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【シールド戦】零龍卍誕環境"徹底攻略"【解説】

(※カードの画像はデュエルマスターズ公式サイトより引用させていただきました)

こんにちは,こんばんは。まっつー(@edge0218)です。ジョルネード1059!!環境に引き続き,零龍卍誕環境の"徹底攻略"記事となります。


(ジョルネード1059!!環境の記事を無料公開とさせていただきました。購入を悩まれている方の参考になれば幸いです。基本的なプレイングに関しては上記記事にまとめてありますので,参考になれば幸いです。)


前回同様,零龍卍誕環境の特徴,各文明・各カードの評価の解説は勿論のこと,まっつー,コヨミ(@koyomigaiji),鬼丸(@ayustat81),しーた(@si_ta)の当日使用したデッキ,デッキに採用されなかったカード,デッキコンセプト,デッキの解説を紹介します!

では早速ですが,以下から有料(500円)となります。
今回もよろしくお願いします!



〇基本編

 環境の特徴

ジョルネード1059!!環境と比較した,零龍卍誕環境の特徴は以下の4点です。

①GRクリーチャーの性質がこれまでと大きく異なる
 ジョルネード1059!!環境まではGRクリーチャーは「能力なし」もしくは「バトルゾーンに出たとき何らかの効果を発揮し,バトルゾーンに残る」ものでした。しかし,零龍卍誕環境のGRクリーチャーはそのクリーチャーを破壊することで効果が発動するものが多いです。その分効果は強力なものが多いですが,バトルゾーンに打点として残りづらいデメリットがあります。

②全体除去カード(以下AOE)の多さ
 ジョルネード1059環境の特徴は"AOEの少なさ"でした。しかし零龍卍誕環境にはAOEが多数存在します。詳細は後述しますが,AOEに注意を払いながらデッキを構築・実際にプレイする必要があります。

③墓地・マナにアクセスするカードが複数枚存在
 メイン・GR共に墓地・マナにアクセスするカードが存在します。これらを活用できる・できないがゲームの勝敗を決める要素となります。

④カード間のシナジーの薄さ
 零龍卍誕環境は"そのカードが持つ純粋なカードパワー"で戦います。Jネードや「バトルゾーンに自分のGRクリーチャーが3体あれば,」等の条件付きで追加効果を得るカードはありますが,零龍卍誕環境のJネードはカードパワーが低く,またGRクリーチャーは破壊して効果を発動させるため,シナジーを意識したデッキ構築・プレイは厳しいです。


 各文明の特徴

零龍卍誕環境における文明のパワーランクは,闇→自然→火→水→光となっております。軸とした色は最低8枚は取るようにし,適切なタイミングで適切なカードを使えるようマナ管理を意識しましょう。


・闇文明
 《零龍》,《絶望と反魂と滅殺の決断》といった1枚で複数のアドバンテージを得ることができるカードのほかに,3種類の複数ハンデスカード,2種類のギガオレガオーラ,Cにはビートダウンの軸となるカードが多数etc...
 今回は闇文明によって成り立っています。

・自然文明
 今回の足回りは自然文明におまかせ。4コスト以下の3種類のオレガオーラが非常に強力。多色ではありますが,《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》,UGCですが《ドンジャングルS7》といったフィニッシャーとなりうるカードが存在します。 

・火文明
 毎度おなじみデッキにスパイスを加えてくれる火文明。ジョルネード1059!!環境ほど除去カードが充実しておりませんが,4種類のSA持ちカードがもう一押し欲しいところを補ってくれます。

・水文明
 ジョルネード1059!!環境で猛威を振るった水文明ですが,今回は控えめ。《マザーブレイン》,《堕悪の覇王 シャークウガ/闇の魔改造》のSR2種と各種S・トリガーが強力。火・光文明の出方と相談し採用カードを決定しよう。

・光文明
 水文明同様控えめ光文明。水文明同様S・トリガーは優秀で,《クリスタント・バーナミア》はズル。


 注目のキーワード

零龍卍誕環境に存在する以下サイクルについて解説します。前述したとおり,零龍卍誕環境はカード間のシナジーが非常に薄いです。そのため,意識するべきサイクルも少ないため,注目のキーワードとして以下キーワードを取り上げます。

