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風の時代の本当の意味

風の時代の本当の意味って


2020年の冬至に土星と木星のグレートコンジャンクションが起こって、約200年ぶりに時代の更新があって、今は「風の時代」に突入したというのは、今や誰でも知ってる話。

この風の時代っていうのは、西洋の宇宙思想で、この世界は4つの元素から成り立っているという。


四元素は、物質の外観と状態に対応すると考えられた。水・土は可視的な元素であり、この両者は2つの不可視な元素である火・空気(風)を内部に孕んでいる。4つの元素の間には「プラトンの輪」と呼ばれる一連の周期的循環現象があり、火は凝結して空気(風)になり、空気(風)は液化して水になり、水は固化して土になり、土は昇華して火になる。火と水の関係、風と土の関係は対極となる。(ウィキペディア)


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これまでの物質主義の制約の多い固くて重たい「土の時代」からふんわり軽い「風の時代」に入ったわけなんですね。

で、占星術だと「風の時代にの特徴」を『軽さ、早さ、変化、変革、見えない力、気まぐれ、固定されない、融通が効く、情報化社会』みたいな解釈をしていることが多い。

うん、たしかに「風」っぽい特徴だと思う。

でも、気になっていたのは英語表記。もともと西洋思想だし。で、これ英語だと「AIR」になる。

「空気」です。

漢字で書いても「空」と「気」。空気は生命を生かすための大事なエネルギー。当たり前すぎて、気にもされないけど超大事な生命線の目に見えないエネルギー。

日本では「風」と訳されているけど、この場合「空気」の方が正しくて、風も含んだ状態の「空」とエネルギーの「気」って気がしてならない。

さっきのイラストでいうと、物質(土)から見えないエネルギー(空気)に時代が変わる。

固定された大きな物質が粒子ベルに細分化されて、いよいよ「空(くう)」になるってことなんじゃないかと思う。

ウロボロスの蛇みたいに。


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意外と変化は早そうだ


「土の時代」の前って「水の時代」だそうだ。

「波」→「粒」→「空」→「光」って感じで、循環を繰り返している。

だとしたら中世で教会や哲学や思想の波動が、200年かけて物質化しはじめたことになる。

そのころ、ヨーロッパ各地では革命が起きて古い体制が崩壊して封建主義から民主主義に時代が移って、その間に例の組織の素地ができてたり、今の金融システムが確立しはじめたりした。

そして1800年ごろの産業革命以降は、物質の生産性の向上と効率化、それに合わせて資本主義の世の中になっていく。

「土の時代」は最終的に「モノ」と「カネ」がテーマだったと思う。初めは「ヒト」のために始まったかもしれないけど、今や「ヒト」はない。

「ヒト」は「モノ」のうちに入っているように思う。経済を膨らませるだけ膨らませて「ヒト」は「カネ」に完全に操られているね。

って、そこまでが「土の時代」

「生産に機械を導入するぞーっ」「たくさん作って安く売って、みんなに物資が行き渡るぞーっ」「みんな豊かになれるぞーっ」って始まった産業革命からたった200年で、モノを作りすぎて余るわ捨てるわ。

モノなしの200年前からモノあまりの現在まで200年。たったの200年。


効率化を目指しすぎて、コンピュータだのロボットだのAIだのがさらに生産性を上げている。

よく考えると、たった200年でここまで発展したわけなのね。すごいスピード!

まあ、そんな「土の時代」が昨年で完全に終わったらしい。完全にモノが飽和していて価値が下がっている。それなのに企業は売ろう売ろうとあの手この手で戦略ねって躍起になるから、さらに「ヒト」は疲弊していく。

エントロピーが増大しすぎて、カオス化してるのが現在地点なんだと思う。
物質時代から次の風の時代に入るのは、水の時代から土の時代への変化より無理がある。これまでは自然に前の元素からの変化だったけど、今回は無理があるんじゃないかな。

たぶんだけど、どんな方法かわからないけど一旦リセットしてゼロ状態になると思う。

だから、土の時代の延長というよりも、もっと精神性というか見えないエネルギーというか、とにかくこれまでの常識だった潮流が激変しそうな予感。

前に記事に書いた「常識をうたがえ」っていう、ハイヤーセルフ(かどうか知らんけど)のメッセージは社会の崩壊を示しているのかもしれない。

そうは言っても、風の時代に入ったばかりで早々変わらないんじゃないの、とも思っていたけど、土の時代の200年の大変化を思い返したときに、こりゃ風の時代の変化もけっこう早いかも知れないな、と確信した。

で、私が思う「風の時代(空気の時代)」って、まんま「悟り」のことだと思う。だって気づいた人とか目覚め人とか解放された人があまりにも多いんだもん。

そして、そういうのってエネルギー的に伝播する。それに今なんて情報化社会だから、あっという間。

加速度的に広がっていく予感。

悟った人がたくさんいる世の中ってどんなのかしら。幻想とわかっててマトリックスの中で暮らしているような感じなのかしら。

だとすれば、不思議なことがいろいろ起こりそう。今まであり得なかったことがあり得そう。最初は驚くけど、きっとそれが普通になるんだろうな。

そう、しかもすでに始まっている。
考えるとワクワクして眠れやしない。


◆イラストはタロットカードの「愚者」一番好きなカードをモチーフに。愚者のナンバーは「0」。風の時代っぽい感じで。



実はこの記事、前回の記事の続編だったりする。





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