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〇ディアンジェロがインターネット・ラジオ番組『レディオ・アワー・ウィズ・ディアンジェロ』をスタート~BGMを含めたセットリスト

〇ディアンジェロがインターネット・ラジオ番組『レディオ・アワー・ウィズ・ディアンジェロ』をスタート

【D’Angelo Started Internet Radio Program “Radio Hour With D’Angelo”】

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(本作・本文は約6000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ12分から6分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと20分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

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1.  ディアンジェロがインターネットでラジオ番組スタート

〇ディアンジェロがインターネット・ラジオ番組『レディオ・アワー・ウィズ・ディアンジェロ』をスタート

【D’Angelo Started Internet Radio Program “Radio Hour With D’Angelo”】

インターネット・ラジオ。

ディアンジェロが、自身で選曲、トークをする番組『レディオ・アワー・ウィズ・ディアンジェロ』をインターネットで2021年1月14日からスタートした。聴取は無料。アーカイヴも残る。オーディオ・メーカーのソノス・サウンド・システムがスポンサーとなり、そこで始めた音楽番組。これまでにも、DJやエリカ・バドゥーなども番組を録音している。

ディアンジェロ回はこちら。約99分→
Radio Hour With D’Angelo by Sonos Sound System 2021/01/14 (1:39:45)


https://www.mixcloud.com/sonos/radio-hour-with-dangelo/

基本的には、ソノス・オーディオのラジオ局で有料で聴取できるが、しばらくいくつかのものは、ミックスクラウドに無料で公開するようだ。

初回ということもあってか、司会者がディアンジェロと約16分、どのように選曲するのか、新しい音楽はどのように仕入れているのか、初めて自分のお金で買ったレコードは何か、最初に影響を受けた音楽などについて語ってから、DJショーが始まった。自身のラジオ番組を「フィーヴァッシュ・ファンタマゴリア Feverish Fantazmagoria」と名付けた。一般的には、シンプルに「レディオ・アワー・ウィズ・ディアンジェロ」。

アー写 ディアンジェロ

2. DJ前のチャット内容

最初のチャットの一部は、次の通り。

自分の音楽的影響は、父親がペンタストラの教会のパスター(牧師)だったので、ゴスペルの影響を受けた。毎週教会に行き、そこで見聞きしたゴスペル・グループに影響を受けた。最初に衝撃を受けたのはローカル(リッチモンド・ヴァージニア州)のゴスペル・カルテット、マギー&イングルマッツだった。Dが3-4歳くらいだったという。ディアンジェロは1971年2月生まれなので、1974年から75年頃のこと。

そして、ゴスペルではウォルター・ホーキンス・シンガーズなどが自分にとってのヒーローだった。

D自身、3-4歳からその教会に出入りするようになり、ピアノを弾き始めたという。

ところが5歳のときに父母が離婚。父はピアノとレコードを残していった。それまではゴスペルしか聞けなかったDは、父のレコードなどを聞いたり、世俗的なR&Bに触れるようになる。「父がいなくなってから、突然、ファンクのレコードを聴けるようになった」

そうしたポピュラーな音楽でもっともインパクトがあったのは、プリンスだという。

1979年にプリンスが出した「アイ・ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー」が世俗音楽(R&B)への扉を開いた。あの頃の曲は「あらゆる音・音階をすべて覚えてしまった note for note」。そして続く1980年発売の3枚目『ダーティー・マインド』はとにかく衝撃だった。

後年、本物のプリンスと会うことになったとき、「(プリンスについて)あらゆることを勉強しようとしていたから、昔から知っているような人物だと感じた。そしてとても(一緒にいて)心地よかった」という。

自分の小遣いで初めて買ったレコードはと問われ、ロジャーのファースト『メニー・ファスツ・オブ・ロジャー』(1981年)とスティーヴィーの『トーキング・ブック』(1973年)をあげた。

ロジャーのファーストについて、聞き手が知らなかったので、Dがザップのリード・シンガーで若干説明。「ソー・ラフ・ソー・タフ」のヒットをあげた。

Roger – So Ruff So Tuff


https://www.youtube.com/watch?v=eksaGYygLsw

もう一枚は、地元(ヴァージニア州リッチモンド)のショッピングモールの楽器店(オルガンを売っていた)に父親に兄弟と連れていかれ、そこでオルガンを弾いていると、(チップ用の)帽子が置かれ、小銭が入ってきた。それを見たそこの店員ガイ・アレン(Dは名前を憶えていたw)という人物に、ガイの姉妹がこんど結婚するので、その席でスティーヴィーの「ユー・アンド・アイ」を歌ってくれ、と頼まれ歌うことになり、同曲の入ったアルバム『トーキング・ブック』を買った。