・マナドライブ持ちGRクリーチャー
・オレガオーラ
・手札破壊
・墓地・マナにアクセス

・マナドライブ持ちGRクリーチャー
 GRクリーチャーを”呪文のように扱う"必要があります。これまでのような盤面展開をしつつ追加効果を持っているわけではありません。各文明におけるマナドライブ持ちGRクリーチャーは以下12枚。それぞれの文明に2枚づつ存在します。

図1


・オレガオーラ
 1枚で3度以上美味しいギガオレガオーラは勿論のこと,自然文明の4コスト以下のオレガオーラ(《οθ チェスナッツ》・《γγ モンキュウタ》・《ρρ ブロロッコ》),2枚ハンデスの《零星アステル》といった非常に強力なカードが揃っています。
 ギガオレガオーラの6枚はしっかりと効果を確認しておきましょう。

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・手札破壊
 手札破壊能力を持ったカードが非常に多いのが特徴です。闇文明が最強な理由もここから来ています。
 特に下画像の上3枚の,2枚手札破壊できるカードは1枚でゲームを決める力も持っています。

図2


・墓地・マナにアクセス
 前述したとおり,これまであまり触ることができなかった,墓地・マナゾーンにアクセスできるカードが多く収録されています。
 《トムライ 丙-三式》をピック出来た場合は,相手に再利用されたくないカードを確実に選択しましょう。

図3
図4
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 強そうに見えてあまり強くないカード

・《“極限駆雷”ブランド》

画像5

《DROROOON・バックラスター》の亡霊に囚われてははいけません。このカードは《ウォッシャ幾三》,《オケ狭間 寛兵衛》程度のスペックしかありません。勿論1枚で2アドバンテージを稼ぎますので出たら採用を検討するカードなのですが,他の火文明の出方と相談し,そもそも火文明を多く採用するべきなのかの検討をしましょう。


・《CATWAE・ネコボン》,《キグルミ・チュリス》

図5

我々の中で前評判が非常に高かったこの2種類。実際に使ってみると,これらのカード+他のクリーチャーAが盤面に存在し,なおかつクリーチャーAが最初に攻撃し,これらのカードが攻撃し効果を発動させる状況は...非常に限られています。よって調整の段階で徐々に評価を落としていく形となりました。
《CATWAE・ネコボン》は単純に2コスト効果持ちクリーチャーですので,ビートダウンを組む際は採用となるカードですが,効果を発動させることを欲張らないようにしましょう。

 各カードの評価

カードの画像,詳細なテキストは公式ホームページを参照してください。
(https://dm.takaratomy.co.jp/product/dmrp12/#cardlist

今回もレアリティ→文明の順でカード評価を見ていきます。また,最後にまとめてGRクリーチャーの評価を紹介します。
組むアーキタイプによって採用するカードが異なってきますので,自分のアーキタイプに合わせて柔軟に採用するカードを決めましょう。特に,【火闇自然ビートダウン】ならば採用する,それ以外は採用しないカードが数多く存在します。

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 ★★★:出たら絶対に採用。
 ★★☆:自身のアーキタイプに合わせ採用を検討する。
 ★☆☆:色合わせでしょうがなく採用。
 ※C・UCの採用してはいけないカードは書きません。
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〇C(コモン)

《緑知銀 チェンチー》★★★
実質《アクア・サーファー》。色が合わなくても採用しておくことで命を救ってくれます。

《♪シンプルな真古》★★☆
《緑知銀 チェンチー》と似た能力だが,ランダム要素がある分★を一つ落としました。デッキのスロットが余れば採用。

《コマンダー・テクマゲルター》★★☆
水文明の嵩増しに。

《バシャーン a.k.a. 遮断》★★☆
《アクアサーファー》っぽい能力。ランダム要素はありますが,GRクリーチャーのパワーラインが高めなので,S・トリガー枠として採用してOK。

《ハイドロー a.k.a. 飛空》★☆☆
GRクリーチャーが3体並んでいる状況はそもそもかなり優位にゲームを進めている状況ですので,手札が欲しいと思うことがあまりありません。

