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〇アレサ・ザ・グレイテスト・パフォーマンス(デラックス)CD4枚組登場~7ディケードを集大成 (パート1)


〇アレサ・ザ・グレイテスト・パフォーマンス(デラックス)CD4枚組登場~7ディケードを集大成 (パート1)

【Aretha: 4 CD Set With Linernotes Essay by David Nathan & Rochelle Riley】

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(本作・本文は約5000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ10分から5分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと17分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

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〇アレサ・ザ・グレイテスト・パフォーマンス(デラックス)CD4枚組登場

【Aretha: 4 CD Set With Linernotes Essay by David Nathan & Rochelle Riley】

集大成。

今年(2021年)は、日本のアリーサ・フランクリン・ファンにとっては格別の年になっている。なんといっても、1972年1月にロスの教会で行われた『アメイジング・グレイス』の礼拝映像が日本初公開され、次にナショナルジオグラフィック・テレビでアリーサの自伝的連続テレビドラマ(全8回)『ジーニアス:アレサ』が放映され、そして、8月13日いよいよ全米でジェニファー・ハドソンがアリーサを演じる劇場映画『リスペクト』が公開され、その後日本公開される。(正確な日本公開日はまだ発表されていない)

そんな中、アリーサの1957年15歳から亡くなる3年前2015年73歳までの作品群を膨大なアーカイヴの中からソウル・ミュージック評論家、デイヴィッド・ネイサン編纂した4枚組CDが2021年8月11日に発売される。全80曲5時間11分におよぶ。ここには16曲以上の未発表音源、未CD化音源なども収められている。また、デイヴィッド・ネイサンのアリーサのキャリアについて、また未発表音源の解説、そしてアリーサと同じデトロイトのコラムニスト、ロシェル・ライリーの寄稿文の日本語版、英語歌詞などが収められている56ページのブックレットがつく。訳詞はなし。

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もう改めて圧巻というしかない。1956年、父親の教会での録音から、2015年ケネディー・センターでのキャロル・キング・トリビュートまで。本当に子どもの頃から大人になっての最後まで。集大成だ。

今回発掘の未発表音源は下記に印(*)をつけた。

アルバム最後を飾るのは2015年12月ケネディー・センターでキャロル・キングを称える賞でアリーサが歌う「ナチュラル・ウーマン」。これまでユーチューブなどでおなじみになっていたが、それが正式音源になった。

テレビ・ドラマ『ジーニアス:アレサ』では、第8回(最終回)のエンディングを飾ったグラミーでの「誰も寝てはならぬ」、また、2009年1月オバマ大統領就任式で歌った「マイ・カントリー・ティーズ・オブ・ジー」のデジタル録音盤も収録された。

もちろん、彼女の幼少時のゴスペルから、コロンビア時代のジャズ風作品、そして、アトランティックでの主な大ヒット、アリスタに移籍してからのもろもろのヒットなど、本当によくこの4枚に収めたものだ。

これを編纂したデイヴィッド・ネイサンについては、あらためてご紹介しようと思うが、とにかく世界一のアリーサ・フリークである。1950年代にリリースされていたアリーサのゴスペルのレコード盤(インディ盤)に書いてあった電話に国際電話をかけたら、C.L.フランクリンが出て、アリーサと直接話すことができ、以来、すっかりアリーサ・フランクリン・ファン/マニアになった。もちろん、アリーサが初めてイギリスにやってきたときも、密着取材をしている。以後、デイヴィッドはおそらく世界中の音楽ジャーナリストの中でもっともアリーサにインタヴューした人物と言われる。

未発表音源17トラックの中でも、これまでほとんど知られていなかったデビー・ブーンの大ヒット「ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」はライヴでは歌われていたが、実はレコーディングもされていて、ここに収録された。ここでも、アリーサの楽曲の「強奪ぶり」がいかんなく発揮されている。

アリーサの作品を万一、一枚ももっていない方で興味を持たれたら、最初のワンセットはこれでいいかもしれない。


ケネディー・センターの「ナチュラル・ウーマン」のライヴでこの4枚組を終わらせる構成は、完璧だ。僕でもそうする。『ジーニアス・アレサ』のときも、最終回のエンディングはどうなるだろうと思い、このケネディー・センターのシーンを推察したが、その前のグラミーだった。キャロル・キングが大はしゃぎをみせ、オバマが泣く。感動のそのシーン。

