★★小川糸『ライオンのおやつ』■2020年本屋大賞2位。■末期癌患者の主人公が最後の時を過ごすホスピスでの物語。■受賞作の割にあまり好みではなかった。死にゆく人の話は辛いが、涙なく読めるのは、食欲そそる料理描写のためか、死を忌避する本能ゆえか。生きていることを有り難く思う。合掌。

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