![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146918901/rectangle_large_type_2_b1d343e10a8ac7e73e5a87fdf161859b.png?width=800)
DNSSECとは?
DNSSECは、Domain Name System Security Extensionsの略で、DNSのセキュリティを強化するための拡張仕様です。主な特徴は以下の通りです:
DNSデータに電子署名を追加し、データの信頼性と完全性を保証します。
公開鍵暗号方式を使用して、DNSレコードの認証を行います。
DNSキャッシュポイズニングやDNSスプーフィングなどの攻撃を防ぎます。
ドメイン名とIPアドレスの対応関係が正しいことを確認できます。
ルートゾーンから個々のドメインまで、信頼の連鎖(チェーン)を構築します。
新しいDNSレコードタイプ(DNSKEY、RRSIG、DS、NSEC/NSEC3など)を導入しています。
データの機密性は提供しません(暗号化はしない)。
既存のDNSシステムと互換性があります。
DNSSECを導入することで、DNSの応答が改ざんされていないことを確認でき、インターネットの信頼性と安全性が向上します。ただし、実装には複雑さが伴い、管理負荷が増加する可能性があります。
プロバイダーによって対応非対応がある
Cloudflare - DNSSECを完全にサポートしており、簡単に有効化できます。
Google Public DNS - DNSSECの検証をサポートしています。
Quad9 - DNSSECを標準で有効化しています。
OpenDNS - DNSSECをサポートしています。
Amazon Route 53 - DNSSECの署名と検証をサポートしています。
UltraDNS - DNSSECをサポートしています。
easyDNS - DNSSECをサポートしており、自動化された設定オプションがあります。
Akamai Edge DNS - DNSSECをサポートしています。
Oracle Cloud DNS - DNSSECをサポートしています。
Alibaba Cloud DNS - DNSSECをサポートしています。
上記のプロバイダーはDNSSECを実装しており、より安全なDNS解決を提供します。ただし、具体的な設定方法や機能は各プロバイダーによって異なる場合があるので、詳細は各サービスのドキュメントを確認することをお勧めします。
ちなみにxserverでは対応しておりません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?