Stevie Wonder - You And I (We Can Conquer the World)


https://www.youtube.com/watch?v=zOW2UfvWWAE

この曲はラヴ・ソングとしても定番でスティーヴィーもときどきライヴでピアノ・ソロ・コーナーで歌う。2人で世界を征服しようという、まさに結婚式にはもってこいの歌だ。Dにとって、これを歌い若干のお金をもらったということで、初めてお金をもらったギグ(仕事)がこれだったと軽く笑いながら話した。

ジョージ・クリントンに会ったときも「自分にとってはアンクルのような存在。『ヴ―ドゥー』が出来上がる直前に会ったので、『ヴ―ドゥー』を聴いてもらった。ちょっと緊張したけどね。以来、仲良くしてもらってる」という。Dはジョージ・クリントンのことを「パパG」と呼ぶ。最初からかけていき、まあまあの反応だったが、アルバム6曲目の「チキン・グリース」が始まると、「すごく喜んでくれ手をぎゅっと握りしめてくれた。すごく力強かったよ」。

ジョージ・クリントンが気に入った「チキン・グリース」。
D’Angelo – Chicken Grease


https://www.youtube.com/watch?v=bo8DH21BbfY

そして、最後に次のアルバムについて、「ずっと曲は書き続けてる」と述べるにとどめた。


3. コンプリート・セットリスト~BGM使用曲を含む~“Radio Hour With D’Angelo” “Feverish Fantazmagnoria”

そして、DのDJショーが始まった。オープニングは、スライ&ファミリー・ストーンのファースト・アルバム『ア・ホール・ニュー・シング』(1967年)から「アイ・キャンノット・メイク・イット」。

セットリストを取ったので、ゆっくりお楽しみください。BGMも書いてあります。もしなにか間違いがありましたら、メール、コメント欄などでご連絡ください。

(このセットリストの曲についてのお話も続けるかもしれません)

■セットリスト~ディアンジェロがかけた曲

Complete Setlist Including BGM:
Sonos Sound System:
“Radio Hour With D’Angelo”
“Feverish Fantazmagnoria”
Uploaded : Jaunary 14, 2021

Show start [0:00:00]
MC Elliot Chat with D’Angelo
[0:15:40]
TM: If You Got Funk, You Got Style –Funkadelic
BGM Ele E Ela – Marcos Valle
01. I Cannot Make It – Sly & The Family Stone (1967)
BGM Jesus Is Waiting – Al Green
02. I Don’t Know – Nick Hakim (tribute for Kathy Rebecca Bailer who passed 2011) (2014)
03. You Know, You Know - John McLaughlin & Mahavishnu Orchestra (1971)
04. Almustafa The Beloved - Billy Cobham (1976) (with George Duke)
05. I Dream The Better Dream – Lewis Taylor (1996)
BGM Soul Power – Maceo & The Macks (talks about Prince)
06. Sister – Prince (1980) From Dirty Mind
07. Head – Prince (1980) From Dirty Mind
08. Silly Billy - Ohio Players (1973) From Ecstasy
BGM The Boss – Pete Rock
09. Soul Brother #1 – Pete Rock & C.L. Smooth (1992)
BGM Ele e Ela – Marcos Valie
10. Subliminal Fascism - Fishbone (1988)
11. Take Two And Pass – Gang Starr (DJ Premier) (1992)
BGM Cholly (Funk Getting Ready To Roll!) – Funkadelic (talks about first band D joined)
12. Potholes In My Lawn – De La Soul (1989)
BGM Get Dis Money – Slum Village
13. Ministry Of Alienation – Unknown Mortal Orchestra (2018)
BGM unknown (talks about Funkadelic/Parliament)
14. Groovallegiance – Funkadelic (1978) From Album One Nation Under A Groove
BGM Ruff And Rugged – J Dilla (talks about Marvin Gaye, Leon Ware)
15. Soon I’ll Be Loving You Again - Marvin Gaye (1976) From Album I Want You (shout out to James Gadson on drums)
16. Greedy G – Brentford All Stars (1998) (using a riff of I’m Greedy Man by James Brown)
BGM Fall-In-Love – Slum Village
17. The Root – D’Angelo (2000) (song written with Charlie Hunter who plays guitar and bass simultaneously, dedicate to Fred Jordan who passed)
End theme credit
End of the show [1:39:45]

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