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Shopify構築日記 #147 2023年度版機能一覧 管理機能編 顧客管理

 いつもお読み頂き誠に有難うございます。この構築日記を書き始めて2年半が立ちますが、当初ひとつづつ確認していた機能一覧が新しく2023年度版としてリリースされているので、2周目⇒テーマが2.0に変わったり、出来なかったことが出来るアプリが追加されたりでおさらいと言うかもう一度確認=自分自身のアップデートもかねて行いたいと思います。
 まだ確定ではありませんが、ひょっとしたらまたマーチャント側で構築する可能性が出てきましたのでおさらいしてみたいと思います。

2023年度版の機能一覧はこちらからダウンロードできます。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/1958/6155/files/Shopify_Specifications_List_V2.pdf

オンラインストアでキモともいえる顧客管理。サイトスピードと同列に語っても良いくらい重要なファクターです。なぜ?ご縁があって接点を持てたお客様とのコミュニーケーションが今後、コアなファンになってもらえるか?このコミュニケーションを取るのに重要なのが顧客管理です。

① お客様アカウント
 お客様アカウントを有効にすると、お客様のID、注文履歴、現在の注文状況に累計購入金額、平均注文金額など、パスワードで保護された情報がShopifyに保存されます。
 基本中の基本ですね。すべてのスタートはここからです。

② アカウント作成依頼
 チェックアウトの設定でお客様アカウントをオプションまたは必須に設定した場合、お客様に直接招待状を送信して、アカウントを有効にするよう促すことができます。
 せっかく縁があってご購入いただいたので是非アカウントを作ってもらいましょう!

③ アカウント作成依頼
 まだサインアップしていないすべてのお客様にアカウント招待を送信できます。
 サイトをリプレイスした際に、新しいサイトはこちらです!パスワードの再設定をお願いします!みたいな時にも使えます。

④ パスワードリセット
 お客様がアカウントのパスワードを忘れた場合は、パスワードをリセットすることができます。
 さすがにこれは出来ないと厳しいですよね(笑)忘れるお客様の責任なんですが、どこもかしこもID/PW求められたら分からなくなりますよね?しかもPWの使いまわしは止めましょう!ってセキュリティ関連のサイトでさんざん言ってるし。。。

⑤ 顧客のタグ付け
 お客様に「VIP」「リピーター」など任意のタグ付けをすることによって適切な顧客管理を可能にします。
 これは必ずやってください!!項目はマーチャントさんのセグメント次第です。クーポンの利用者にも付けることが出来るので、オファーしたらすぐに買ってもらえそうなクーポン好きなお客様をタグ付けするのもあります。
 特定の商品購入にも付けられますので、特殊な使い方のアイテムややアパレルでデリケートな素材の商品にタグ付けして、後にステップメールとして説明や長持ちさせるコツなどのコンテンツを自動配信するのも良いですね。

⑥ サブスクリプションの表示
 お客様がサブスクリプション商品を購入すると、お客様プロフィールにサブスクリプション情報が表示されます。
 サブスクアプリは日本のアプリベンダーさんが開発したものがあるので、安心してご利用いただけると思います。しかしながら、アプリ単体では良くても、組み合わせによってはアプリ同士の干渉によってうまく動作しない場合があります。必ずテスト環境で組み合わせを確認してから実装することをお勧めします。
 もしくは、検証を済ませている&検証してくれるパートナーさんを選んで構築するのが良いです。正直ここの費用削っても全く持って良いことありません。大事なお金の掛けどころを間違えないように!!
 
 下記に日本製のアプリを上げましたが、やりたいサブスクに合わせて選択していけばよいと思います。一番のおすすめは、NoCodeサブスクアプリです。機能が限定されているからこそ、干渉領域が少ないです。また、運用方法を設計して高機能なアプリをいとも簡単にこなしていくマーチャントさんは良いですが、とりあえずサブスクという人はまずこのNoCodeで十分です。足りなくなったら乗り換えれば良いだけです。
 私は出来るだけシンプルなほうが良いと思っている派です。

⑦ アカウント無効化
 特定のお客様が注文しないようにするためにアカウントを無効にできます。
 この作業が一番悲しい。。。。

⑧ インポートとエクスポート
 CSVファイルに入力して管理画面にインポートできます。お客様CSVテンプレートを使用して、新しいお客様リストを作成することもできます。
 リプレイスの際に使うことが多い。また、CDPや分析ツールに投げ込むときも便利ですね。ただ、標準のツールではなくMatrixifyを使うことをお勧めします。なぜ?標準機能ではエクスポートできないデータも抜くことが出来る。。。。これを許しているShopifyもどうかと思いますが、、、

⑨ 個人データ削除依頼
 Shopifyに依頼してストアから特定のお客様の個人情報を削除します。
 これはもっと悲しい作業。。。。

⑩ ロイヤリティプログラム
 一定額以上の購入、お友達への紹介、SNSでブランドと繋がるといった顧客のアクションに対して報酬を提供することができます。(アプリによってサービスが異なります)

 せっかく気に入ってご購入頂いたお客様を長くリレーションをとる方法はいろんなところに溢れていますが、まずは自分たちが何をどのようにしていきたいか?という幹となる部分と、それを実行させるための土台がないと絵にかいた餅になります。
 〇〇という売れている会社が使ってるからウチも入れよう!ってことないですよね?きっかけはそれでよいんですが、必ず自社のオペレーションに落とし込んでみて、うまく回るのか?ボトルネックが発生するのか?など諸所確認を行ってください。

 近江商人の考え『三方よし』の精神で頑張っていきましょう!

廻らない鮨を食べたいなぁ😅