【CL2024京都22位】大会振り返り(デッキ解説あり/リザードンex/ミュウVMAX)
はじめまして、主に秋葉原でポケカをしているえだです。
＊まずは軽く自己紹介＊
ポケカを初めて買ったのは2年前のVMAXクライマックス。レックウザVMAXが当たり、フルイラストのカードかっこいい✨って思ったのがポケカを始めるきっかけでした。
Cレギュが落ちてスターバースが発売された段階から対戦を始め、現在まで公式大会やフリー対戦をメインに楽しくポケカを続けてきました。
今回、CL2024京都大会でマスターリーグ22位と自己最高成績を更新しましたので、その記念に大会の備忘録を残したいと思い、note初投稿です。
【大会前日】
最後に参加したCLは4月の宮城で、その時は6連勝からの3連敗でDay1突破ならず。大型大会の過去最高成績ではありましたが、目の前でDay2を逃して悔しい思いをしました。
今回こそはDay2に行くという思いで前日入りし、夜は同じホテルに泊まった友人と練習していました。
【Day1】
朝はバッチリ目覚め、ホテルで朝食を済ませて友人とタクシーで会場へ。
コロナ対策が緩和されたことでサイドイベントや催し物もあり、前回の宮城以上に活気を感じました。
裸なのにマフラー着けるんだね(小声)
-Day1使用デッキ
エヴォリューション型リザードンを使いました。
デッキ選択の理由はデッキパワー×安定感を高いレベルで実現できるため。
あとリザードンが好きなので単純に使いたかったです笑
リザードンexの強さは大きく以下の3点です。
①高HPで相手の攻撃を耐えられる
②相手がサイドを取る毎にどんどん火力が上がる
③進化するだけでエネルギーが付けられる
中盤〜終盤にかけて一気にサイドを取っていく能力が高く、序盤に出遅れても捲り能力が非常に高い点が大きな魅力です。
またエヴォ型はビーダルの手札補充やペパー等の確定サーチによる動きの再現性が高い点、雪道×手札干渉に強い点も高評価ポイントです。
以下、構築で特徴的なカードをピックアップして採用・不採用理由を記します。
多くの構築で共通している部分に関しては割愛しますので、ご容赦ください。
採用カード
・リザード2枚(151収録、HP100)
ベンチで月光手裏剣を耐えられるHP100のリザードを採用しました。
特性フレアヴェールや2エネで70ダメージ出せるリザードも強いですが、ベンチ狙撃でサイドを複数取りされる方を嫌いました。
あと意識外でしたが、リザードンメタでミミッキュを入れた構築と3回当たりました。いずれもつりざおで戻して再利用、を繰り返されてキツかったですがリザードのだいもんじのおかげで乗り越えました。こんなにだいもんじを使うと思わなかった、、
・エンテイV
ミラーやミライドン対面において序盤のアタッカーとして優秀かつ封印石の貼り先として採用。
ミラーではエンテイVで最初にサイドを1枚取っても返しで取られづらく、かつリザードンを立てずに殴れるため非常に強いです。
ミライドン対面でも相手が4体以上展開してくればサイド2枚のアタッカー(ライコウVやライチュウV)を取れますし、サンダーを出さないとミライドンで取れないため要求を上げることができます。
無理にネオラントVを出さなくても封印石を貼れる点も高評価。
・かがやくリザードン
最近抜いている構築を見ますが、最小1エネで250ダメージを出しつつサイドを1枚しか取られないポケモンは普通に強いです。
ピジョット型だと感覚が違うのかもしれませんが、僕のデッキでは必須枠です。
・エネルギー転送
抜くか迷いましたが、後攻1ターン目にエヴォリューションを使える確率を可能な限り上げたかったため、ペパーでサーチできるエネルギーとして採用。
CLのような長期戦ではデッキパワーを確保しつつ、事故らないデッキ作りが肝心です。
・デヴォリューション
直前まで正義のグローブを入れていました。
どちらもミラーを意識したカードですが、ピジョット型リザードンのシェア率が高いと予想し、より刺さりやすいデヴォリューションに変更しました。
