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Shopify #078 話題の『いちやさ』チャプター7・8を読んで

 ようやく最後となります。自身の仕事が忙しく読み&書きが遅れております。最後のパートはフィードフォース軍団の井形さんと岡田さんのパートとなります。

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 Shopifyの魅力でもあり難しいアプリの章、チャプター7となります。井形さん自身もApp Unityのチームに属しておりアプリを提供しています。詳しくは過去の構築日記#048を見てくださいね。残念ながら私の環境ではマッチしませんでしたが、アプリとしてはレジや在庫、会員と紐づきひと昔前のスクラッチ案件なら〇千万級の事がいとも簡単に出来てしまうのがShopify。それだけ手間とコストが無くなる分、お客様への施策に使えるのは良いです。

 アプリと言ってもジャンルがあります。

集客・広告
配送・配達
store管理
storeデザイン
マーケテイング支援
カスタマーサービス

 それぞれおすすめのアプリが本書では紹介されています。詳しくは読んでくださいね(笑)紹介されたアプリ以外にもたくさんのアプリがリリースされています。その多くが海外製で英語という壁を乗り越えなくてはいけませんが、要所を抑えれば何とか使えるようになります。

 また、日本のアプリベンダーさんもこのShopifyに本気で取り組んでいて、ここ最近の国産アプリの本数は目を見張るものがあります。当然、国産という事は日本の商習慣に合わせたものとなりますので、今できないことも数か月ほどで出来るようになる可能性は十分にあります。

 ただし注意点もあります。Shopify2.0のテーマでは、アプリのインストール・アンインストールによるデータの残りかすがほとんどなく干渉等が少ないと言われていますが、まだまだ1.0で運用している場合はこの問題は避けられないです。また、アプリ入れ過ぎによる干渉も視野に入れておくとよいでしょう。簡単にインストール出来るだけに、なんでも入れがちですが特に急ぎで入れなくてはいけないアプリ以外はいったんステイして、最小限の構成でスタートが望ましいと考えております。

 うまく行けばよいのですが、もし干渉が出た際にアプリ数が多いとどの組み合わせが干渉しているのか?が分からないからです。すでに話題のブランドならある程度構築しておく必要がある(=立ち上がりの注文集中に対して)がほとんどの場合は、無人島に店を出す状態なのでいきなりフル装備での出店は必要ないと私は考えています。当然使わないアプリも、インストールすることでサブスク費用が発生しますので。。。。

 極最小限、もしくは80%程度の完成度でフレキシブルにサイトを作り上げていきましょう。

アプリ干渉問題についてはApp Unityがあるのでこちらを参照してください。

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 ラストのチャプター8は岡田さんメインのパート。やはり魅力は店舗との連携、BOPIS(店舗受け取り)、越境、上位モデルのShopify Plus、そしてヘッドレスコマースへと、立ち上げたストアの規模や目的に合わせて出世魚のように名前を変えて大きくなるべきだと思っています。

 残念ながら、私の運用しているアウトレットストアはまだまだです。大きくグロースさせるにはもう少し時間もかかるし、本サイトとの関係性もあるためハンドリングが難しいです。

 ストアごとに目的がありますので、それに沿った計画を立てて少しずつ大きくしていくのが無理なく進められると思います。一気にあれもこれもと手を出すと、効果のポイントや失敗したポイントが何だったのか?が検証しづらくなります。これはアプリと同じですね。

 ひととり読み終わっての感想ですが、構築を支援会社にお願いした人も一度はこの『いちばんやさしいShopifyの教本』を読んで頂き、Shopifyの構造をなんとなくでも良いので理解していただくことを進めます。マーチャント自身もある程度自力で動かすことをしないとダメだと感じています。

 そして、つぎに『shopify運用大全』へ移ることをお勧めします。内容は重複する部分もあります。そこも読み飛ばさないで、担当著者によってどのようにとらえているのか?を比べるのも楽しいですね。


廻らない鮨を食べたいなぁ😅