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#明日へ夢を繋ごう


これは虹ヶ咲2期前夜企画「#明日へ夢を繋ごう」参加に際して、過去に下書きに書いてたけど発表するタイミングがよくわからなくて放置していた記事の一部を抜粋したものです。

虹ヶ咲を考えるに当たり、昔考えてた「虹ヶ咲の位置づけ」を自分の中で文章化してそのまま放置して折りました。

明日へ進むためにここで色々吐き出していきます。

過去の自分を信じて校正せずそのまま引っ張ってきたものなので変なとこがあってもご了承ください。

また、おまけとして小話が付属しています。


叶え、みんなの夢- シリーズを通して叶えられていく夢あるいは反省


この章では「スクスタがゲームである理由として、ラブライブ!シリーズを通して語られるテーマである「夢を叶えること」があるのではないか」の部分に関して「あなた」の存在から考察していく。

●「あなた」の実現

スクスタにおける「あなた」の登場という出来事を考えるに当たって、そもそもラブライブ!シリーズ自体がこれまでグループとして、そしてコンテンツとして夢を叶えてきたことを考えなければならない。

 メディアミックス作品としてスタートした初代『ラブライブ!』は、2010年のシリーズ開始から精力的な活動を行い、その結果2012年に1stライブ、2013年にアニメの放送を実現させた。そして翌年のアニメ2期や2015年の劇場版、紅白歌合戦出場と次々と夢を実現させ、2016年4月に劇場版と同じくドームでファイナルライブを迎えた。

 次のシリーズとして開始した『ラブライブ!サンシャイン!!』もまた2016年にアニメ、2017年にアニメ2期を放送し、μ'sと同じく紅白出演、ドームでのライブを実現し、現在も精力的に活動している。

また『サンシャイン』『虹ヶ咲』に続く現行シリーズ『ラブライブ!スーパースター!!』においては一般公募によるオーディションが開催され、「ラブライブ!に出演する」という夢を叶えるファンも現れた。

ラブライブ!に出演することができるのは一部の人間であることは紛れもない事実だが、ファン、いわゆるラブライバーと呼ばれる人々は別の方法でメンバーとなるための夢を叶えようとしてきた。

それが初代から存在した「10」のコールである。

ファンの行動が起源として実現したもののほかの例としては「Snow halationの落ちサビにおけるオレンジの光を灯す行動」が挙げられ、東京ドームがオレンジ色に光る映像あるいは写真は大きな感動を生み出しただろう。

『ラブライブ!』においてはコールの一部でつまり「概念」でしかなかった「10」は、後続の『サンシャイン』にてアニメ内での生徒たちによるコール、そして曲として「No.10」と規定されることにより、概念を実在のものとして「具体化」することに成功した。

 そして『虹ヶ咲』においてとうとう10を「具現化」することに成功したのではないか。

 つまりスクスタの「あなた」は「ラブライブ!シリーズ」における「みんなで叶える物語」の1つの到達点なのである。

これを裏付けるものとして、『スーパースター』における「私を叶える物語」という標語と見比べてみると、『サンシャイン』までで叶えられた「夢」は『虹ヶ咲』と『スーパースター』に分岐し、『虹ヶ咲』は外伝的な雰囲気も醸し出しながらも「みんなで叶える物語」を引き継いだものとして位置しているように見える。

 そして『私を叶える物語』が広がりつつあった世界の収縮化、メンバーを増やす路線からの反省ともとることが可能である。

 ここで章のタイトルの反省について考えるのだが、反省という言葉は悪い意味ではなく、「改善し、アップデートしていく」という意味の反省である。

そしてその「反省」の具体例とも考えられるのがシリーズを通しての「ライバル」の存在に見て取れる。

 μ's結成の理由の1つでもあるライバルグループであるA-RISEは、2期からはライバルとしての立ち位置を獲得するが、個人の掘り下げ、心情の細かい描写はあまりできなかった部分もある。(そこが強者感を出しているととることもできなくもない)

 この時の反省として、『サンシャイン』におけるSaint Snowが生まれ、彼女たちはアニメでの活躍に加え新曲、単独ライブの実現をした。

 『虹ヶ咲』ではライバルの概念をグループ内に内包することで新たな展開を生み出し、時に全員で手を取り合うことで強力さを出すことができたが、スクスタまでのグループとしての活動の長さがかえって仇となり、2ndシーズンでは一部キャラの行動が「裏切り」ととられるなど、どこにいてもライバルとして高めあっていけるという印象付けに失敗している。

それを踏まえてか踏まえなくてか、『スーパースター』では再びライバルグループを登場させ、さらに結成したばかりの主人公達グループを時に導き切磋琢磨しようとするなど、これまでのライバルグループの良い部分を合わせた要素を持った関係性を気づいている。


『虹ヶ咲』2期が明日から、そして『スーパースター』2期が7月に決定しているが、どのような「ライバル」をそれぞれ見せてくれるか楽しみである。

以下おまけです。



おまけ1:虹ヶ咲はスポ根?

