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「左右盲」というコトバ、知っていますか?

小学生のころ、1年に1回実施される視力検査が苦手でした。
見えないからではなく、
マークのどっちが開いているかを
「右(みぎ)」「左(ひだり)」で答えるのが難しかったからです。


「え?どういうこと?」と思った方は
「左右盲」ではないでしょう。

これに共感した方は
「左右盲」かもしれないです。


「左右盲」というのは、
左右のとっさの判断がしづらい人のことをいいます。

頭では理解しているんです。でも「パッ」との判断が難しいのです。

なんだか病名みたいですけど
病気や発達障害では無く、とくに治療法もありません。

きっとみんな、年を重ねるごとに
「右」「左」を判断するコツを身につけていったり
時間をかけて覚えていくのだと思います。

英語名だと「Left and Right Confusion」
直訳すると「左右混乱」

私はこっちの言い方のほうがしっくりきました。


そうです。わたしはこの「左右盲」で、
オトナになった現在は不便に感じることは
ほとんどなくなりましたが、
子どもの頃は困ったこともありました。

実は私自身、「左右盲」という言葉を知ったのは
ここ1〜2年のことです。
この存在を知り、昔から苦手だったことの理由がわかった気がして
色々と腑におち、気が楽になりました。

私と同じように「左右」が分かりづらいことで
モヤモヤしている、
モヤモヤしていたことがある、という方にこの記事が届いたら嬉しいですし、

「左右盲」の存在を知らない、「左右盲」ではない方に
この存在を知ってもらい、少しでも理解してもらえるきっかけになったら
より嬉しいです。

私の「左右盲」エピソード

とっさの「右」「左」の判断はさせないで!

子どもの頃、
車を運転している父に
助手席で地図係をしていた母が
「そこ左ね」と言って、
父が平然と右に曲がる。
ということがよくありました。

その出来事が起きるたびに
母は「もうっ!なんでいつも逆行くの?!」
と父にキツく言っていました。

今思えば父もきっと「左右盲」ですね。

わたしはイライラしている母に対して
「そんなにイラつくこと?」
「とっさに言われたって皆わからないよ。」
と思っていました。

視力検査を口頭で答えられない

冒頭の視力検査の話のつづきですが
口頭で「右」「左」を伝えると
間違えたり、時間がかったりしてしまうので
指で刺して「コッチ」と答えていました。

高学年になってくると
「コッチ」が恥ずかしくなり、
お箸を持つ手の方だから「右」だ
と考えてから答えるようになりました。

でもこれだと答えるまでに時間がかかるから、
「見えづらいなら無理して答えないで!」
と注意されたりして、
(違うっ!)って心の中で言ってました。


ダンスも苦手

鏡を見て踊っている時は、先生のマネをすれば良いから
結構動けるんですけど、
鏡を見ないで踊るってなった途端、アタマが真っ白。

ダンスが苦手なのと、
"「左右」の認識が弱い" ことが関係しているとは
思っていなかったのですが、
「左右盲」について調べていると
そういう記事を結構見つけたので、
なんか関係があるのでしょうね。

私の場合、「左右感覚」以外にも原因がありそうですけど。。。


本当に気をつけなきゃいけない、車の運転!

ズバリ!
私の場合、しばらく運転していないと
アクセルとブレーキがどっちがどっちか
わからなくなります!

これを書いている今、
あまり自信ないけど、一般的な利き足側である
「右」がアクセルだよね?と言う感じ。
(Googleで調べて右であることを確認しました^^;)

とっさに使うことが多い
ウィンカーとワイパーはよく間違えます。

自動車の教習中、
何度ワイパーを発動させたことか。

教官が書く教習ノートのコメントに
「左右の判断がにぶめ!」
と書かれたことは印象的でした 笑

楽器が弾けない

そういえば、幼稚園の頃に
ピアノを習っていたんですけど
両手弾きになった途端
頭が混乱して、指が動かなくなりました。

円形脱毛症を作るくらいの大混乱でした。

ギターも苦手です。

「さあ、練習するぞ」と、かまえたら
ヘッドとボディの向きを間違えていたり、

弦を押さえてる左手と
ストロークしてる右手が混乱して、
急に弦を押さえている左手をストロークさせたり
変な動きをしてしまうことがあります。

ギターは「練習あるのみ!」と言われますが
"そういう問題じゃないかもしれない!"っていうくらい
アタマが混乱してる気がします。

あ、
でも、
記事を書いている今
気づきましたが

「左右盲」と思われる
わたしの父は

ピアノもギターも弾けます!笑

めちゃめちゃ練習熱心な人だから
「左右盲」の壁を突破したのかもしれません。


「左右盲」は改善できます!

私の父も楽器を弾けているように、
左右の感覚は訓練することで身について行くことを実感しています。

そんな研究結果もあるみたいです。
(具体的な引用ができず、すみません。)

「左右盲」は防げるかもしれません!

子どもの頃に「左利き」から「右利き」に矯正された人に
「左右盲」が多いという記事もよく見かけます。

実際に、父も私もそのタイプです。
なんだかとても関係がありそうな気がします!

なので、無理に直させなくてもいいのではないでしょうか。

そうすることで「左右盲」になることを防げるかもしれません。


長くなりましたが、ここまで読んでいただき
ありがとうございます。
「左右盲」のこと、少しでも知っていただけたでしょうか。


なにかお気づきのことなどあれば
お気軽にコメントでお声かけください^^


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