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〇訃報 ウィリアム・ハート(デルフォニックス)77歳で死去


 
〇訃報 ウィリアム・ハート(デルフォニックス)77歳で死去
 
【William Hart of The Delphonics Dies At 77】
 
 
 
(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
 
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〇訃報 ウィリアム・ハート(デルフォニックス)77歳で死去
 
【William Hart of The Delphonics Dies At 77】
 
訃報。
 
ウィリアム・プージー・ハート William "Poogie" Hart フィラデルフィアのソウル・ヴォーカル・グループ、デルフォニックスのリードシンガー、2022年7月14日死去。77歳。息苦しくなり、同地のテンプル大学病院に搬送され緊急手術を施されたが、そのまま死去した。同地のラジオ局WDASが一報した。
 
https://bit.ly/3o7DTcx 
 
ビルボ――ド誌
William Hart, Delfonics Lead Singer and Songwriter, Dies at 77
07/15/2022
https://www.billboard.com/music/rb-hip-hop/william-hart-delfonics-singer-dead-1235114788/
 
 
1945年1月17日生まれ。65年頃弟のウィルバート・ハート(ウィル・ハート=1947年10月19日生まれ)、ランディ・ケインらとデルフォニックスを結成。地元でライヴ活動。1968年、同地で活躍するソングライター、トム・ベルが書き、プロデュースした「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」の世界的大ヒットがでて一躍有名に。
 


 
 
彼らは、ほかに「ディドント・アイ」が大ヒット。これは、クエンティン・タランティーノ監督の映画『ジャッキー・ブラウン』(1997年)で実に効果的に使われた。
 
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Jackie Brown (1997) - The Delfonics Scene (3:54)

(ここでは、ジャッキーが自室にマックスを迎え入れ、デルフォニックスの「ディドント・アイ」をかける。これも意味深)
 
マックス私立探偵(ロバート・フォスター)「いいね、これ誰?」
ジャッキー・ブラウン(パム・グリア)「デルフォニックスよ」
 
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カセットショップで、デルフォニックスのカセットを購入し、車のカセットプレイヤーにいれ、聞く。
 
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夜。オデール(サミュエル・ジャクソン)とマックスの事務所に向かう車中で、「ディドント・アイ」が流れる。
オデール。「デルフォニックス、好きなのか?」
マックス。「とてもいいよな」
 
そしてマックスの事務所ではジャッキーが待ち伏せている…。
 
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フィリー・ソウルの創成期を形作り、ファルセット(裏声)で歌われる歌はその後スタイリスティックス、ブルー・マジックなどに受け継がれた。
 
1990年代にウィリアムとウィルバートのハート兄弟2人を含むグループが横浜バードに、2007年1月コットンクラブにウィリアムのグループ(他の2人はウィリアムに雇われたシンガー)が来日した。
 
その時のライヴ評→

 
Didn't I (Blow Your Mind)

 中央・緑のジャンプスーツがウィリアム。右が弟のウィルバート。左はメジャー・ハリス(のちにソロ・シンガーへ) 。
 
ベストCD→https://amzn.to/3PM2OhJ

 
若いプロデューサー、エイドリアン・ヤングがオールド・スクールのデルフォニックスを起用しアルバム制作。実質的にはウィリアム1人が参加。
 
エイドリアン・ヤングと→

 
 
デルフォニックス名義だが、歌はウィリアムだけなので、ウィリアムのソロ的な位置付けにも。
 
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ちょうど、上記でユーチューブを紹介した『ジャッキー・ブラウン』でデルフォニックスの「ディドント・アイ」が3つのシーンで使われているのが、うまくまとめられていた。さすが、これを編集した人はわかってる。映画をご覧になった方はご存じかと思うが、この曲がけっこうストーリーの中でもキーになっているのだ。
 
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デルフォニックスといえば、「ララ~」、これが1970年代ディスコのチークタイムの大定番の1曲だった。この「ララ」と「メリー・ジェーン」、あと一連のスタイリスティックス。
 
そんな彼らを観たのが上記の2007年のライヴ評の冒頭でも書いたように1980年代後期にニューヨークのクラブのようなディスコのようなところでのライヴ。とにかく「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」をみんなに歌わせ、10分以上やっていた。しかも、観客がみんな歌う、歌う。
 
 
 
(William “Poogie” Hart, 1/17/1945 – 7/14/2022, age 77)
 
 
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