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アニメ映画「マインド・ゲーム」

わたしの人生のバイブル、マインド・ゲームという作品について。とにかくすんげ〜いいんだ!言葉にならねえけど伝われ〜〜〜!!!!

マインド・ゲームとは

ちびまる子ちゃんやクレヨンしんちゃんの原画などを手がけた、湯浅政明の長編アニメーション初監督作品。
わたしの一番好きなアニメーターです。
感じたままに描く!みたいな湯浅政明さんならではの自由さが作品ととてもマッチしています。
原作はロビン西の同名の漫画。

 あらすじ
電車に乗っていた西はそこで初恋の女の子みょんと偶然出会う。思わぬ再会を喜び合う2人。彼女は姉と2人で営む焼き鳥屋に西を招待する。しかしちょうどその時、ヤクザが借金の取り立てにやって来た。そして運の悪いことに、西は怒り狂うヤクザによって、ケツに銃を突っ込まれあっけなく死んでしまう。
公開日: 2004年7月28日 (日本)
製作: STUDIO 4℃

見どころ(ネタバレあり)

・死後の世界

死んだ後、どうなるんだろう?ってみんな絶対考えたことあるよなぁ〜
個人的にはマインド・ゲームの死後の世界の表現がビビッときた。子どもの頃想像してたやつ!!!!ってなった。

特におもしろいのが神様の見た目について。コロコロ変わって定まらない。
神様って一人一人の中にいるよね。でも、そのイメージが定まらないからどんどん変わる。もし神様に会ったら本当にこんな感じかも。
あとシンプルにいろんな面白いキャラが出てきて楽しい!わ〜い!

・自己の解放

いろいろあって鯨の中で生活することになるのですが、そこでそれぞれが自分と向き合うことになる。
本当に表現したいことや、これまでの人生について考える。
(ちなみに原作では、自分との対話みたいなものがより丁寧に描かれている気がします。宇宙との繋がりや、自分とは何か、瞑想のようなシーンが多い。)
鯨の中は、自分の中、悩みのループ、殻に閉じこもる、みたいなイメージでした。

自己の解放はこの作品のひとつのテーマだと思う。
特にそれを感じたのは、西、みょん、ヤン、おじいさんの4人で踊るシーン。ここが一番好き。
のびのびと自由に体を動かす4人。カラフルでみているだけでワクワクして、力が湧いてくるような映像が続く。生きる喜びを感じるシーン。

そして、ラストの鯨からの脱出へと繋がる。自分と本気で向き合ったからこそ、外の世界、他者と関わる覚悟ができる。

・過去と未来

鯨からの脱出!!!
本当にここは!とにかく!みて!!!!ほしい!!!!!
今までのこと!!!!全部!!!力にして!!!!!エネルギー!!!!!!!

過去から無限の未来へ。今、生きていることの素晴らしさを思い出させてくれる。
自分も一度死んで、また生まれたような感覚になりました。ありがとう。ありがとう。

最後に

全然うまく言えねえけど、とにかく最高の作品!!!!!!!!伝われ!!!!!!
生きる意味って何だろうとか考え出したらとりあえずこれみる。リアルに年2回くらいみてる気がする。素敵な作品作ってくれてありがとうございます。

加えて、この作品でおもしろいのが伏線回収。冒頭らへんのワンカットが繋がってたりする。全部のシーン、エネルギー爆発してるから初見じゃ気づかねえよ〜〜何回みてもいいね。
ちなみに作中で度々登場するTVキャラクターの「タイムボーイ」に注目しながらみると、より楽しめると思います。

また、原作の漫画も別のエネルギッシュさがあっておすすめです。ラストや細かい設定は異なりますが、原作もアニメも大まかな流れは同じです。どっちからみても問題ないよ〜

最後はわたしの大好きなセリフで!

でもわたし、生きてきちゃいました!
わたしまだこうして泳げる。こうして物掴むこともできる。歩ける。見ることもできる!
楽しくないですか!海はしょっぱいです!ここは臭いデース!
でもそれがうれしーい!
何もしないで寝ていますか?それとも何か感じていますか?
どっちが楽しいですかぁー!

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