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心に体がついていけない

 数日前、浜松に日帰りで行ってきた。
 というのも、いぬじゅん先生のデビュー10周年記念のトークショーに呼んでいただけたからで、長いお付き合いのあるいぬじゅん先生のお祝いに!とうきうきと浜松に乗り込んだ。
 浜松は今回で四回目。行くたびに浜松は素敵な場所だなと思う。そんなに観光はしてないのだけれど。そんなにというか一度もしてないな。ただとにかく、お会いするかたみんながやさしくてあたたかい。そしていぬじゅんさんのファンの方もまたいぬじゅんさんのお人柄もあり、本当にやさしい。
 今回も、おまけのわたしにみなさまとても優しくしてくださり、本を買ってくださったり話しかけてくださったり、感謝ばかりの1日でした。本当にありがとうございました。アイラブ浜松。
 人前に出ることが苦手なのだけれど、いぬじゅんさんのおかげでなんとかこうにか話せました。壇上にいると視線が!視線が!ということで終始目が泳いでいたのだけれど(たまにちらっとお客様を見てはひい!となっていた)、その度にいぬじゅんさん凄すぎるなと改めて思うなど。

 そんな充実した1日を過ごして、体調を崩しましたとさ。
 もちろん浜松はめちゃくちゃ楽しかった。普段昼前後に起きるわたしが朝早く起きたことで帰りの新幹線は睡魔に襲われていたけれども、楽しかったなあとしみじみ思いながら布団に入るくらいたのしかった。
 問題はわたしの出不精によるものだ。
 浜松に行く二週間ほど前から、ちまちまと予定があった。といっても別に早起きするような予定ではなく(わたしにしては10時に起きることが早いかどうかと言われればはやいのが)1日潰れるようなものでもなく、歯医者や美容院やネイルや友だちとランチとか。珍しく週にいくつもの予定が入っていて、若干最近なんの予定もない日がないな(※週に二回以上は空いている)、とは思っていたのだが。
 それだけ!それだけなのに!なんなら先週末とか家でぐうぐう寝ていたのに!
 浜松から帰宅して、寝て、次の日は仕事もせずに休憩した。元気だった。休息は取れたはず!にも関わらず、月曜日に喉の痛みと体のだるさでなにもできず、念のため体温を測ったところ微熱。一応風邪薬を飲み寝たところ、夜まで目覚めずトータルで二十時間ほど寝た。寝過ぎて体がだるいくらい寝た。薬の副作用もあるかもしれないけれど、とにかく寝た。
 その甲斐あってか今現在はそれなりに元気だが(若干喉は痛い)、なんだか本当にわたしはこのままでいいのかと不安を覚える。
 思い返せば去年も一度体を壊した。そのときは発熱だけで、さすがにインフルだったら死ぬ……コロナだったら対処のしようがないけれど、インフルなら病院に行かねばならん、と焦った。幸いコロナではなく、熱も夜には引いていたのでインフルでもなかったのでほっとした。
 それも振り返ってみれば疲れによるものだったなと。ちょうど映画の告知前で、東京に行ったりなんやかんやと気が落ち着かない時期でもあった。ライブも行ってた。
 ……出不精拗らせると一週間に三つ以上予定があると体調を崩すらしい。
 生きにくくて仕方ないのだが。
 数年前まで社会人として平日よる遅くまで働いていて、なんなら土曜日も出勤していたにも関わらず、ちょくちょくお酒を飲んで過ごしていた頃のわたしが元気だったのは、若さゆえか。当時風邪を引いた記憶は一度しかない。誕生日にたくさんの薬をもらって「誕生日プレゼントだ……」と思った。
 今再び社会人生活したら毎月二度は寝込みそうなんだが。
 こんな自由すぎる毎日で、数日予定が続くだけでなんで疲労を感じなければいけないのか。
 体力が落ちているということもありえるけれど、実際、今の方が筋トレもして体重も平均値なのでそんなはずはなかろう。

 じゃあどうすれば健康体になれるのかといえば、毎日ちゃんと生きるに尽きるんだろうな。夜に寝て朝に起きて適度に人と会って話をして……。
 難易度が高い。
 わたしおうちでごろごろしていたい。
 漫画読んでごろごろしていたい。
 気持ちはどこでもどこまででも遊びに出かけたいところだけれども。出不精だけどひとと遊びたいと思うし、誘われればうきうきひゃっほいと出て行くけれども。
 ちなみに今現在、熱はないが喉がひりひりしている。体はすこぶる元気なのだが、痛みが地味にイライラするので内科に行ってトローチとやらをもらいたい。あと体調が悪くなると目が痛むのはなんでですかね。

 ちなみに未だかつてインフルにかかったのは一度しかない。高校の時で、ゴールデンウィーク前で、友だちとスケートに行く約束をしていたために根性で治そうとしていたが、学校で六時間目の前にダウンした。今思えば迷惑。申し訳ない。もちろんスケートも行けなかった。
 ただ机に伏せってたとき、友だちに「けだるそうな姿がイケメンでいい」と言われたことだけははっきりと覚えている。

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