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花粉に負けない身体作りのポイント

皆さんこんにちは。3月も終わりに差し掛かり、気分はもう春!三寒四温とはよくいったもので、最近は暖かい日も増えてきていますね。先日の花粉に関する記事、ご好評をいただいたので、今回も花粉に関する情報です。

今年は特に花粉の飛散状況も酷く、「悔しいけれど自分が花粉症だということを認めざるを得ない」「今年は薬が手放せない」など、症状の酷さを嘆く声も例年より多く聞こえてきます。

前回の記事ではヘアケアやスキンケアなど、日常生活の中で気を付けるポイントをご紹介しましたが、今回は根本改善ということで、花粉に負けない身体作りの秘訣を深ぼっていけたらと思います。(個人差があるものとなりますので、あくまでご参考までにしていただけたらと思います♪)

| なぜ花粉症になるの?


小さい頃は花粉症ではなかった、大人になってから花粉症になったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。花粉症は、簡単に言うと花粉が鼻や目の粘膜に付着してアレルギー物質を放出し、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こすアレルギー疾患です。更に詳しく分けると、原因がいくつか挙げられます。

1. アレルギー体質の傾向が強い人
こちらは想像がつきやすいかと思いますが、アトピー、食物アレルギー、小児喘息など、一般的にアレルギー体質の傾向が強い人が、花粉症にかかりやすいと言われています。特に、ダニの死骸などのハウスダストにアレルギーがある子供の70~80%は、花粉症もあるといわれています。

2. 生活が乱れている人
そして、こちらは後天的な環境の話にもなりますが、食生活が乱れ、インスタント食品やコンビニ食、ファーストフード、スナック菓子ばかりを摂取している人は要注意です。睡眠不足や生活時間の不規則も、自律神経の乱れや免疫機能の低下を引き起こし、花粉症の原因になります。

3. 都市的な生活をしている人
自動車の排気ガスによる大気汚染は花粉症の増加につながる原因です。面白いことに、スギ花粉の飛散数が多い非汚染地区より、飛散数が少ない大気汚染地区の方がスギ花粉症を訴える人が多いケースがあります。

また、花粉症の主な原因となる植物にもいくつか種類があります。
一般的に花粉症というとスギ花粉が最も有名で、日本人の約70%がスギ花粉症だとされています。その他にもヒノキ花粉、シラカバ、イネ、ブタクサなどが花粉症の原因となります。

| 花粉対策と自律神経の話


ここで気にしていただきたいですが、自律神経を整えるお話です。
花粉症と自律神経の関係性は深く、自律神経のバランスが乱れると花粉症の症状が悪化することが知られています。
自律神経は、交感神経と副交感神経の二つの部分から成り立っており、体のさまざまな機能を制御しバランスを保つ役割を果たしています。

・交感神経
交感神経が優位になると、鼻の粘膜血管が収縮し、鼻水や鼻づまりを抑える作用があります。

・副交感神経
一方、副交感神経が優位になると、粘膜血管が拡張し、鼻水や鼻づまりなどの症状が出やすくなります。
つまり、自律神経のバランスが乱れると、花粉症の症状が悪化する可能性があります。
花粉症の対策としては、規則正しい生活を送り、ストレスを溜めないようにする、睡眠をしっかりとる、栄養バランスの良い食事を心がける、適度に運動するなど、自律神経のバランスを整える生活習慣の改善が有効といわれています。

| 自律神経を整える簡単な方法


その中で一見難しく聞こえる、“自律神経を整える”について、方法はいくつかあります。直ぐに取り入れやすい方法をご紹介しますね!

1. 背骨を伸ばす
意外と前屈みに丸まった姿勢をしている人が多いので、日中気がついた時に背伸びをするだけでも、骨格の歪みの解消に効果があります。頭のてっぺんから糸で上に引っ張られている感覚で背筋を伸ばすと良いですよ◎

2. 睡眠環境を整える
心身の疲労を解消し、自律神経を整える睡眠は本当に重要です。朝、前日の疲労が抜けていないなら、睡眠の質が悪い証拠。首に負担のかからない枕を選び、寝室の温度を一定の快適な状態に保つなど、環境を整えましょう。

3. 首を伸ばす
細く折り畳んだタオルの両端を持ち、後頭部と首の境目に掛け、斜め上を向いてタオルを斜め上に引っ張ります。タオルと逆方向に首を引き、軽く引っ張り合うようにそのまま30秒キープ。歪みやすい首の骨(頚椎)を整えます。

4. 腹式呼吸
交感神経が優位な状態から副交感神経優位に切り替わる、腹式呼吸を行いましょう。仰向けで膝を立てお腹に手を添えます。お腹が膨らむよう3秒かけて鼻から息を吸い、3秒息を止め、背中とお腹がくっつくようなイメージで6秒かけて口から吐くを繰り返すと、副交感神経が優位になります。

自律神経を整えるだけで花粉症が完治するわけではないのですが、症状の改善に寄与すると考えられています。実際、私自身も毎日これを実践できていた2年前は、その年だけ花粉症になりませんでした。(今年はさぼってしまって絶賛花粉症です)
本格的な治療などとは別のお話になりますので、重度の花粉症の方などは医療専門家と相談してみてくださいね。

まずは軽い気持ちで試してみてください♪一緒に残りの花粉も乗り越えましょう!

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