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【特別対談】ライトニックス木場代表とイークラウド波多江の対談をお届けします!

現在、イークラウドにて募集中の『蚊の針に着想を得た次世代型ワクチン投与デバイスで世界の医療課題に挑戦する「ライトニックス」』は、複数のベンチャーキャピタルなどから累計7億円以上の出資を受けているスタートアップです。

出資したベンチャーキャピタルの中でもユニバーサルマテリアルズインキュベーター株式会社(以下、UMI)は、過去複数回にわたり出資するなどライトニックスの事業に深い関わりを持っています。

UMIによる企業支援やライトニックスの展望などについて、両社の代表を兼務する木場祥介氏とイークラウド代表の波多江が対談しました。是非この機会にご覧になってください。

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UMIはライトニックスに対し、過去複数回の出資を行っていますね。

木場:はい。これまでの事業進捗に合わせ、UMIから数回にわたり出資してきました。

UMIでは、ライトニックスのような長期的な支援が必要な企業に対しては、継続的に出資しながら売却(M&A)や上場(IPO)などによるイグジットまでお付き合いするというコンセプトで出資をしています。

株式会社ライトニックス 代表取締役
ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社
代表取締役パートナー
木場 祥介
豊田通商株式会社に入社後、トヨタ自動車株式会社出向を経て、機能性材料分野における新規事業の立ち上げと、素材系ベンチャー企業への投資、グローバル展開支援に従事。2012年に株式会社産業革新機構(現・株式会社INCJ)に入社後、素材・化学チームを立ち上げ、ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社(UMI)を企画の後、2016年4月よりUMIに正式参画、代表取締役に就任。早稲田大学大学院理工学研究科、東京農工大学大学院生物システム応用科学府修了。博士(工学)。

波多江:資金面以外にはどのようなフォローをされてきたのでしょうか?

木場:ライトニックスに対しては、専門性の高いメンバーが事業を支援しており、開発計画や知財戦略などをサポートしてきました。

現在、製薬メーカーとのコミュニケーションも増やしているタイミングですので、UMIから製薬メーカーのキーマンを紹介することで、ライトニックスの技術が採用される可能性や、今後の買収候補先となっていただけるように相手の意向を高められるような活動を支援しています。

UMIを創業して一番最初に出資した案件でもあり、かなりコミットしています。

波多江:幅広に支援をされている中で、今回、なぜ株式投資型クラウドファンディングに挑戦しようと思ったのでしょうか?

木場:皮内投与とライトニックスの技術の認知度を高めたいと考えたためです。皮内投与自体は製薬メーカーなどには認識されていますが、皮内投与をするには注射技術が必要だと考えられており、簡単に皮内投与できるデバイスをライトニックスが開発中であることはまだまだ知られていません。

科学的なファクト、臨床データに加え、多くの方々に「皮内投与って可能性あるよね」「ライトニックスって面白いね」と思っていただくことで、事業の推進力が向上すると考えています

ライトニックスの商品は、社会的意義も大きく、多くの方に共感いただいているのではないかと考えています。

波多江:そもそも木場さん自身が、ライトニックスのような企業を支援しようと考える理由は何でしょうか?

木場:理系で研究者になりたかったのですが、「これからの世界はベンチャーが変える」という大学の先輩の言葉に夢を持ち、研究開発型ビジネスの立ち上げやスタートアップ支援の仕事をしてきました

私が専門としてきた素材・化学の領域には、いわゆる中小企業のオヤジさんのような方が起業する案件が一定数あります。一方で、すごく面白い技術なのにビジネスにすることができず、つぶれてしまう例も多く存在しています。

3Dプリンターの原型となる技術も名古屋の研究者による発明であるといわれていますが、そのタイミングでは可能性が評価されず、米国の技術に市場を握られてしまった例として知られています。

波多江:ライトニックス製品も、医療機器メーカー出身の福田光男さんが蚊の針にアイデアを受け長年試行錯誤して確立させた兵庫県の中小企業の技術ですね。

木場:ライトニックスは産業革新機構に所属していたときに「誰にもつくれないものをつくっているマテリアル系ベンチャー」を調べる中で発見しました。

ライトニックスの樹脂針をつくる精密成形技術は本来大企業が得意な領域です。よく気合と根性でここまでの精度、品質に持ってきたなと感服しました。

商品の方向性も、人と環境に優しく、社会的意義を感じさせる技術だと考えています。「これ、本当に世界を救えるかもしれないぞ」と本気で思える事業です。

波多江:UMIの出資先には、ライトニックスと同様に個性的だけどまだ知られていないプロダクトを持つ企業が多いのでしょうか。

木場:多いですね。こうした企業をいかに拾い上げていくかは、我が国の素材・化学産業の観点から、ものすごく重要なことだと考えています。

だからこそライトニックスで株式投資型クラウドファンディングを成功させ、個人株主の方も含めてみんなで会社をつくっていくということをやってみたいと考えています。そしてその先で、医療会社などへの売却によるイグジットに繋げる流れをつくっていきたいと、UMIとしても大きな期待をしています。

木場社長、本日はありがとうございました!
イークラウドとしても、ライトニックスの挑戦を全力で応援して参ります。

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