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始まりの、前に、思う事

始まりにおもうこと、それはいつも楽観的であると思う。高校に入る時、部活に入る時、アルバイトを始める時、大学に入る時、留学に行く時。「どうにかなるっしょ」と意外とそこに恐れはない。
でも私の場合、始まる前が1番大変なのだと最近気づいてしまった。何かが始まる前、いつも一筋縄ではいかなくて悲しくなる。昔から目をつぶると目の裏にコマ割りがすごく細かくて濃い鉛筆でびっちりかかれた漫画が浮かぶ事がある。きっと書いた手の裏は、真っ黒に違いない。それが見えた時は、心がごちゃごちゃな時だ。どうしようどうしようの気持ちと悲しい気持ちが混ざっている時。
大学生になる前、アルバイトの応募をした。もう何屋に応募したのかも忘れたけど、大学進学が決まり周りの友達も始めたのを同時に応募したのだった。周りがあれよあれよと決まっていく中、私は3つにあれよあれよと落ちた。「ガーン...なんで?」素直に落ち込んだ。自分としては、こんな真面目に働きそうなやつとらんで、誰とるねんというもはや怒りと、人間として疾患でもあるのか...という本気の心配をした。結局めげずに受けた4つめのカフェに受かり、今もなお続けている。今思えば、きっと3つに落ちた理由なんて大した事ないのだろうが、私にトラウマを植え付けた事は確かだ。怒
それ以来、面接事は嫌な予感がする。一筋縄ではいかない予感がする。その一筋縄ではいかない渦中、私は安心を求める。その先を早く知りたがるのだ。だから占いも信じるし、一筋縄ではいかないけどどうにかなる☆という自分人生パターンというのも作った。そうすれば、ちょっとは安心できるからだ。
でもきっと、じゃあ今度は一筋縄でいくようにしよう!と準備する方が賢いんだろうな、と時々我に帰る。それが簡単にできないところが自分の中にどこかある。この間はラジオから流れる「いろいろ苦労するから毎年咲く桜も綺麗だと思うんですよ」という言葉になんだか自分を重ねていた。恥ずかしい (笑) 確かに、一筋縄ではいかなかった故の始まりであるから、始まりの時は楽観的なのかもしれないとも思う。気持ちがさっぱりしているのだろう。でもやっぱり一筋縄でいきたいよなぁ.....と思いつつ渦中な今現在は1日1日過ぎてゆく。

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