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帰国子女として、海外での経験を活かした学校選択を

Edu.torチューターとしてご活躍中のMATSUDAさんに、お話を伺いました。


子供には、違いを超えて他者を尊重して欲しい


チューターになったきっかけは?

ちょうど上海から本帰国したタイミングでEdu.torのFacebook投稿をみました。私自身、駐在中に子供の教育で悩んだ経験があり、ノウハウを提供し役に立ちたいという思いがありました。

ご家庭の教育方針を教えてください

2人の女の子がいます。2人とも上海でインターに通っていたので、友達や先生との違いを当たり前に受け入れ、自分らしく過ごすことを学んでいました。英語は今後、人との繋がりや生活のツールになりますが、言語よりも、出身・肌の色・考え方の違いを楽しみ、差別をしないで生きていって欲しいと考えています。

上海のインターには様々なバックグラウンドの子がいました


日本の学習は、継続が大切


海外在住時、日本の学習はどのようにしていましたか?

日本の教育に戻るのが前提であるならば、やはり、継続は大切です。通信教育を使ったり、漢字検定を受けさせたり、最低限やらなくてはいけないことを決め、コツコツと続けました。

小学校4年生くらいまでが日本語の学習の基礎だと言われます。上の子が小学校2年の時に渡航し、3年生まで日英のバイリンガル教育を受けました。4年生からはインターに切り替え、英語を始めるのが遅かったことを考慮して、学習に専念できるようにと塾へは通わせませんでした。

海外で学校を選ぶ際に苦労したことを教えてください

日本語教育を続ける、年長の子供を学校に通わせる、などを条件に上海で学校を探しました。学校ホームページがなかったり、実際に学校を見学できなかったりと苦労しましたが、電話での印象などを頼りに決めました。

知人には、同じ会社の駐在員同士で相談した方や、情報サイトを利用した方もいます。

親子の信頼関係を築くことも教育の大切な要素ですね

帰国後の教育は、情報収集をして選択肢を考える


帰国後、松田さんのお子さんは、それぞれ共学の私立校とアメリカ系のインターに通われています。国内私立とインターの違いはありますか?

私立は、国際生もいるけれど、日本の指導要領に沿った教科型の学習をします。インターでは、学際的で自由度の高い学びをしていると感じます。

一度インターを選んでしまうと、日本の教育に戻る機会がなかなかありません。日本人としてのアイデンティティを育むことも考えると、日本の教育という選択肢もあると思います。ただ、私の子供のように、日本の学校に通わずに渡航し小学生で帰国となると、日本の学校に馴染めないという心配もありました。まずはインターで学び、中学受験をして、インターでない環境でも学べる習慣をつけることを考えています。

帰国時、松田さんの上のお子さんは、帰国子女枠で中学受験をされました。当時の経験について教えてください

帰国子女枠には、帰国後の年数や、海外で通った学校の種類など、条件があります。また学校にもより、受験教科も異なります。日本で教育を受けた子と同じ4教科や2教科のこともあれば、英語のみの枠もあります。ただし英語試験だけで受験できることは少ないため、早めに情報収集を始めることが大切です。また、赴任の時期は計画通りにならないこともありますので、変更時の選択肢を考えたりすると良いと思います。

私の子供は、コロナのため実際に日本で受験することができなかったため、上海からオンラインで受験しました。編入試験の日程が限られているので、試験日までは公立の学校に通うことにもなりかねません。海外滞在中に塾に通っていれば先生から情報が入ることもありますが、海外在住者で受験を考える方は、情報収集が何よりの鍵だと思います。

学校選びは偏差値だけではなく、子どもの個性に合っているかが大切

同じような経験をした人から話を聞けるチューター制度


最後に、個別相談検討中の方へ、メッセージをお願いします

海外渡航や帰国の時期、子どもの年齢によって、悩みも課題も違います。自分と同じ状況に人を見つけるのは大変です。チューターのように、参考になるアドバイスをくれる人が身近にいると、解決策が増えると思います。

Edu.torでは、ご相談をお待ちしております!

今回インタビューしたチューターのプロフィールはこちら

https://edutor-tutor.com/tutors/1

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