《シャーロール・ドイル》★★★
S・トリガー持ち除去カードは採用し得。火力が3000まであるのも◎。

《アロガント・アウェイン》★☆☆
《零星セブホール》,《大罪十二宮》を採用したうえでビートダウンを目指す場合は採用。

《死神人形デスフェブラリー》★★☆
ビートダウンなら確定で採用。コントロールにおいても置いておくとけん制になります。

《零星シェダス》★★☆
コントロールのお共に。このカードが破壊されたときのために,《シャーロール・ドイル》や《ρρ ブロロッコ》を使いまわせるようにしておくとベスト。

《零星セブホール》★★☆
デッキが30枚しかないので,デッキ切れによる負けを防ぐために出番は少なめ。

《大罪より生まれし果実》★★☆
痒いところに手が届く一枚。3ターン目に唱えてビートプランや,後半1マナで唱えて確定しているGRを捲りにいくプランの両方に使えます。

《取り替わる取引 オースター》★☆☆
どうしても入れたい火文明のカードがなければいれてもいいかな。なカード。2枚手札を捨てなければならないのは痛い。

《キグルミ・チュリス》★☆☆
前述したとおり。効果が発動する場面は非常に少ない。採用しても1枚。

《“FLG”レフェリー》★★★
何回も言います。S・トリガー持ち除去カードは採用し得。《とっとこガム太郎》との相性◎。

《ワンダラー・チュリス》★★☆
細かいところに手が届く3マナSA。2000除去として使えることも頭の隅に置いておこう。

《ムカムカ連車 ピードド》★☆☆
《増神兵ドコンジョダー》★☆☆
《灼熱の町 アチーチ・タウン》★☆☆
ビートダウンであれば採用を検討。

《島廻の超人》★★☆
緑文明の嵩増しに。

《さいたまねぎ》★★★
3マナ4000マッハファイター。ビートからコントロールまで柔軟にこなします。

《γγ モンキュウタ》★★★
ギガオレガオーラは強い。中盤から終盤にかけてどのタイミングでも活躍するカード。

《ρρ ブロロッコ》★★★
《霞妖精ジャスミン》がランダムに発動する追加能力を持っていると考えると非常に強力なカードであることがわかる。勿論2ターン目に出してビートダウンを仕掛けるプランでも活躍。

《社長 紙工作》★★★
1コスト重くなった代わりに追加能力を得た《青銅の鎧》。ビートダウンでもコントロールでも

《オエイシス・コンテスト》★☆☆
《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》を1ターン止めたり,《零龍》をワンチャン飛ばせたりする。


〇UC(アンコモン)

《音奏 サプラクション》★☆☆
光文明の色合わせ。

《♪我らの正義が後れをとるなどと思うな!》★☆☆
GRクリーチャーを何種類,何枚ピックできたかによるが,出力にブレがあり扱いづらい。

《クリスタント・バーナミア》★★★
言うこと無し。確定ピック。UCなので運が良ければ2枚取れることも。

《お化け屋台 チョアンコ》★☆☆

《諜報員 ツナハッカ》★★★
2枚目の《クリスタント・バーナミア》。

《ネオンプール a.k.a. 夜景》★☆☆
追加効果は強力ですが,単純に使うと5マナ1回GR召喚。コストが重い。これに尽きる。

《凶鬼79号 ジュージュ》★☆☆
S・トリガー持ちブロッカー。殴れます(大事)。

《逆罪 ク窮ローラス》★★★
ギガオレガオーラは強い。

《零星アステル》★★★
2ハンデスは強い。

《零星アンバラン》★★☆
《学校男》。シールド戦はバトルゾーンのクリーチャーの数で戦うので,追加で1体減るのは痛い。しかし《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》を含む大型クリーチャーを除去するカードを取れていない場合は採用せざるを得ない。

《触媒の円卓》★★☆
採用するかはハンデスを何枚ピックできたかによる。2ハンデス能力持ちカードを複数枚ピックできた場合は採用しなくてよし。

《メタッピー・チュリス》★★☆
《TOTUGEKI・スパパム》★★☆
ビートダウンを目指す場合は採用しよう。

《CATWAE・ネコポン》★★☆
前述したとおり。追加能力を過信しないように。

《轟怒プレスユー》★★☆
除去カードは沢山取っておいて損なし。

《メッチャ映えタタキ》★★★
S・トリガー&除去能力持ちカードは採ろう(n回目)。

《スカラベヤ》★★★
S・トリガー&除去能力持ちカードは採ろう(n回目)。

《とことこガム太郎》★★★
12000の壁を作りつつGR召喚できるので入れといて損なしなカード。《”FLG”レフェリー》との相性◎。ワンチャンマッハファイター能力も使えるかもしれません。

