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考え方のためのnote

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#COMEMO

2023年の働き方は、性悪説<性善説、管理ベース<モチベーション向上ベース、になりますように

筆者が今まで経験してきた企業の多くでは、物品購入や接待などのために経費を使う際、稟議による事前許可を得ることが必要でした。 そして、経費の支出後は、領収証などの証票とともに詳細を報告する業務、つまり精算が要求されることがほとんどです。 この事前許可と精算は、組織のお金を使う以上、必要なプロセスであるように直感されます。が、ここでちょっと筆者が、行動経済学者 ダン・アリエリー氏のオフィスで経験したエピソードを紹介させてください。 ダンの会社は従業員100名ほどの小体な組織

ジョブ型雇用に個人として備えるには3つの「広げる」が必要

ジョブ型雇用にも「ジョブローテ」はあるジョブ型雇用という言葉を最近ニュースでよく目にします。「職務記述書」に基づいて、その仕事ができる人を雇ったり配置し、評価するという仕組みです。長らく外資系で働いてきた私からすると、ほかに何があるんだ、とも思ってしまうのですが、その逆は「メンバーシップ型雇用」と言うそうです。経験やスキルより、人そのものを評価して雇ったり配置する、人中心の仕組みです。 要は仕事に人を合わせるのか(ジョブ型雇用)、人に仕事を合わせるのか(メンバーシップ型雇用

大学生に告ぐ!無駄なアルバイトは今すぐに辞めなさい!

今日は多くの学生にとっては刺激的な内容になると思います。 「金持ちになりたければ今すぐバイトはやめなさい!」という内容です。 自分で学費を稼いでいる一部の学生を除き、大学生のほとんどは趣味やサークル活動費を稼ぐためにアルバイトをしている人がほとんどだと思います。 中には、将来日系の大企業や外資に就職したい人、起業して社長になりたい、YouTuberになりたいとか、お金持ちになりたいと思っている人は多いでしょう。 もしそんな金持ちになりたいと本気で思うなら、今すぐあなたが

何のために一生懸命、働くのか?

明けましておめでとうございます。2022年、1本目の投稿になります。 つい先日、労働生産性の記事を読みました。 この記事と社内で新しく幹部になった部下と1on1をしていた時のことがリンクしたので、文章にしました。 彼からは、以下のことを相談されました。 【相談内容】新しい仕事内容、ミッションに取り組んでいるが、最初は時間が想定以上にとられてしまい、当初の仕事、もともとやらなければならない仕事も疎かになってしまっている。どうやって時間効率をあげていけばいいか?何かアドバ

10月18日朝刊の広告から、ファミマの戦略を想像してみる

読者の皆さんは、10月18日朝刊のこの広告、ご覧になりましたか? ファミリーマートが「業界1位のコンビニ」(=セブンイレブン)を対象とした比較広告です。 ちなみにヘッダーの写真は渋谷駅の屋外広告です。こちらは同じ戦略を屋外広告版に変換したもので、どちらも強烈なインパクトを放っています。 日本では、比較広告があまり一般的ではないので、とかくその手法ばかりに目が行ききがち。しかしよく見ると、このキャンペーンは単純な比較広告ではなく、その背後に緻密に考え抜かれた戦略があるこ

高齢政治家が、失言を失言と思わないのには理由がある

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の前会長である森喜朗元首相は、大会ビジョンでもある「多様性」の否定、女性蔑視につながる、明らかに不適切な発言をされました。 この時期の、この発言以上に驚いたのは、高まる批判に応じた森元首相の謝罪会見でした。 誰しも間違えることはありますし、心からの謝罪があれば、辞任につながるような大騒動にならなかったのではないでしょうか。 謝罪会見の全文を読んでみると、「形式的に謝罪をすればそれで良いだろう。自分が正しく、騒いでいる奴らは馬鹿である

めっちゃ長い部署や肩書を書いた名刺に出会った時に思うこと #肩書を複数持つ必要ありますか  #COMEMO

このテーマになるとやっぱり僕の中では、(絶対にnoteを書かない = はてブ村の住人の)この方を想起します。(以前のCOMEMOでも書いた。) 「パラレルマーケター」というシンプルなタグで、市場でのアイデンティティを顕示しているのは、強いなぁ、と。そして、先日、このYouTubeを見ていて思ったのですが、この界隈には、同様に #自分にハッシュタグを 的に1つのタグで存在感を出している方々がいらっしゃいます。 この放送を聞いていて、感じたことは、 僕って、NANIMONO

複業の1番のメリットは、業と業の相互作用により、考え方の幅やダイナミズムが広がることである

10年ほど前の話です。 筆者は当時、自分の支出が完全にガラス張りの状況で、なんとも窮屈な思いをしていました。 そんなある日、あるイベントで登壇しないか、という誘いを受けました。いくばくかの講演料もいただけるとの由。 その講演料は現金手渡しが可能である、ということを知り、登壇を引き受けるモチベーションが急上昇しました。たかが数万円、されど数万円。口座から引き出した足跡がつかない自由なお小遣いを手にできる!! ・・・というような、セコくも涙ぐましい経緯で、私の初の複業は執