起こるかわからない

          空の住人

          夏の夜

          昼間の暑さが嘘のように夜は静かで涼しい 田舎の一番の良さは静かさだと思う うだるような暑さを忘れるほど 気持ちのいい夜 少しそこまでいくだけなのに 夜風にあたって自然の音をきくと 満たされた気分になる 酒が回ってるのか ドラマの見すぎなのか 心地よく、わたしを満たしてくれる 夏の夜が好きだ

          夏の夜

          生きている中でこんな夜を迎えるなんて 今まで思いもしなかった。 つまらない人生を送っていると思っていた。 人との出会いで世界は広がる 本当に広がる。 彼の背に身を委ね海辺で風になった。 変な絵面だったと思う。 風が寒いのに彼の背中から温もりを感じる。 急に距離が近くって少し恥ずかしかった。 彼は2枚上着を用意して私に貸してくれる。 薄着で来ると思って、なんて まるで少女漫画のようだった。 こんな人いるんだと、心から思った。 好きにならないわけがない。 全女子の夢のよ

          人生で一番人柄のいい人に会った 会ったと言っても もう何年も前から知っているけど 今日初めて二人で過ごした 彼の話の全てに感心した 思いやり、優しさ、楽しみ 彼の話すことの全てが温かい 同時に自分の生き様を並べた 彼のようには優しくないし温かい訳でもない 下を見ればいくらでも安心できるかもしれない でも出会うべきは無意識に上にいる人なのかも 見習うべきことがたくさんある 人として大切にしていきたいこと 彼は無意識でそうしている 私と彼は別人だから違って当たり前かもしれな

          どの選択も君の財産

          結婚か、夢か この二択しかないのか、人生。 「人を愛することはもっと尊いことだ」 昨日見たドラマのセリフで言っていた。 人を愛し、家庭を持つこと 個人の夢を叶えること 愛したい人がいて 叶えたい夢があって 欲張りだがそう思える気持ちがあることが 人間らしく、いいと思える。 人生様々な選択はあるが 自ら絞らずとも生きていけると思う。 春の暖かさがそんなきにさせてくれた。 舞い戻る冷え込みと太陽の日差し。 風邪ひかないようにね。

          どの選択も君の財産

          ピンク

          桜が咲いてるって。 あちこちで桜の花、桜の写真 うちの近所はまだなんだよなあ。 もう学生じゃないから3月の終わり、4月の始まりなんて 何も感じないはずだけど なんだか今日はソワソワする。 年が明けるみたいに、新しい予感がする。 なにかしても、なにもできなくても いつもいい心を持ち続けたい。 例え時間が少し無駄になってしまっても 焦らずゆっくりでも 希望も憧れも期待も、いつまでも持ち続けたい。 夢見がちだって、非現実的だって どんな意見があっても わたしの気持ちに素直でいよ

          ピンク

          自作幸福感

          気にもとめずにいたことに気づく時があった 都合のいいように考え方を変えただけとも言える。 幸せとは、舞い込んだりするものだけど 自分でも作れるものだと思う。 私は洋服が好きで好きで でも色々買うと統一できないし 物が増えるし、合わせ方もワンパターンだったり。 好きだから沢山買ってしまうけど 数があると価値も下がるようにふと思った。 着なくなった服はすぐ売りに出して 洋服はそんなに循環するものか? 生きていくためなら数枚で事足りる。 でも好きだとそうもいかなくて。 いいも

          自作幸福感

          揺れる

          ライブ後の夜道が好きだ。 余韻が残る体、光る街。 明日からの日常だなんて なんの憂鬱もなくなるくらい 彼女たちは溢れんばかりの力をくれる。 本当は思い切り声を出して踊りたいけど そうもいかないこのご時世 いつかまた、あの景色に出会えますよう。 まだ心地いい気分の中 帰路につく

          揺れる

          古き良きもの

          お昼すぎに水色の看板の小さなレストランへ。 天気のいい外の明るさと反対に 少し暗い店内 素敵な照明が釣らされていて 絵も数枚飾ってある。 こじんまりとした店内には 中年の夫婦、新聞を読む男性、ガールズトークをする女の子が2人 そしてゴッホ展を前に腹ごしらえをする自分。 ランチはどのメニューも700円 安い。 ハンバーグと白身魚フライ 少しのサラダとスープ、ライスがついたランチを 空腹の私は止まらずほおばった。 美味しい。 なんとも言えない味だった。 名前のつくようなソー

          古き良きもの