これをケアした構築も出てくるだろうとは思いましたが、完全にケアできる人はめちゃくちゃ上手くて簡単に勝てる相手じゃないので負けても仕方ないと割り切り。実際に乗り越えられた相手には負けました。
・ボスの指令(3枚目)
ミラーやギラティナ対面ではベンチを呼び出してサイドを取らずにダメージを稼ぎたい場面が多いため3枚目を採用。
それ以外にも3枚目を採用したことで最終盤面でボスを引けて勝ちという試合が何度もあったため非常に価値がある3枚目でした。
・炎エネルギー7枚、ジェットエネルギー2枚
直前まで8:1の配分でしたが、ビーダルやかがやくリザードンを下げられずに苦しくなる場面が多かったため炎エネルギー1枚をジェットエネルギーに変えました。
後攻1ターン目にエヴォリューションを使える確率を下げないために入れ替え系のグッズではなくジェットエネルギーを採用。
不採用カード
・マナフィ
HP100のリザードを採用していることもあり、月光手裏剣は許容範囲と考え不採用。
先攻2ターン目にリザードをバトル場に呼びつつベンチのヒトカゲを一緒に取るという最強ムーブをできるような人にはそもそも勝てないため、これについてはケアの対象外です。
後攻2ターン目には高確率でリザードンを立てられるため、その後に月光手裏剣されても大きな影響はなく、終盤は盤面の作り方で可能な限りケアします。
サーナイト対面では正直欲しいですが、元々不利対面ですしシェア率的に9回戦中1度当たるかどうかなので完全に切りました。当たっても比較的初動の事故率が高いデッキのため運勝ちの可能性も十分にあり、1枠使うほどではないと判断しました。
マナフィのようなメタカードはデッキパワーも安定感も下げるカードなので、極力採用しなくて済むようなデッキ構築とプレイングをします。
・げんきのハチマキ
サイド1枚取られた返しにギラティナVやミライドンを倒せる点は魅力ですが、ギラティナ対面はボスで呼んでギラティナV2体を先殴りできれば問題なく、ミライドンも有利対面でほとんど負けたことがなかったため、そこまで意識しなくて良いと考えて不採用。
デッキ選択や構築において、個人的にはパワーが元々高いデッキの安定感を高めることが高い勝率を出すために必要なことだと考えています。
常に70~80点の動きをできるようにデッキを作ることで、毎回100点の回答を出しきれない相手に勝つことができます。
-当日のマッチアップ
1 エヴォリザ⭕️
2 ギラカイナ ⭕️
3 ピジョリザ ⭕️
4 ピジョリザ❌
5 雪道ミュウ ⭕️
6 ピジョリザ ❌
7 サーナイト ⭕️
8 ギラティナ ⭕️
9 暁ロスト ⭕️
7勝2敗69位でDay2へ
ザ・環境といったマッチアップでした。
Tier1のリザードン4回、ギラティナ2回にTier2~3の暁ロスト、雪道ミュウ、サーナイト1回ずつ。ずっと苦しいDay1で、ほとんどの試合が時間ギリギリでした。両負けが無かったこと、対戦相手の方々に感謝しています。
特に最後の2戦はどちらが解決札を引くかの勝負で2日間通じても、今大会1番の山場でした。
-Day1を終えて
最後の方は疲労で頭がボーッとする中、気力を振り絞って戦っていました。
4-2になった時点で正直心が折れかけていましたが、LINEやTwitterで応援してくれた方々のおかげで魂の3連勝、目標のDay1突破を果たしました。
心より感謝申し上げます。
ホテルに戻った後はDay2で使うデッキの最終調整に入りました。
、、、がここで事件発生。
バトルVIPパスを4枚入れる予定がDay2用のデッキに入れていたのはまさかのプロキシ。
Day1のデッキには2枚しか入れていなかったため2枚足りない！！！
カードショップは既に閉まっている時間だったため、一瞬頭が真っ白になりましたが、同じホテルに泊まっていた友人のデッキにバトルVIPパスが入っていたことを思い出して急いで連絡。
快くカードを譲ってくれ、Day2に向けて鼓舞してくれました。
彼がいなければ僕の22位はありませんでした。
