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学年ビリだった専門学生が、電験3種に合格して学んだこと

経験談です。実際にやった勉強方法も書きますので、これから電験3種を受けようと持っている方の参考になればと思います。


私の実績

少し前になるのですが、受験の実績です。
・2014年(H26):惨敗 (←心折れて、2015年はもういいや状態になる。)
 (~仕事に行き詰まる。~)
・2016年(H28):理論、電力、法規に合格 
・2017年(H29):機械に合格

2014年で一度受験してみましたが、全科目惨敗・・・。当時は、やっぱり自分には無理なのかなとか、「まぁ、ちゃんと勉強してなかったからね」とか言い訳をして忘れることにしました。


再始動のきっかけ

2016年頃になって、本業の仕事に行き詰まりを感じていました。誰も答えの分からない業務課題に対処していました。
時を同じくして、期首目標を決める上司との面談の場で、「君、電気科だったんでしょ?電験3種に挑戦してよ」の一言で、再挑戦が始まります。内心、(えぇ・・・またやるの?)でしたが、サラリーマンとして少しは期待に応えないとな、といった感じでスタートしました。


勉強方法

過去問10年分を3周しました。全ての過去問で90点以上取れるようにしました。逆にこれしかやってないです。
実際に使った過去問題集は、電気書院さんの問題集です。ぶ厚いですが、解説がとても分かり易いです。


勉強時間

2016年、既に社会人で勉強時間も取れるか不安だったので、試験日の半年ほど前から開始しました。

・理論(3月~5月)
・電力(6月~7月)
・法規(8月)
・試験直前(9月)理論、電力の復習
平均すると、平日2~3時間、休日4時間(※)

といった計画で、あわよくば3科目取れれば良いね、ぐらいのざっくりしたものでした。機械の科目は広すぎ!知識無し!だったので捨てました。今思えば良い選択でした。(多分、4科目全て勉強していたら、どれも中途半端になっていたと思います。)
(※)勿論、平日2時間なんていきなり出来る訳ないです。最初は30分くらいで、徐々に勉強時間が増えていきました。

なんで長時間、勉強できたの?

一言で言ってしまうと、電験の問題が楽しかったから。こう書くと変態みたいですが、仕事で答えの無い課題に向かっていた私にとって、理路整然とした解が存在する問題を解く事はパズルの様な、ある意味、遊びに近かったかも知れません。あるいは、仕事からの逃避だったかも知れません。

2017年はさらっと書きます

機械もかなりのボリュームがありますので、受験の半年前(3月~)から始めました。勉強方法も勉強時間も変わらず、継続しました。


で、結局、タイトルの学んだことって何?

現在は情報系に転勤し、電験の知識自体はほとんど使って無いです。
しかし、学生時代は学年ビリの成績だった私でも継続すれば、難関試験でも突破出来る、というマインドを獲得できました。私にとって、それが財産かなと今になって思います。
現在はどうかというと、先月、基本情報処理技術者に合格し、今は応用情報に挑戦中です。文章もうまくなりたい。


最後に本紹介

ここまで読んでくれた方の中にも、「いやでも、俺にはできねぇよ」って思う方もいると思います。
そこで、この記事を書くきっかけにもなった本を、最後に紹介します。電験3種を振り返って感じた、マインドシフトがずばり本に集約され、共感できます。つい自分を否定しがち、これから何かに挑戦する方の支えになってくれるはずです。

以上です。皆様の何かの役に立てば幸いです。

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