桜が散った日の日記

桜見なきゃ!って思って近所の桜の名所を調べてカレンダーに「散歩🌸」って予定を入れた。
感情の出力と散歩のきっかけなんて前後不覚の方がいいのに。

前日、ウキウキしながらラジオを聴いて布団に入って、ふと明日の天気を調べたら豪雨だった。

仕方なく午前中から新宿で「夜明けのすべて」を観て、カレーを食べて帰ってきた。

夜に自分の制作の会議があった。小1時間の会議が終わったあと、自分の号令で人が時間を消化してる事が不安になって散歩に出た。
これぞ散歩じゃんって思いながら家を出たら思ったより寒くてアウターの前止めたりパーカーのフード被ったりしたけどやっぱりまだ寒かった。

いつもの公園に着くと今日観る予定だったさくらが散っていた。ところどころ葉桜になっていたけど、街灯に照らされずに咲いた桜は満開だと思う事にした。公園の真ん中に立つと風が吹いてきて、地面に散った桜が一歳に自分めがけて吹いてくる。その桜が周りの人の声にみえてきて、もう少し頑張らなきゃと思ったけどその意気込みも一瞬で寒さに打ち消されて自販機に向かう。
途中、前を歩く形になった女の人が電話するフリして早足になるのがわかった。

電子マネーが使える自販機には冷たい飲み物しか売ってなかった。だいどーさんよ、春の夜の寒さを舐めないで欲しい。

コーヒー買えなかったから身を縮める事で寒さを凌いでいたら、男女2人組が自分を横目に公園を抜けていった。自分のせいで1組の告白のタイミングを逃させたかもしれないなと申し訳なく思った。

結局不安は消えなくて、制作が終わった時に真正面からみんなにお礼が言えるようにするを目標にする事にした。

今日は火曜日でこのあと好きなラジオが2つもある。どんだけ悩んでも、いい感じに眠りにつけるからとことん悩もうと思う。

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