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ミネアポリス暴動(ライオット)2020
◎ミネアポリスで暴動
2020年5月25日夜、ミネアポリスの白人警察官デレク・ショーヴィンが無抵抗の黒人ジョージ・フロイドさん(46)を押さえつけ、「息ができない」と言うものの押さえ続けた結果死去。その一部始終の模様が撮影されネットに公開されたところ一挙に反発が起こり、暴動へ発展した。当該の警官4名は解雇されたが1名以外逮捕されていない。(日本時間30日午後6時現在) 捜査も開始。広範な抗議行動がミネアポリス以外の地域にも広がりつつある。動画含むニュース記事。ニュースをまとめた。
https://bit.ly/2AaeiKd
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◎ミネアポリス・ライオット2020
【Minneapolis Riots 2020】
暴動2020。
街が炎に包まれる。CNNのニュース画面からはミネアポリスが燃えている様子が休みなく写されていた。まるでミネアポリス・ライオット(暴動)2020だ。
2020年5月25日夜、ミネアポリスの白人警察官デレク・ショーヴィンが無抵抗の黒人ジョージ・フロイドさん(46)を押さえつけ、「息ができない」と言うものの8分間ほど押さえ続けた結果死去。現場には他に3人の警官もいたが、なにもしなかった。その一部始終の模様が撮影されネットに公開されたところ一挙に反発が起こり、暴動へ発展した。当該の警官4名は解雇され、ショーヴィンは第3級殺人で逮捕された。世論はほかの3人への厳罰を求め抗議を行っている。捜査も開始。広範な抗議行動がミネアポリス以外の地域にも広がりつつある。動画含むニュース記事。ニュースをまとめた。
https://bit.ly/2AaeiKd
この記事中の動画に路上に寝かされ首を押さえつけられているジョージ・フロイドさんの姿がある。繰り返し「アイ・キャント・ブリーズ(息ができない)」と言ってるにも拘わらず、デレク・ショーヴィンはそのまま押さえつけ、動きが止まってしまう。周りで見ている者が、「脈を計れ」などと叫ぶが、まもなく救急車に運ばれていったが、その後死亡が確認された。
そしてこの模様の一部始終が携帯電話で動画に撮られており、SNSに載せられた瞬間、一気に拡散した。
(ジョージ・フロイドさんの首根っこを押さえつけるデレク・ショーヴィン元警官)
ミネアポリスで暴徒と化した群衆が警察署に放火をしたり、店に略奪に入るなど暴動に発展してしまった。
この暴動は、ミネアポリスのダウンタウンを中心に起こっているが、他の地域にも飛び火している。
28日にはこの暴動を取材していたCNNのカメラマン、リポーターらが一時期当局に逮捕されるなど混乱が続いている。彼らはその後、29日には釈放された。
著名人を含む多くの人たちがSNSやメディアでもこの問題を取りあげ、とりあえず逮捕されたショーヴィンが軽い刑、あるいは執行猶予などがついたら再度暴動が起こりそうだ。
全米各地でのデモなどの動きも含め、しばらく目が離せない状況だ。
(警察署)
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2020年5月29日10時57分のジェニファー・ブルックスのツイッター。パトカーがスプレーを撒き人々を威嚇している。
https://twitter.com/i/status/1266186985041022976
5月29日午前11時41分
https://twitter.com/Breaking911/status/1266197959152107528
ミネアポリスは日本時間からマイナス14時間。CNNは長時間の生中継を行っていた。
If Prince is there, he would sing: Prince-Baltimore
https://bit.ly/2X9CTb0 Baltimore could be Minneapolis, and
Prince - Mary Don't You Weep →https://bit.ly/2XGv5MV "Mary" could be George Floyd.
