FL_A_軽_RGB

FLOWLIGHT,ありがとうございました。

2019.12.31。FLOWLIGHTのラストライブ。
今回のワンマンは、メンバーが曲順を決めてやりたいようにやったライブでした。
結果、今までこの2年4ヶ月で披露した全20曲。(1曲はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのカヴァーで「ダニー・ゴー」)
そこから最後に自画自賛歌をやりたいと希望があり、全21曲となりました。

良いライブだったと思います。
最後、ここ一月のライブは気持ちも乗っていたし、メンバーもファンの方もライブを楽しんでいるように、より感じれた気がします。
それだけにこの現体制終了を惜しむお声も頂きました。
自分も残念だと思っていますが、それはそれぞれの道を尊重する上での決断なのでご容赦ください。

既にご存知の方も多々いますが、FLOWLIGHTはピンク・ベイビーズ休止後に佐藤琴乃が弊社所属になり、その活動の場所として作ったというのがきっかけのユニットです。
音楽畑で育った自分は、曲がちゃんと活きるユニットにしたいと思っていたので、そういう方向性でジャンル的にはJ-POP、J-ROCKを基盤にすることは決めました。
木村葉月は、少女隊で活動していた時に見ていたのもあり、ロックが好きという情報もあってお声がけさせてもらいました。
琴乃も葉月とやりたいという気持ちも大きく、葉月も「琴乃とだし、そういう音楽ならやってみたい」ということで加入。
葉月と元々番組で一緒だった野々花もロック好きで歌好き。ということで加入。
この三人での活動がスタートしました。
そこから、マーキー祭での初ライブ、zeppでのアイドル横丁などを経て、三ヶ月連続のシングルリリース。
SELENE b2での一周年1stワンマンと結構なボリュームで1年間動いてたと思います。
CreAtoでの2ndワンマン5日前、4thシングル発売7日前にして野々花の脱退。
5日で全曲の振り、歌割を変えて望んだり、そりゃ琴乃葉月は大変だったと思います。
でもこればっかりは仕方ない。
この時点で一緒に未来を見ていくのは難しかった。

そこから暫く二人での活動を経て、萌日香、れいか。そしてりおんが加入して5人組に。
萌日香は元々葉月と仲よかったし琴乃とも舞台で一緒だった流れから。
りおんはオーディションで唯一加入。
初心者を一人入れたいと思ってた。
それは新しい化学反応を起こしてくれるんじゃないかという期待が大きかったし、りおんは何か可能性があるんじゃないかと感じてでした。
最後に、れいかは自分が所属事務所に問い合わせをして加入。
りおんは初心者からだったから歌もダンスも初めての経験で大変だったと思う。
れいかも一番最後に3月に入って、二週間くらいの準備期間からのスタートだったから大変だったと思う。
萌日香は元々アイドルやってたし心配はしてなかったけど、それでも曲を一気に覚えていったり時間は足りなかったと思う。
そして五人での活動がスタートしましたが、りおんが6月に活動終了・退所となり四人に。
3人、2人、5人、4人と7ヶ月で変動し、皆様を混乱させてしまったこと改めてお詫びいたします。

この前のブログでも書いていましたが、2019.9.1の渋谷QUATTROでのワンマンは動員目標を設定していて、「達成できなければ活動止めよう」というのをメンバーと話していました。
それはメンバーから提案あった話でもあり、琴乃、葉月は9月が契約更新のタイミングでもあったので、それをもっての判断としました。
結果、目標には達成できず。
萌日香、れいかにとっては半年でのジャッジになるので、申し訳ないことになってしまった。
それぞれに活動をどうしたいかも聞いた上で、舞台だったり個人の仕事への方向転換を考えている事も受け、活動終了を最終決断としました。

やりたいことが別にあるならそれはそれをやるべきだし、それぞれの人生の中で違う道に行くのは当然の事なので、これは喜ばしい事。
ただ、FLOWLIGHTとしての活動がちゃんと上向いてたら活動を続けたいと思ったかもしれないし、それはちゃんとそこに持っていけなかった自分の責任。だから後悔がないかと言われたらもちろんあるに決まってる。
いいメンバーだったもん。そりゃもっと長く見てたかったという想いはありますよ。

そして、その時点で終わりではなく、きりの良いところまでしっかりやろうという想いに賛同できるメンバーとその所属事務所だった。
それはちゃんと仕事を全うしようという意思を持てる子たちだったし、昨今の「今日付でやめます」みたいな事を言わない尊敬できる子達でした。