《ζχ ビュープレ》★☆☆
疑似侵略持ちオレガオーラだが,オレガオーラが非常に強力な零龍卍誕環境においてはカードパワー低め。ギガオレガオーラではないので注意。

《τξ タウテムン》★★☆
ビートダウン最強のフィニッシャー。《ΦΦΝ ユリアンラウド》をピックできた場合はこのカードと共にビートダウンを目指そう。

《οθ チェスナッツ》★★★
ブースト&マナ回収。+2000も馬鹿にできない。

《忍者フロシキくん》★★★
条件付きだが確定除去。採っておいて損なし。


〇R(レア)

《奇石 バリアン/背理の振り子鎌》★★☆
相手の攻撃を2回止めるやつ。色合わせとして採用しておいて損なし。

《審絆の勇み 陽彩》★☆☆
《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》と相打ちを取れるパワーの高さは魅力的。自分の6コスト以下のクリーチャーにブロッカーを与える代わりに攻撃できなくなる能力の強さが場合によるので,評価は低め。

《音奏 バグバイブス》★☆☆
《音奏タケブーエ》にすら劣るスペック。攻撃できないのはつらい。

《奇石 オリオン》☆☆☆
《オリオティス・ジャッジ》が強いのは,マナコスト以上だから。シールド戦はコスト踏み倒しが無いので活躍する場面はありません。

《イルフィン・ザ・シルバー/メラメラ・チェイン》★★★
上はおまけですが,下の除去能力が強力。ビートダウンを仕掛けられて増えた手札をコストに相手のクリーチャーを破壊しよう。

《*/弐幻キューギョドリ/*》★★★
S・トリガー持ちのギガオレガオーラ。強い。

《ドンドン吹雪くナウ》★★☆
デッキに闇と光を採用した場合は採用しよう。

《九番目の旧王》★★★
ほぼ《デーモン・ハンド》に全体3000マイナス。最強。

《大罪十二宮》★☆☆
闇の色合わせに。

《チョウハツ・チュリス/ロンゲスト・ウェイ》★★☆
上はおまけ。下の除去が強力。

《“KNG”メガヒット》★★★
火文明三種の神器その1。
単純にSA・Wブレイカーだけで強い。3つ目の効果はおまけ。

《ハヨダイス・フレア》★★★
除去カード+S・トリガー能力カードはピックしといて損なし。

《CLIMAX-ARMOR!》★★★
火文明三種の神器その2,《*/弐幻キューギョドリ/*》と同じ。2面増えるS・トリガー。

《スピナッチ・パンツァー/スピナー・ブル》★☆☆
マッハファイターを持っていれば...

《ブルックス・ザ・シルバー/ザババン・ライト》★☆☆
下の2ドローは悪くないが,面が増えないのが傷。

《グリーンデイ・ベアーコ》★★☆
GRクリーチャーのパワーが高いものが多いので,過信しすぎるのはだめ。


〇VR(ベリーレア)

《不朽音奏 トロンベルト》★★☆
火抜き4Cコントロールの中盤から終盤までを支えるカード。このカードが出て,火があまり強くなければ,火抜き4Cコントロールを目指すことを検討しよう。

《煌銀河最終形態 ギラングレイル》★☆☆
ピックすることができたGRカードの枚数・種類によるが,基本的にコストが重すぎて,途中でハンデスされる,そもそもマナに置くことがほとんど。このカードに頼る構築は危険。