#minneapolisupdate #georgefloyd #georgefloydrip what a tragedy
プリンスの「ボルティモア」についての解説→https://amba.to/36FUNFv 歌詞→https://amba.to/2TNl27V #minneapolisupdate #georgefloyd #georgefloydrip
ミネアポリス出身のプリンスは、2015年4月、メリーランド州ボルティモアで黒人生年フレディー・グレイが死去した件で、すぐにボルティモアに出向きチャリティー・コンサートを行った。
どうもこのデレク・ショーヴィンは以前から問題があった警察官のようだ。
https://twitter.com/eridescent__/status/1266013547156377602
続・ミネアポリス暴動。警官に殺されたジョージ・フロイドは、ずっと「息ができないI can't breath」と言い続けたが、押さえつけられた。なんと2015年の作品で元テレンス・テレント・ダービーSananda Maitreya が I Wanna Breathe という曲を出していて、今回SNSに投稿→
https://www.youtube.com/watch?time_continue=236&v=W_VkxR5rKDg&feature=emb_logo
首を絞められて死んでしまうシーンはスパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989年)の映画のワンシーンにあり、これが2000年代に入っても現実化したことが大きな問題となった。
Do the Right Thing Radio Raheem's death
https://www.youtube.com/watch?v=7TrE6GquNKE
マーカス・ミラーもその名も「アイ・キャント・ブリーズ」をリリース。2015年。
I Can't Breathe - Marcus Miller
https://www.youtube.com/watch?v=GWiGHbcoGBA
一方で、すでにその暴動で散らかったエリアを清掃している有志たちもいる。
2020年5月29日午前7時54分
https://twitter.com/lolwtfnotmonica/status/1266140727358246913
1967年デトロイト暴動、1992年ロドニー・キング事件に端を発したロスアンジェルス暴動。
2000年代に入ってからは同様の事件が多発し、一挙に、「ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命も大切・重要だ)」運動が巻き起こった。
■関連記事
2018年に公開された映画『デトロイト』は1967年のデトロイトで起きた暴動を題材にしたもの。
映画『デトロイト』~2018年1月日本公開~1967年の暴動を50年後に描く衝撃作(1)
2017年11月20日(月)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12329704810.html
○映画『デトロイト』(2)~ドラマティックスの栄枯盛衰~新スター誕生、ラリー・リード役アルジー・
2017年11月22日(水)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12330293292.html
■最近の人種差別問題関連記事。
スティーヴィー・ワンダーがひざまずくとき~シャーロッツヴィルに登場~
2017年09月28日(木)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12314322903.html
(最近の人種差別への抗議行動として象徴的になっているひざまずき(taking a knee)についての解説)
映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』~アルバムから映画まで27年を経てのブラックムーヴィーの金字塔
2015年09月27日(日)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12077294077.html
NWAのヒットに「ファック・ザ・ポリス(警官なんてくそくらえ)」という警察に対する不信を声高に語る作品もある。その頃から、警察の横暴は変わらない。
第57回グラミー・モーメント~ファレルの主張とキング牧師への賛歌
2015年02月10日(火)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11987696106.html
「ブラック・ライヴズ・マター」が象徴的に表れたグラミー賞授賞式。
■ブラック・ライヴズ・マター関連記事・参考資料
2014年12月12日(金)
スティーヴィー・ワンダー、警察官不起訴に曲内でコメント
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11962479104.html
【エリック・ガーナー事件】
2014年7月17日、ニューヨーク・スタッテン・アイランドで起きた事件。路上で煙草を売っていた黒人エリック・ガーナー(43歳)が警官の職務質問に「放っておいてくれ」と言ったが言い争いとなり、白人警官ダニエル・パンテーロ(29歳)がニューヨークでは禁じられている後ろから羽交い絞めにし、殺してしまった事件。ガーナーは羽交い絞めにされているときに、「息ができない I can't breath」と何度も言っているが、警官はそれを無視して羽交い絞めを続け、結果殺してしまった。
【マイケル・ブラウン事件】
2014年8月9日、ミズーリ州ファーガソンで起こった無防備の黒人青年マイケル・ブラウン(18歳)が白人警官ダレン・ウィルソン(28歳)によって射殺された事件。
【トレイヴォン・マーティン事件】
2012年2月26日、フロリダ州サンフォードでマーティン(17歳)が自警団のジョージ・ジマーマン(28歳ヒスパニック系)に射殺された事件。ジマーマンは同州にある「スタンド・ユア・グラウンド法、正当防衛法」のために無罪となり、抗議運動が起こった。
黒人を殺した白人が相次いで不起訴となったことで、各地で暴動、抗議行動が起こっている。これらすべてを含めてBlack Lives Matter 黒人の命だって大事なんだ、という運動が起こっている。
グラミー余波~ハンズ・アップ・ドント・シュート~ファレルからビヨンセへ
2015年02月11日(水)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11988131340.html
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