Aretha Franklin Brings President Obama To Tears Performing At Kennedy Center Honors
14,501,532 回視聴2015/12/31


https://www.youtube.com/watch?v=8cF0tf35Mbo

デイヴィッド・ネーサン渾身のアリーサの8ディケードをまさに集大成したヒストリカル・アルバムだ。

アレサ ジャケ写 Jpeg

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■上記関連記事

アリーサ、ケネディー・センター名誉賞授賞式で熱唱~48年の歴史の凝縮と感動
2015年12月31日(木)


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2009年01月21日(水)
オバマ大統領誕生~アレサの歌が祝福



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速報 「クイーン・オブ・ソウル」~アレサ・フランクリン76歳で死去 (パート1)
2018年08月17日(金)


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2018年08月18日(土)


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2018年08月19日(日)


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*がこれまでにリリースされていなかった音源。曲としてはリリースされていても別テイクなども含まれる。

【収録内容】

【Disc 1】
1.ネヴァー・グロウ・オールド
2.ユー・グロウ・クローサー
3.トゥデイ・アイ・シング・ザ・ブルース
4.ウォント・ビー・ロング
5.アー・ユー・シュア
6.オペレイション・ハートブレイク
7.スカイラーク
8.ラニン・アウト・オブ・フールズ
9.ワン・ステップ・アヘッド
10.アイム・ルージング・ユー
11.クライ・ライク・ア・ベイビー
12.ア・リトル・ビット・オブ・ソウル
13.マイ・カインド・オブ・タウン *
14.トライ・ア・リトル・テンダネス *
15.貴方だけを愛して
16.恋のおしえ
17.リスペクト
18.ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム
19. チェイン・オブ・フールズ
20. サティスファクション
21.愛する貴方を失くして
22.エイント・ノー・ウェイ
23. マイ・ソング
24.ユー・センド・ミー
25.ザ・ハウス・ザット・ジャック・ビルト
26.トラックス・オブ・マイ・ティアーズ

【Disc 2】
1.ベイビー、アイ・ラヴ・ユー
2.サン・オブ・ア・プリーチャー・マン
3.コール・ミー *
4.レット・イット・ビー
5.ヤング、ギフティッド・アンド・ブラック *
6.明日に架ける橋
7.よくあることさ/シー・ソー アレサ・フランクリン・ウィズ・トム・ジョーンズ *
8.ユアー・オール・アイ・ニード・トゥ・ゲット・バイ *
9.ブラン・ニュー・ミー *
10.スパニッシュ・ハーレム *
11.ロック・ステディ
12.デイ・ドリーミング
13.シェア・ユア・ラヴ・ウィズ・ミー
14.ドント・プレイ・ザット・ソング
15.ドクター・フィールグッド
16.スピリット・イン・ザ・ダーク
17.ハウ・アイ・ガット・オーヴァー
18.マスター・オブ・アイズ

【Disc 3】
1.サムウェアー *
2.エンジェル *
3.ザ・ボーイ・フロム・ボンベイ *
4.ティル・イッツ・オーヴァー
5.オー・ベイビー *
6.アンティル・ユー・カム・バック・トゥ・ミー *
7.アイム・イン・ラヴ
8.ウィズアウト・ラヴ
9.ミスターDJ
10.ユー
11.サムシング・ヒー・キャン・フィール
12.ルック・イントゥ・ユア・ハート
13.ブレイク・イット・トゥ・ミー・ジェントリー
14.ホウエン・アイ・シンク・アバウト・ユー
15.オールマイティ・ファイヤー
16.レイディーズ・オンリー
17.ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ *
18.ウー・ベイビー・ベイビー アレサ・フランクリン・ウィズ・スモーキー・ロビンソン *
19.至上の愛(アメイジング・グレイス) 

【Disc 4】
1.シンク
2.小さな願い アレサ・フランクリン・ウィズ・ディオンヌ・ワーウィック *
3.ユナイテッド・トゥゲザー
4.ジャンプ・トゥ・イット
5.ザ・ウィンド
6.フリーウェイ・オブ・ラヴ
7.シスターズ ユーリズミックス&アレサ・フランクリン
8.愛のおとずれ アレサ・フランクリン&ジョージ・マイケル
9.オー・ハッピー・デイ アレサ・フランクリン・ウィズ・メイヴィス・ステイプルズ
10.ア・ローズ・イズ・スティル・ア・ローズ
11.サムデイ・ウィール・オール・ビー・フリー
12.ザ・メイキング・オブ・ユー
13.誰も寝てはならぬ
14.アット・ラースト アレサ・フランクリン・ウィズ・ルー・ロウルズ *
15.君の友だち ロナルド・アイズレー・フィーチャリング・アレサ・フランクリン
16.ローリング・イン・ザ・ディープ
17.マイ・カントリー・ティーズ・オブ・ジー
18.ナチュラル・ウーマン *

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