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DNSSECとは?

DNSSECは、Domain Name System Security Extensionsの略で、DNSのセキュリティを強化するための拡張仕様です。主な特徴は以下の通りです:


  1. DNSデータに電子署名を追加し、データの信頼性と完全性を保証します。

  2. 公開鍵暗号方式を使用して、DNSレコードの認証を行います。

  3. DNSキャッシュポイズニングやDNSスプーフィングなどの攻撃を防ぎます。

  4. ドメイン名とIPアドレスの対応関係が正しいことを確認できます。

  5. ルートゾーンから個々のドメインまで、信頼の連鎖(チェーン)を構築します。

  6. 新しいDNSレコードタイプ(DNSKEY、RRSIG、DS、NSEC/NSEC3など)を導入しています。

  7. データの機密性は提供しません(暗号化はしない)。

  8. 既存のDNSシステムと互換性があります。


DNSSECを導入することで、DNSの応答が改ざんされていないことを確認でき、インターネットの信頼性と安全性が向上します。ただし、実装には複雑さが伴い、管理負荷が増加する可能性があります。

プロバイダーによって対応非対応がある


  1. Cloudflare - DNSSECを完全にサポートしており、簡単に有効化できます。

  2. Google Public DNS - DNSSECの検証をサポートしています。

  3. Quad9 - DNSSECを標準で有効化しています。

  4. OpenDNS - DNSSECをサポートしています。

  5. Amazon Route 53 - DNSSECの署名と検証をサポートしています。

  6. UltraDNS - DNSSECをサポートしています。

  7. easyDNS - DNSSECをサポートしており、自動化された設定オプションがあります。

  8. Akamai Edge DNS - DNSSECをサポートしています。

  9. Oracle Cloud DNS - DNSSECをサポートしています。

  10. Alibaba Cloud DNS - DNSSECをサポートしています。


上記のプロバイダーはDNSSECを実装しており、より安全なDNS解決を提供します。ただし、具体的な設定方法や機能は各プロバイダーによって異なる場合があるので、詳細は各サービスのドキュメントを確認することをお勧めします。

ちなみにxserverでは対応しておりません。


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