古民家に【庇】をつくる

どうも、モーリーです。

古い家に暮らしていると、土足のままでいろんな作業ができる「土間」という空間がとても便利だな、と思うのです。昔の家は屋内で牛を飼っていたという場所もあり、そんな家は土間がめちゃくちゃ広いです。僕も昔京都の美山町で借りていた茅葺き屋根の家は牛飼いスペースがありました。

一般的な古民家は元々「おくどさん=かまど」があった場所が土間になっていると思うんですが、おくどさんを解体して現代仕様に改築したときに床を貼ってしまったという家もよくあります。正直、残念だな、と思います。古民家って広い土間こそ価値があるじゃないですか!

この写真は前に僕がやっていたゲストハウスで、そういうあとづけの床をブチ抜いて土間に戻しているところです。

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土間になった空間はバーカウンター風に。

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こうしてわざわざ土間空間を広げるくらい、僕は土間が大好きです。土足のまま、直火の炊事ができて客人も気軽に出入りする...そう、靴を脱いで上がってもらうのってちょっとハードル高いんですけど土間空間ってお互いに気を使わないんですよ。こちらも、まあお茶でもって誘いやすいし客人も入りやすい。なんとも流動的な、不思議な空間です。

土間、というより「半屋外」というのが心地いい気がします。そういうわけで能登の新居にも屋外に「庇」を設置してキッチンとバーカウンターを作ってみました。これがまたいいんですよ。

春夏はずっとここで過ごしました。超気持ちいいです。秋、10月くらいからはとても寒くなってしまって使わなくなったんですけど。

お客さんが来たらこの屋外カウンターで一緒に飲んだりバーベキューしたり。本当に大活躍でした。ただ、移住一年目だったので自分の心の余裕がなくて「遊び」がなかったなぁと...2年目の今年はハンモックでもぶらさげてここで日向ぼっこしながら読書したり昼寝してみたいなあ。

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