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「ウェブトゥーンの教科書」始めます-目次

マンガ編集者をはじめてウン十年、最近は3年ほどWebtoon(*)の編集をしたベテラン編集者、世に言うヒット作もいくつか関わらせてもらった。

ここ数年は、横マンガで培ったノウハウを活かしながらWebtoonを編集する機会にも恵まれた。

残る編集人生を、これから始まるであろうWebtoonの大爆発の前に出来る限りに形に残し、これからWebtoonを編集する方たちに残していきたいと思い、協力者も得てnoteに「ウェブトゥーンの教科書」をまとめていきたい。

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記事をまとめたマガジンはこちら。

ウェブトゥーンの教科書 目次(予定)

(0)はじめに

(1)Webtoonの定義
・縦スクロール、オールカラー、スマホに最適化
・マンガ好きのコアな読者ではなく、ライトユーザー対象

(2)まず原作ありき
・企画から作るケースもあるが成功例はコミカライズ中心
・ウェブノベル、ライトノベルが原作
・面白い原作は取り合い、原作が枯渇しつつある

(3)ネームがキモ
・縦マンガも横マンガも、ネームが漫画の設計図であり最重要
・先へ先へ読ませる工夫、引きの重要性
・ノベルがそのまま使えることは少ない。どこを使うか、構成をどうするかがポイント。
・再構成に関して原作者の了解を取る必要

(4)線画も人気を左右する
・丸まっちいキャラより頭身高めのカッコいいキャラが人気
・キャラクターデザインを別に依頼することもある

(5)着彩、背景、仕上げはチームで
・多くの作品はチームで仕上げられている
・専門のスタジオも多数ある
・お城や王宮は手に負えないので3Dソフトを使う

(6)周辺事情
・巨大プラットホームは、エンジニアを抱えているが、作品制作チームを持っているとは限らない
・PFに作品を供給する編集プロダクション
・作画を担当するスタジオ
・リクープラインの設定、高騰する制作費
・MGとR/S、先払いと利益配分
・大量生産、大量消費のサイクル
・クオリティよりも読みやすさ

(7)Webtoonはスタートが大事
・Webtoonスタート時の話数
・勝負は一瞬
・生き残りのポイント

(8)横マンガとの違い
・作品というより商品を作っている
・1人の天才に頼らず、多人数による分業(職人)
・アート志向よりビジネス志向

追加:
(9)Webtoon1話の制作費
・MAXこれくらい?
・相場は?
・日本と海外、お金の考え方の違い

目次は書き始める前に仮に置いたため、書きながら変更したり、途中で横道にそれたりなどすると思います。ご了承ください。


*: マガジンとシリーズのタイトルでは「ウェブトゥーン」と記し、それ以外の記事中の表記をWebtoonで統一します。

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