初心者向け実践FX講座2022.4(2)
トレードに役立つコラムや用語解説、FXのお得情報や普段の生活で知っておきたいニュースなど、さまざまな話題についてお伝えしていきます。
今週のピックアップニュース:2022年4月4日 東証市場区分を再編
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220404/k10013565961000.html
東京証券取引所では4月4日から区分が再編され、あらたな市場区分での取引がスタートしました。
これまでの「1部」「2部」「マザーズ」「ジャスダック」の4つの市場は「プライム」「スタンダード」「グロース」の3つの市場に再編されました。
プライム市場は世界で競争できる企業、スタンダード市場は着実な成長が期待できる企業、グロース市場は新興企業向けという位置づけになっています。
プライム市場の基準は今までの1部より厳しくなっているものの、改善計画書などを提出することでプライム市場への移行措置も用意されています。
再編により株価の上昇を期待する声もありましたが、当日の値動きは小幅の上昇にとどまりました。
FXコラム:日銀黒田総裁円安牽制とも取れる発言
日銀の黒田総裁は衆議院財政金融委員会でここのところの円安傾向について、「為替変動はやや急だ」と発言しました。
この発言は一部の投資家に円安牽制ととらえられ、一時円買いは進みましたが、その後、日本とアメリカとの金利差拡大を視野にドルの買い戻しは進み、ドル円は値下がる結果となりました。
昨今の円安を懸念する声は各方面から出ており、あらたな政策を打ち出すのか注目が集まっています。
FXの基礎知識:ボラティリティの強弱からトレンド転換を知らせるRVI
Relative Vigor Index(RVI)は、日本語だと「相対活力指数」となり、ボラティリティの強弱からトレンド転換を知らせるテクニカル指標です。
価格の終値と始値を比較し、価格移動力を判定し、トレンドの強さを測定します。
ボラティリティ(変動率)の拡大・縮小を判断するのに用い、上昇トレンドでは、終値が始値より高水準で推移し、下落トレンドでは終値が始値より低水準で推移します。
ボラティリティの大きさを表すテクニカル指標はATRやADXが有名ですが、RVIは価格を含めて相場の現状に即して変動しますので方向性も描画します。
純粋にボラの大きさだけを知りたい場合はATRを、ダマシを回避するためにはストキャスティクスと併用するのもおすすめです。
状況によって使いこなしていきましょう!
詳しい活用方法はこちらの記事を参考にしてください。
→ボラティリティの強弱からトレンド転換を知らせるRVI
https://wp.me/paAhJs-W1
FX用語解説:為替差損(かわせさそん)
為替相場の変動により発生した損失のことを言います。
例えば、円高のときドルを売り、円安のときにドルを買うことで、為替差損が発生します。
FXで生じる損失は主にこの為替差損によるものです。
反対に利益が生じたときは為替差益(かわせさえき)といいます。
FX用語の学習に便利なアプリもぜひダウンロードしてみてくださいね!
→FX用語集
https://apple.co/2JMLHPI
→ウェブ版はこちら
https://ecoledefx.xyz/words/
読者からの質問コーナー:Q.トレードの時間があまり取れないときはどうしたらいいですか
兼業でトレードを行う場合はどうしてもトレードにかける時間は限られてしまいます。
ポジションを保有したくないならスキャルピングなど短時間で終了させる方法もありますが、毎回決まった時間にチャートを確認する中長期のトレードもおすすめです。
チャートを見れる時間にエントリーポイントが来たときにエントリーし、あとはOCO注文などで利確の指値注文と損切の逆指値注文を指定しておけばその後はチャートに張り付く必要はありません。
さらに時間がないときは自動売買を利用するのも検討してみてくださいね。
時間がないという理由で投資を諦めてしまうのはもったいないのでぜひ自分に合った方法を見つけてみてください。
来週の注目経済イベント
4月11日(月) 英 月次GDP、英 貿易収支・鉱工業生産
4月12日(火) 米 消費者物価指数、英 失業率(ILO基準)、独 ZEW景況感指数
4月13日(水) 加 金融政策発表、欧 鉱工業生産、豪 ウェストパック消費者信頼感、英 消費者物価指数
4月14日(木) 米 小売売上高・ミシガン大消費者信頼感指数、欧 ECB理事会、豪 雇用統計
4月15日(金) 米 鉱工業生産
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編集後記
新年度から一週間、新しい環境になった人は特に疲れが出る頃ではないでしょうか。
この一週間は寒暖差が激しく、体調もくずしやすい陽気となりました。
以前は多少の体調不良を感じてもがんばって仕事をしてしまうことも多かったですが、まだまだ感染者数が多い今は体調に不安を感じた場合は自宅で安静にすることが求められています。
自分の体とゆっくりと向き合い、無理せず新年度を乗り切れると良いですね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。