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エディアース~作成現場のウラ話~
#エピソード3 :デッサンとクロッキー
第3回目は前回に引き続き、
私がなぜこれほどイラストやアートに対して
こだわりを持つぐらい大好きになったのか
今回は美術大学編をお送りします。
18歳の春
無事大学に進学した私は
新天地で期待と不安を抱きつつ、
キャンパスライフをスタートさせました。
![](https://assets.st-note.com/img/1701872785701-FEiKWJTVWU.jpg?width=800)
大学のガイダンスも終わり、
本格的に授業が始まった、
ある朝のことでした。
意気揚々と元気よく
教室のドアを開けたその瞬間、
『何やってる!早くドアを締めろ!!』
と、いきなり教授の怒号が
私めがけて飛んできました。
![](https://assets.st-note.com/img/1701875205449-EpZZg3Tq5F.jpg?width=800)
訳が分からないまま急ぎドアを閉め、教室の奥に進むと、
ナントなんと!
教室の真ん中に見知らぬ女性が
一糸まとわぬ姿で立っているではありませんか。
それはいわゆる『裸婦デッサン』。
実技の講義だったんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1701871451541-LOzNJbL5YG.jpg?width=800)
恥ずかしながら、まだ女性を知らなかったその頃の私は、
その実技時間中、悶々としてほぼ前を向くことが出来ず、
まともに描けなかったのを覚えています。
その講義名は…”素描実技1”
と書かれていただけでした…(笑)
線描写
美術の授業で、
『デッサン』と『クロッキー』の
言葉だけは耳にした方も多いと思いますが、
少し解説すると、
面をつなげ、時間をかけて
よりリアルな質感や立体感(かたまり)を
表現するデッサンに対し、(面描写とも言われます。)
クロッキーは短時間に線で
本質を捉える表現力を鍛えます。
(こちらは線描写とも言われます。)
![](https://assets.st-note.com/img/1701871611095-56jDQiGInn.jpg?width=800)
体の線がやわらかい裸婦は
クロッキーには欠かせないモチーフです。
鉛筆をすべらせながら、
線の強弱で輪郭を的確にとらえつつ、
骨格や筋肉、皮膚の質感を端的に
表現していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1701872118704-oPr1FwugmD.jpg?width=800)
質感の表現が幾分うまくなってはいるものの、
粗さも見え隠れ…
デッサンの場合、
消しゴムは光を描く(白を入れる)
作業であるのに対し、
クロッキーには、
消しゴムはあまり使いません。
すべて感性と指先の
一発勝負で練習します。
とにかく数をこなし、
経験値をあげることが上達の近道です。
話を戻します。
美大あるある
私が通っていた学校は
とりわけ女子の方が多く、
![](https://assets.st-note.com/img/1701872982932-KSZJ78OKJ4.jpg?width=800)
同年代の女の子と女性の裸を見つめる
異様な光景が広がっていたわけですが…
しかし、”慣れ”というものは怖いもので、
何回も同じことを繰り返し、
それが当たり前になってくると
最初の感情が薄れ、
事実、目の前に全裸の女性が立っていても
絵を描く対象物としてしか見えなくなってしまうのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1701872514664-8vXjrTvrCq.jpg?width=800)
これ、美大生あるあるだと思います。
この時はそれが当たり前なことだと
思っていましたが…
でも、今更になって、あの環境をいかして、
もっとたくさん描いておけばよかったなと思う今日この頃です。
毎日が驚きと発見の連続で、
希望しかないと思った
学生生活の始まりでしたが…
この後、私の人生を180度大きく変えてしまうほどの
予期せぬ大波乱が待ち受けていました…
と、まだまだお伝えしたいことはあるのですが、
今回はここまで。続きは次のエピソードでお伝えしたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1701873217051-5mECxDdVN9.jpg?width=800)
いかがでしたか?
私とエディアースの挑戦はまだまだ道半ばですが、
少しでも絵の世界の魅力がお届けできたなら最高です。
今回の話についてや、こういったことを聞きたいなど、
良かったら、皆さんのご意見やご簡素をお寄せください。
ではまた、次のエピソードもお楽しみ下さい。
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