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[ヨーロッパからSDGs]雨水と雑草を循環的利用する

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イギリスの庭には「雨水を溜めるタンク」と雑草や落ち葉を発酵させ肥やしを作る「コンポストビン(compost bin)」と呼ばれるゴミ箱が置いてあることが多い。安価で買えるこの二つがあれば庭で簡単に循環システムができる。

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刈った芝を肥やしの黒いプラスチック製のゴミ箱compost binに入れ、水を加え蓋をしておくと熱と湿気で分解され、夏場は6週間くらいで真っ黒な肥料ができる。それを冬場に樹木の肥料として土に混ぜる。

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今年のイギリスの春は雨が多く、強風に何度も襲われ低温なので樹木の生長が遅くしばらく庭いじりはしていなかったが、久しぶりに芝刈りをしたので刈った芝をcompost binに入れた。

芝生は水分を含んでいるので水を加えてやる必要もなく、乾燥した落ち葉や木の枝などに比べて細かいしやわらかいので分解が早く肥料にするのに最適だ。

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雨水は屋根から雨水を集めタンクに溜まる。(写真 下) 
タンクの下には蛇口がついているのでじょうろに注いで庭の水撒きに使う。夏の乾季にはこのタンクが空になるので水道水を使うが、それ以外の季節はこの水で十分だ。

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compost binと雨水用のタンクはどのホームセンターでもそれぞれ4000から5000円くらいで売っているが、compost binはドラム缶を再利用したり木材で大きな箱を作れば上等なcompost binになる。中に雑草や落ち葉を入れていき水を加えて蓋をしておけば自然に分解され真っ黒な肥料ができる。(写真 下)


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