素材を探すより早い！試行錯誤を超時短。Illustratorで、エンボス/立方体/魔法陣/ ダイヤモンドを一瞬で描画するスクリプト

2024年7月8日 09:14

デザインって、最初からイメージ通りに行くことは少ないと思います。

つまり試行錯誤をすることが多い。
でも、試行錯誤って時間を取られますよね。

「こんなイメージどうだろう？」と思って手作業であしらいを処理したり、素材を検索して持ってきたりしても、一発で理想の形にならないことがほとんどです。

試行錯誤があってデザインがブラッシュアップされていくのはあるとして、一方で仕事には納期があるので少しでも早く仕上げたい。

ということは、試行錯誤の時間を縮めれば生産性を上げる要因の一つになる。

ということで今回は、手動で作ったらなかなか骨の折れる、エンボスっぽい処理や、立方体風の処理、魔法陣やダイヤモンドを一瞬で描画するIllustratorのスクリプト『Emboss&MagicCircle&DiamondGenerator』のご紹介。

スクリプトの挙動はこんな感じ

選択オブジェクトをベースオブジェクトとし、それらのアンカーポイントをつなぐパスを描画することで複雑な幾何学模様やパターンを簡単に作成できます。

何も選択していない状態でスクリプトを実行すると、ベースオブジェクトそ
のものを描画することもできます。

正円、正多角形（三角形から24角形まで）、星型、ひし形など、様々な基本図形を簡単に作成できます。さらに、各図形のサイズや角度も自由に調整可能です。

ツールを切り替える必要も、マウスでドラッグする必要もないので、単純な図形がほしいだけの時も、サッと描画できちゃいます。

平面的なデザインに立体感を出したい時、通常は複数の手順を踏む必要がありますよね。アピアランスとかでもできちゃいますが、慣れないと結構設定がややこしかったり、部分的な色設定などはしずらかったり。
でも、このスクリプトなら、ボタン一つで擬似的なエンボス効果をパスの描画で適用できるんです。

立方体や3D風のオブジェクトを作る時、Illustrator効果の3Dなどで作る方法もありますが、配色や調整が面倒だったりします。ちょっとした3D風なら通常のパスのほうが扱いやすいこともある。でも作るのはちょっと手間。そんなときにこのスクリプトで一発で描画できます。

ジュエリーデザインや、キラキラしたエフェクトを作りたい時に重宝するのがこの機能。複雑な形状のダイヤモンドや宝石のイラストも、スクリプト一発で作成できます。
カラーグループを適用できるので、ブリリアントカットのダイヤモンドも一瞬で配色できます。

ファンタジー系のデザインや、神秘的な雰囲気を出したい時に使える「魔法陣風」デザイン生成機能もサッと作れちゃいます。
複雑な幾何学模様も、色んなパターンの中から思い通りのデザインが完成します。

オブジェクトの塗りや線の色を、白、黒、なし、スウォッチ等でから選べます。
また、追加描画したオブジェクトの塗りにはカラーグループが適用できます。
これにより、複雑な幾何学模様やダイヤモンドに一瞬で配色でき、大きく時短になります。

不透明度やグラフィックスタイルの適用もできます。

1つのカラーグループに20のスウォッチ、全部で1480色のスウォッチをすぐに使えるようになります。
ただしCMYKなのでweb用等で使う際は適宜調整して下さい。

複雑な幾何学的形状を持つロゴの作成にも役立つのがこのスクリプト。
基本図形を組み合わせ、アンカーポイント接続機能を使用することで、独創的なロゴを簡単に作成できます。

女性向けのデザインなど、高級感を演出したいシーンで重宝します。
ダイヤモンドや幾何学模様の囲みで、ちょっと立地な雰囲気に。

アンカーポイント接続機能を使用することで、複雑な繰り返しパターンを簡単に作成できます。テキスタイルデザインや背景デザインに最適です。

斜投影図や立方体風の処理は、インフォグラフィックスにでてくるグラフなどにも利用できます。

とまあ、デザインの様々なシーンで活躍するスクリプトです。
デザイナーからイラストレーターの方まで、Illustratorユーザーの時短の一助になること間違いなしのスクリプト。

ぜひぜひご活用ください。

こちらのスクリプトは有料です。
BOOTHよりご購入いただけます。

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