クアトロに続き、12月の定期ライブでもバンドセットでのライブを。
Gt井手上誠
Ba中村泰造
Dr野崎真助
Keyイズミカワソラ(クアトロのみ)
Maniのっとまん
と、今のFLOWLIGHTでの規模感で考えるとこの錚々たるメンツでのサポートなんて贅沢すぎ。
でも、ちゃんと一流のミュージシャンの音の中でバンドを背負ってステージに立つ経験をさせたかった。
FLOWLIGHTの曲はバンドを想定している曲出し、生音での経験がないままなんて嫌だった。

作家陣、ミュージシャンと様々な音楽人、カメラマンやMV監督など様々な方に支えられてここまで活動できて、本当に感謝しかありません。
そして、一時でも、長い間でも応援してくださっていた皆様のおかげで活動してこれました。
ありがとうございます。

琴乃は一番付き合いが長いけど、PBの時から言われたことはちゃんとやる子。でも自分の「これやりたい!」とか意思表示ができない子。
「自分の殻を破ること」を課題として伝えてきました。
最後のライブで柵に登ったり、ああいうことができる子では全くなかった。
でもそれが出来るようになったのは表現者としての成長だと思う。

葉月は、歌もダンスも得意とは言えない子だったけど、華のある子。
そんな印象だったのが歌もダンスも成長した。そして、その存在感や自己表現があったからこそ今のFLがある。
葉月の人懐っこさや奔放さがあったからこそ琴乃は変わることができたんだと思っていて、琴乃も「柴さんと話す葉月見て「柴さんにあんなものの言い方出来る子いるんだ」と思った」って言っていて、そういう葉月の存在は本当に大きかった。

萌日香は最初から歌えてたけど、この半年で歌の存在感がかなり増した。
それはうちの武器の一つになった。
クールな印象だけどフワッとしてて、可愛らしいところがたくさんあった。
メイクも着替えも人にやってもらって、何も自分でしないけど(笑)
あの姫気質の葉月がお世話するくらいだから本物の姫気質w
でもそれが愛される上に受け入れられる子のでおもしろい。

れいかは最初からタイトな期間で入って大変だったけど、ダイナミックなダンスでライブの臨場感を産んでくれた。
ライブの煽りとかもそうだけど、地下アイドルシーンで活動してきた経験から今いる場所を一番理解していて、三人にはない視点を持っていてステージング以外の「何をやらないといけないか」を持ち込んでくれたのはれいかだった。

萌日香がラストライブで言っていた「FLOWLIGHTの曲が好きで」っていうのは他のメンバーも全員言ってたし、メンバーが自分たちの曲を好きでいてくれるようなユニットだったのは一つの財産です。

この四人がFLOWLIGHTです。
この四人でよかった。
琴乃、葉月、萌日香、れいか。
ありがとう。

画像1

画像2


そして、これから。
葉月も萌日香もれいかもこれから個人としてのお仕事が増えてくると思います。
それぞれ役者だったりモデルだったり様々なチャレンジをしていくと思います。
楽しみにしててください。

元々FLOWLIGHTは琴乃と葉月がいてこそのユニットだったので、この二人が辞めて終わる時はその後は続けないつもりでした。
萌日香とれいかも含めて、FLOWLIGHTのファンはそれぞれメンバーのファン。
器のファンではなく、メンバーのファンだと思っているから。
それは今でも変わらないのだけど、作家の方々が作ってくれた楽曲たちは普通に素晴らしいものばかりだと思っていて、それを葬ってしまうのが惜しくなってしまった。
なので、考え直して、「たとえ全員いなくなっても、この楽曲達を受け継いだ新しいユニットを立ち上げる」という想いに変わりました。
琴乃は残る決断をしたので、次のユニットでも活動します。
佐藤琴乃としての舞台とかもあるし、そういう活動も今後は精力的に。

名前をどうするかを考えていたんだけど、曲は受け継いでいくけど、FLOWLIGHTという名前はこの四人のものにしようと思いました。
(本来は曲もFLOWLIGHTの曲で、それをやる上でFLOWLIGHTという名前が一番いいのだけど)

それはあなたの記憶に有り続けるような、メンバーもファンの方も夢をもち、有り続けるようなユニットにしたいと願っています。

「AKIARIM(アキアリム)」始めます。

画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?