《極幻球 ウォボル・ダ》★★☆
最大2回GRしつつパワードブレイカーを与える能力が強い。選ばれなくなる能力はおまけ。

《凶鬼01号 ドケイダイモス/アレックス・ギアーズ》★★★
何回も使える《ロスト・ソウル》。色も最強。下の除去S・トリガー能力も非常に強力。

《アドレック・ワークマン/バイス・スクラッパー》★★★
色が強い。上はおまけだが,下の除去S・トリガー能力が強力。

《帝神龍装 ティーゾリス》★☆☆
pig2回発動は幻想。

《骸魔宮 ドクロガリヤ》★★★
最大2回GRしつつパワードブレイカーを与え,除去とハンデス。零龍卍誕環境の闇文明強すぎませんか。

《モクモク蒸気キカン帝王》★★☆
ビートダウンを目指す際は採用したい。強力なフィニッシャーとなりうる。

《バンオク・ロック》★★★
マナに置いておくだけで4マナ余ったらマナからGR召喚できるカード。最終的にはこのカードがTブレイカーになりリーサルまで持ち込む。

《ΦΦΝ ユリアンラウド》★★☆
ビートダウンの強力なフィニッシャー。《γγ モンキュウタ》→《τξ タウテムン》+このカードの黄金パターンが決まると一気にリーサルに近づく。


〇SR(スーパーレア)

《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》★☆☆
下の能力を使うことはない。上もフリーズであれば★★★であったが...。無理に採用するカードではない。

《煌銀河の弓 ラルクメシア》★★☆
火抜き4Cコントロールの強力なフィニッシャー。書いていることは全部強いが,零龍卍誕環境の光文明が弱いことを考えるとこの評価。

《神楯と天門と正義の決断》★☆☆
なぜS・トリガーを持っていないのか

《堕悪の覇王 シャークウガ/闇の魔改造》★★★
上も下も文句なしの性能。《グリーンデイ・ベアーコ》と同様に零龍卍誕環境はGRのパワーラインが高いので下の能力に過度な期待はできないが,上の能力が非常に強力なので採用すべし。

《マザーブレイン》★★☆
めちゃくちゃ重くなった《Code:1059》。火抜き4Cコントロールのフィニッシャーとして使おう。呪文で選ばれないブロッカーは場持ち◎。

《トンカチ・シュモック》★☆☆
エクストラターンなんて取れません。単純に1回GR召喚できるカードとして使いましょう。

《絶望と反魂と滅殺の決断》★★★
強い。強すぎる。強すぎて和田毅になっちゃうわね。

《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》★★★
火文明三種の神器その3,生きている《MANGANO-CASTLE!》。下の効果は《クリスタント・バーナミア》によるカウンターリーサルを防げることは覚えておこう。

《“極限駆雷”ブランド》★★☆
前述した通り。ビートダウンを目指すのであれば必須。それ以外の場合は要検討。

《ダンゴ武者》★★★
零龍卍誕環境の自然文明・オレガオーラが非常に強力な点を踏まえてこの評価。フィニッシャーにピッタリ。


〇MR・UGC(マスターレア・UGC)

《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》★★★
一旦バトルゾーンに出たらとにかく退かない&無限にリソースを稼ぎ続けるカード。自分がこのカードをピック出来なかった場合は,相手が8マナになる前に決着をつけるビートプランか,ハンデスで墓地に送り込むプランを取ろう。《ヨミジ 丁-二式》で墓地から再度出てきてしまうゲームは諦め。

《滅亡の起源 零無》/《零龍》★★★
出たらラッキー,4種類のアドバンテージを稼ぐことができるカード。零龍卍誕を無理に狙う必要はないが,最低限1枚でも卍誕の条件を達成することができるカードを入れておこう。ワールドブレイカーはすごい。

《時の法皇 ミラダンテXII》★☆☆
《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》と一緒にピックできる奇跡が起きれば採用。

《龍の極限 ドギラゴールデン》★★★
《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》を無条件&確定で除去できるカード。極限ファイナル革命なんて飾り。

《キング・ザ・スロットン7/7777777》☆☆☆
零龍卍誕環境はGRクリーチャーさえコストがばらけているので✕。

《ドンジャングルS7》★★★
このカードから《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》が出てきた日には泣いて帰りましょう。

《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》☆☆☆
10コストは重すぎて出番がないので,色合わせにするにも✕。

《威牙の幻ハンゾウ》★★★
なぜ限定プールでシノビの存在におびえなければならないのか... 過去殿堂入りしていたカードは強い。

《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》★★★
殿堂カードは強い(2回目)。SA&墓地回収,色も文句なしの性能。

《撃髄医 スパイナー》★★★
GRクリーチャーを3体も殺さないでくれ...