その後、Discordでチームメイトにアドバイスを貰いながらDay2の60枚を決め、スリーブを入れ替えて寝ることに。
しかしながら一日フルで頭を使っていたからか、あくびは出て身体は寝ようとしているのに頭が冴えてあまり眠れないまま翌朝を迎えました。
【Day2】
憧れだったQUALIFIERの札を首から下げて会場へ。
Day1を勝ち残った強者でもDay2はボコボコ、というのはよく聞く話なのでどれくらい強い人たちがいるのだろうと不安もありましたが、何故か勝つ気満々でした。
-Day2使用デッキ
雪道アギルダー入りミュウ
ポケカを始めて以来、ミュウはずっと使っておりEレギュが使える最後のCLはミュウで締めくくると決めていました。
「じゃあなんでDay1で使わないの？」
って話になると思いますが、Day1はTier1のリザードンと当たる確率が非常に高く、明らかに不利なミュウを使う勇気はありませんでした。
ですが、Day2ではDay1で多いリザードンを倒した人たちが上がってくるだろうし、リザードンを使う人もそれを分かっているため使用率は下がると考えていました。
実際の数字はちゃんと見ていないため分かりませんが、体感的には間違っていなかったと思います。
ミュウでEレギュを納めたいという思いもあったため、Day2に残ることができて本当に良かった。
とはいえ不利なリザードンの使用率が上位になることは目に見えているため、
「リザードン以外の対面に強い雪道ミュウ」×「リザードンに強いアギルダー」
というコンセプトでデッキ選択をしました。
デッキリストはシティの優勝構築を参考に自分風にアレンジしたものです。
正直に言うと採用枚数などは感覚で、数日前にデッキを組んで何回か1人回しをしただけです。
とはいえ約2年間の蓄積があったため、なんとかなると考えていました。
-当日のマッチアップ
1 赤ロスト ⭕️
2 インテウーラ ⭕️
3 アルギラ ❌
4 ギラティナ(ネジキ入り) ⭕️
5 暁ロスト ⭕️
4勝1敗
得意としている対面が多かったのは運が良かったです。
ロスト対面は何が飛んでくるか分からないですが、とにかく手札干渉しながらダメージをサイコジャンプで受け流す。これの繰り返しでサイドを進めていきます。
どのデッキにもドラピオンVが入っていた時代を乗り越えたので、今のロストに簡単には負けません笑
やや不利なアルギラに対しては欲張ったプレイやミスがあり、手札干渉後に解決札を揃えられて負けました。
その方は5連勝でトーナメントまで勝ち上がっていたので気持ち的に救われました。
-最終結果
Day1 7勝2敗、Day2 4勝1敗でトータル11勝3敗の22位でした。
初めはDay2に上がってミュウを使い納めることが目標でしたが、人間とは欲張りなものですぐに次の物が欲しくなってしまいます。実際にDay2に残ると、5連勝してトーナメントに残ってやる！という気持ちになっていました。
トーナメントの夢は叶わなかったものの、22位という身に余る好成績でJCSの権利や景品のスリーブを貰えたことは純粋に嬉しいです。
後ほど確認したところ、Day2の対戦相手の方々は勝ちを重ねており、7-2からの3戦目負けにも関わらず、最終成績で同じ勝ち点の42人中7番目のオポを貰うことができました。
僕のためでは無いとはいえ、もしこれを見られていたら最後まで戦っていただいたことに感謝申し上げます。
また福岡で会えることを楽しみにしています。
2日間を通して良い対戦相手に恵まれ、Twitterをフォローし合ったり、次戦以降の健闘を祈り合ったりと、非常に気持ち良く真剣勝負の14戦を戦い抜くことができました。
最後になりますが、練習に付き合ってくださった方々、対戦相手の方々、ジャッジの方々、運営に携わっていただいた方々に深く感謝申し上げます。
次回、CL福岡ではトーナメントで勝ち上がっているところを見せられるよう頑張ります！
長文を読んでいただきありがとうございました！
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