 初代「ラブライブ!」、そして「ラブライブ!サンシャイン!!」(多分「ラブライブ!スーパースター!!」も)
はいわゆる「スポ根」ものらしいという話はよく出ています。
 高校生たちが部活動で全校大会を目指して青春するってやつですね。

 それに対してスクスタのメインストーリーは今のところラブライブ!を目指しているわけではなく、スポ根ものからは外れてきそうに見えます。
 じゃあ何なのだろうと考えた際に出た答えは「少年漫画」、具体例を出すなら「ワンピース」に近いことをやってるように見えるなと思いました。

 最新話まで読めているわけではないので最近はわかりませんが、「ワンピース」の僕が考えてる話の流れとして以下のようなものを考えてます。

・イベント発生(次の島へ行くなど)
・バトル等で解決
・宴が開かれる。
・次の島へ。場合によっては仲間が加わったり。

虹ヶ咲に当てはめてみると、
・スクールアイドル同好会の再結成、栞子の生徒会長立候補、ランジュの出現などイベントが発生し
・解決
・ライブ(「スクールアイドルフェスティバル」など)、
・同好会に入る(今のところ新キャラは100パー入ってますね)
という流れで当てはめられる気がします。

(以下解説) 

過去の自分は「物語が進んでいく中で、途中で仲間が増えたりウソップが離脱して戻ってきたり、メリー号がサニー号になったり、エースが死んだり、そりゃもう色々起きたり変わったりしていくのに読書が漫画やめろとは考えはしない。  スクスタも少年漫画という位置づけがイメージされているとしたら、仲間内での波乱万丈が起こるだろ」という話をしようとしてたらしいです。

虹ヶ咲2期を「原作レイプ」とするツイートなんかも見かけましたが、「原作とそのアニメ」って考え方だとアニオリって考え方も許されるよな、あと実はラブライブ!もラブライブ!サンシャイン!!もアニメ原作からの漫画版っていう設定が違うものが存在するよな、みたいなことを書こうとしてたらしいです。


おまけ2:監視委員会

これはかつて書いていたのですが下書きが消え失せていたので簡単に書きます。

スクスタのストーリーでみんなかムカついてた「監視委員会」ってやつ。

あれがもし「必要なもの、何かを暗示しているものだったとしたら?」って考えてみたことがありました。

ひとつの答えとしては「監視委員会は、かつてμ'sからAqoursに移り変わっていく際のμ's原理主義者的要素」って考えです。

監視委員会の活動内容は同好会の活動阻止、部が正当なので同好会のライブは取り締まるって流れです。

ここの「部」をμ's(のオタク)、「同好会」をAqours(のオタク)とすると、どうしてもAqoursを認められないオタクって構図に見えなくもないなと考えられるのです。(当時はあとからできた部がなんで初代の例えなんだよってなってた記憶)

上の根拠(?)に、加えて、監視委員会の二人は後から「実は同好会のファンだった」という話が出てくるのですが、そんなオタクが存在したかは別として「Aqours嫌いじゃない(もしくは普通に好き)だけど仲のいいオタクが叩いてるからなんか言いづらい」みたいな構図をμ's、Aqoursの移り変わり問題の解釈としてスクスタは用意したとかだと面白いな〜と思った訳です。

余談ですが、監視委員会を解散させたことで虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は「自由な校風」を取り戻した、つまり「学校を守った」とも解釈できます。

μ's、Aqoursみたいに学校そのものが無くなるピンチではなく、学校のアイデンティティを守ったという意味で虹ヶ咲学園スクールアイドルが学校を守る構図生み出したのすげーと思いました。(あくまで僕の考えです。)

2期に流石にこんなに過激なやつ登場しなさそうだけど、学校のピンチという意味では登場が期待できるかもしれません。


まとめ

虹ヶ咲2期、普段\ ∩(´◔。◔`)∩ンEDィ~wwwwwwwwwwwwww /しか言ってない僕が上みたいにあれこれ考えてしまうくらいすごい作品です。

二期が本当に楽しみです。

企画者の生春氏、ぎぬま氏への感謝の言葉を持って当記事を締めたいと思います。







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