〇GRクリーチャー
 零龍卍誕環境は遂に「出て欲しくない,ピックしたときのデメリットが大きすぎるGRクリーチャー」が存在します。詳しく見ていきましょう。

《The ジョギラゴン・アバレガン》
今回の問題児その1。相手のクリーチャーを攻撃することできない and 攻撃するときに自分のシールドが減ってしまうのが残念。MRはこのカードではなく《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》が出て欲しいところ。

《ヘルエグリゴリ-零式》
単純にパワー8000,Wブレイカーと考えればOK。破壊能力もマナドライブ持ちGRクリーチャーを使いまわせると考えれば問題なし。強力。

《アカカゲ・レッドシャドウ》
バニラ。つよくなった《バッチリ・バッチー》。

《キング・ジャックポットン》
破壊時効果を使うタイミングは状況を見極めて。パワー4000という打点の高さが◎。

《静止 TB-30》
破壊時効果が活躍することはあまりない。

《防羅の意志 ベンリーニ》
1ドローが付いた《ホーリーメール》。強い。

《ホエル・デージェ》
今回の問題児その2。このカードにRの枠を取られるのも許せない。せめてクリーチャーを攻撃できるようにしてくれ...

《ヨミジ 丁-二式》
何回も使いまわせる《インフェルノゲート》。破壊された重量級クリーチャーや,ギガオレガオーラを再利用しよう。

《ウォルナIV》
零龍卍誕環境の確定除去はこのカードと《龍の極限 ドギラゴールデン》だけ。非常に強力です。

《パッチネーター》
バニラ。

《サザン・エー》
可愛くなった《天啓CX-20》。

《カット 丙-二式》
《解体人形ジェニー》は強い。相手のフィニッシャーを抜いていきましょう。

《ゴルドンゴルドー》
パワー6000まで破壊できるのはすごすぎる。強い。

《クリスマIII》
マナブースト&マナ回収。優秀。

《ボボボ三坊主》
後のプラン立てが容易になる優秀なカード。どの順番で戻したのかは忘れないようにしよう。

《超衛の意志 エイキャ》
シールドセイバーが活躍してくれることがあるかもしれない。

《シャンデレラ・ボーイ》
このカードの効果を使うために積極的に攻撃することはやっちゃだめ。状況に応じて。

《トムライ 丙-三式》
相手に再利用されたくないカードを山札の下に送り込もう。

《バルバルバルチュー》
第3にして最大の問題児。なぜこのカードはマナドライブ&破壊時効果持ちではなかったのか...。このカードが出たらビートダウンを目指すことを最大限意識しよう。

《ポテトI》
オレガオーラを付けるとパワー+3000。一気に打点が上がります。


〇実践編

 目指すアーキタイプ

以上を踏まえた上て,以下から実践編です。

75枚のカードの中からビートダウンかコントロール,もしくはグッドスタッフ。どのアーキタイプを目指すかを決定します。MR・SR・VR・Rによってデッキのアーキタイプが決まり,それをUC・Cで支えていく形となります。

零龍卍誕環境は最終的に以下3つのアーキタイプを目指していく形になります。

今回も実際のデッキ例を「4名が当日15パックから導いた答え」の章にて紹介します!

〇【火闇自然ビートダウン】
 《死神人形 デスフェブラリー》や《ρρ ブロロッコ》,《CATWAE・ネコポン》からスタートし,火文明三種の神器やオレガオーラによる盤面展開,墓地利用を駆使しリーサルまで持っていく。《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》をピック出来た場合は,水文明の各種S・トリガーカードと一緒に採用しよう。
 また,《バルバルバルチュー》をピックしてしまった場合は突然の盾減少によるプラン崩壊を防ぐために,このアーキタイプを目指さざるを得ないことが多い。

〇【火闇自然t水コントロール】
 《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》が出たが,ビートダウン向けのカードが少ないもしくはR以上でコントロール向きのカードが多数出た場合はこれ。手札と盤面をコントロールしつつ,《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》でフィニッシュを狙う。

