VWの固体電池の計画

VWが出資しているQuantumSpaceという会社の株主への手紙を読みました。


本日は、2021年第1四半期の業績をご報告いたします。2020年第4四半期の株主通信でも触れましたが、当社の一般的な報告方法は、四半期ごとに株主通信を発行して当該四半期の業績を詳細に報告した後、投資家向け電話会議で主なハイライトを簡単に確認し、質疑応答に集中するというものです。


フォルクスワーゲン社とのマイルストーン 当四半期末、フォルクスワーゲン社との契約上のコミットメントであるマイルストーンを達成し、その結果、4月にクァンタム・スケープ社に1億ドルの追加投資が行われたことを報告します。


このマイルストーンでは、所定の出力と温度で所定のサイクル数だけ動作する、生産目標に近いセパレータ厚さと面積のセルを、当四半期末までに当社が納品し、VW社がドイツのラボでテストすることが求められました。この重要な技術的マイルストーンを達成したことは、工業化に向けた重要なステップである、生産目標に近い厚さと面積のセパレーターを製造する能力を証明するものです。


それによると、2024-2025年に商業生産を開始することを目指しているようです。


なお、2022年には、固体電池自体はできているようで、EVを作りたいメーカーに提供するようです。


下図に示すように、2021年に向けて既に発表した4つのマイルストーンのうち2つを達成し、3つ目のマイルストーンに向けても順調に進んでいます。VWの技術的なマイルストーンを達成し、QS-0ラインを設置する施設を確保し、商業的に関連のある領域の4層構造バッテリーセルの初期ビルドの性能を実証しました。今年の残りのマイルストーンは、4層の商業的に関連のある領域のセルの開発とテストを完了し、その後、テスト基準を満たす8~10層のフルサイズのバッテリーセルを作ることです。 今後は、2022年にエンジニアリングラインから商業的に適切な形状のプロトタイプサンプルを自動車メーカーに提供し、2023年にQS-0から研究開発用テストカーにセルを提供し、2024-2025年に商業生産を開始することを目指しています。


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進捗を見守りたいと思います。

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