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桂枝之進と"YOSE"

こんにちは、Z落語です。

・Z世代とは、95〜10年生まれの世代。    世界の人口では、一番多くのトラフィックを占める世代となっています。

・一方でZ落語は、約400年前から続く落語を、Z世代の視点で再定義、発信するプロジェクトです。

今回は、メンバーのリレー企画「私とYOSE"」
桂枝之進編です。
12月19日(土)20日(日)に渋谷100BANCHで開かれるZ落語初のイベント"YOSE"に向けて、メンバーそれぞれが自分にとっての"YOSE"とはどこなのか、想い想いに綴りました。

私と"YOSE"と言われると、文字通りと言えば文字通りにやはり落語家としてのホームグラウンド、大阪の"寄席"天満天神繁昌亭が頭に浮かぶ。
小学生の頃から憧れて、16歳で初舞台を踏んだ舞台。
芸歴2〜3年目の頃は若手の楽屋仕事でほぼ毎日通っていて、2畳ほどしかない若手控え室で芸歴の近い者同士ひしめき合っていた。
みんな仕事といえば寄席の楽屋番かアルバイトしかない毎日で、若手同士でご飯を食べに行くのは体裁を気にして寄席からかなり離れたところまで歩いて行った。
最近は出番の時だけ通うようになり回数は減ったが、落語家としての源泉地なだけあっていつ行っても圧倒的なホーム感がある。

コロナが猛威を奮い出した2020年3月、エンターテイメント業界はいち早く自粛ムードとなり、現に繁昌亭も4ヶ月に渡り幕を閉じ続けた。
最近ソフトオープンという形で再開したが、前まであった何かが欠けてしまったような感覚がある。
「居なかった」というだけで、薄れてしまうのはなぜだろう?
「会っている」というだけで、安心するのはなぜだろう?
もうこれまでのように大人数で集まることが出来ないかもしれない。
コロナ禍で頭をよぎった。
今まで当たり前だったそれは、もしかしたら尊い時間だったのかもしれない。
そう思うと、何か焦りのようなものを感じた。

今後、オンラインとオフラインは二極化の一途を辿ると思う。
O2Oがトレンドに上がり、あらゆる機能はシームレスに融合されてゆく。
しかしながら、融合出来ない感情がある限り、オフラインの価値も無くならない。
こんなご時世だからこそ改めて「場」が持つ可能性を見つけに行かないか?
Z落語"YOSE"の着想はそんな気持ちから生まれた。

企画書のイントロダクションには、こう書いてある。
「2120年12月、年の瀬も押し迫り慌しくもどこか人肌寂しいこの季節にシブタニシティでパーティーが開かれた。
なんでもクラシックなDJ SETを楽しみながら近頃流行りの落語が聴けるらしい。
いつの時代も変わらないものってなんだ?
落語クリエイティブチームZ落語が贈る新しいカルチャーのご提案です。」

こんなにも人と人が繋がる意味を考える時間は、後にも先にもきっとない。
歯車が狂った一年の終わり、みんなで集まりましょう。

「"YOSE"#01 by Z落語-東京」

2020年12月19日(土)
18:30オープン21:30クローズ

2020年12月20日(日)
16:00オープン19:00クローズ

会場:渋谷100BANCH
(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目27−1)

料金:前売り¥2,000-当日¥2,500-
※定員35名
(前売り券が定員数に達した場合当日券の販売なし)

出演:桂枝之進(落語二席)
※客演時間は19日(土)19:30〜20:30/20日(日)17:00〜18:00を予定。

ゲストDJ:beti(19日)、WAKON(20日)、momox(20日)

※ チケットの購入はこちら:

19日(土)公演分→
https://1219yose01.peatix.com

20日(日)公演分→
https://1220yose01.peatix.com


※本公演は新型コロナウイルス対策予防対策に講じて実施いたします。
ご来場されるお客様に関してましては、緊急連絡先の提出や、受付時の検温・消毒などご協力お願いいたします。

※本公演は実施後アフタームービーやレポートの公開を予定しております。
その際お客様が映る可能性がありますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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Z落語 Member
桂枝之進 (落語家)
速水駿 (アートディレクター)
大久保空 (カメラマン)
佐藤隆世 (エンジニア)

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