〇【火抜き4Cコントロール】
 《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》が無く,以下2パターンのどれかに当てはまる場合はこのアーキタイプ。光・水文明はS・トリガーに強力なものが多いので,豊富なS・トリガーで相手のビートダウンを受け切ろう。
 ①火・闇・自然文明のビートダウン向きのカードが少ない(火文明の3種の神器が1枚もない,3コスト以下のクリーチャー・オレガオーラの枚数)。
 ②光・水文明のSR・VRが複数枚ピックできた。


 零龍卍誕環境ならではのプレイング

これまでに書いてきた通り,前回までの環境と大きく性質が異なります。強力なカードを引けた,GRクリーチャーで外れを引かなかった。で優勝できるか決まってしまう感は否めませんが,トライガードフィニッシュはできるよう,以下3点を心がけましょう。

①ピックしたGRクリーチャーの枚数,効果,順番を正確に把握する。
 零龍卍誕環境のGRクリーチャーは何回も出てきます。プールによっては枚数が少ないことが多いです(GRクリーチャーは4枚。という状況が起こりえます)。あたりまえのことですが,自身のGRゾーンには細心の注意を払いましょう。特に《バルバルバルチュー》には要注意。


②AOE
 特に気を付けたいのは以下の3枚。《クリスタント・バーナミア》で実質2ターンエクストラターンを取られないよう,GRクリーチャーのパワーをオレガオーラで上げておきましょう。

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③《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》
 このカードは大会に参加している半分のプレイヤーが持っています。自身のプールによっては除去が困難なこともあります。《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》を出して勝つか,出される前に勝つか,除去して勝つか。プレインングだけでなく,デッキ構築の段階から意識しておかなければなりません。


 4名が当日導き出した答え

では最後に答え合わせです!皆さんの中で「ここは自分だったらこうするなぁ」という点を見つけてください!

①しーた(予選5-0,本選2位)

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〇デッキ方針:【火闇自然ビートダウン】

〇デッキ解説
 【火闇自然ビートダウン】の理想形ともいえる構築。ギリギリまで押し込んだ後で,《絶望と反魂と滅殺の決断》&《ヨミジ 丁-二式》で押し切るプランで破竹の勢いで勝ち進みました。
 決勝戦は2パンしたら2枚ともS・トリガーを踏んでしまい,カウンターされて惜しくも敗北。


②まっつー(予選3-2)

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〇デッキ方針:【火抜き4Cコントロール】

〇デッキ解説
 闇文明の複数枚ハンデス無し,自然文明の4コスト以下オレガオーラ無し,火文明三種の神器も無しといった絶望的なプールを掴んでしまいました...。辛うじてGRクリーチャーに外れが無かったのでなんとか勝ち越してフィニッシュ。
 《不朽音奏 トロンベルト》と《マザーブレイン》をフィニッシャーに据えた【火抜き4Cコントロール】を目指すも,GRクリーチャーを破壊するべきか,しないべきかの選択を間違え1敗。
 正直な話,零龍卍誕環境は火自然闇のアーキタイプが1強だと考えていたため,【火抜き4Cコントロール】は練習不足でした。現に自分たちが参加したCSの優勝は【火抜き4Cコントロール】でした。


③コヨミ(予選3-2)

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〇デッキ方針:【火闇自然コントロール】

〇デッキ解説
 本来であれば《堕悪の覇王 シャークウガ/闇の魔改造》,《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》をメインに据えたコントロールを目指したいところでしたが,《バルバルバルチュー》が出てしまいました...。
 実際のゲームでもクリティカルな場面で《バルバルバルチュー》が出てしまい負け。しかし,4-1はできるポテンシャルはありましたので,プレイミスはなかったかどうか等反省が必要。


④鬼丸(予選:ヒミツ♡)

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〇デッキ方針:【火闇自然ビートダウン】

〇デッキ解説
 ビートダウンを目指すも相手のS・トリガーを踏むタイミングがかみ合わず惨敗。ビートダウンなのに《τξ タウテムン》を採用していないミスも見受けられました。


最後に

零龍卍誕環境はGRクリーチャーに”出て欲しくない”カードが存在する初めての環境でした。また,GRクリーチャーを呪文のように扱う必要があり,非常にプレイングが要求される環境です。これまでのようにはいかないかと思いますが,この記事が前回同様シールド戦参加の手助けになっていれば幸いです!
ではまた!

デュエル・マスターズ、ワンピースカードゲーム。プレイヤーや大会運営の話。