「自分はなんて幸せ者なんだ」

「自分はなんて幸せ者なんだ」と思う事がある。
思うようにする事もある。

映像脚本を書いてラジオ番組を作る。
ここ1年は、この2つを主な軸として生活している。好きな事をしているけどそれが辛くなって不安が押しかけてくる時、好きな事して生きてる自分はなんて幸せ者なんだと言い聞かせる。

でも今日は違って、自発的に思った。心の底から

昼過ぎに珈琲館に行って、涼しい中でホットコーヒーを飲みながら今書いてる脚本を進めた。
最初に奇妙礼太郎の音楽を再生して音量を最弱にしてから、あとの選曲はApple musicに任せる事にした。

途中タバコ休憩の時に携帯をみると記憶のない再生履歴がずらっと並んでいた。周りの音と集中している状況でほとんど聴いていない音楽たちは決して邪魔はしていない。

気を取り直して、書き進めて何とか目処がたった。

脚本が書き終わった時、達成感よりも寂しさを感じる。ずっと手元と頭の中を支配していたものがなくなってしまった喪失感が自分を悲しませる。

だけど今はありがたい事にこの先書く脚本が何個かあって、準備を進めているラジオ番組も何本かある。

「自分はなんて幸せものなんだ」

好きなものを失って感じた喪失感を好きなもので取り戻す。


パソコンを閉じてイヤホンの音量をあげると曽我部恵一の「夜王子と月の姫」が流れ始めた。
初めて聴く曲だったけど、今日の自分のエンディングみたいでとっても良かった。好きな曲がまた増えた。

まだ今日全然終わってないけど。

ここからの予定はロケハンと会議が2つ。
全部好きなことをやるための予定。

何度だって言いたい。

「曽我部さん最高!」

銀杏のカバーだった。

色々間違えた。

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