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〇『レディオ・ディスコ』でジョー・タルシア追悼

〇『レディオ・ディスコ』でジョー・タルシア追悼
 
【Tribute To Joe Tarsia on Radio Disco】
 
(本作・本文は約2000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ4分から2分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと7分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
 
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〇『レディオ・ディスコ』でジョー・タルシア追悼
 
【Tribute To Joe Tarsia on Radio Disco】
 
TSOP(ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア)。
 
インターFM(東京地区、89.7mhz)で2022年11月5日午後3時から生放送された『レディオ・ディスコ』(DJオッシー、DJサヨコ)に吉岡正晴がゲスト出演し、11月1日に亡くなったフィラデルフィア・サウンドのサウンドを作り上げたエンジニア、ミキサー、ジョー・タルシアについてご紹介した。
 
ジョー・タルシアについては、リスナーの方でもほとんどの方がご存じなかったようなので、紹介できてよかった。
 
なんといってもジョー・タルシアは機械に精通している機械オタクで、録音のノウハウを独自に開発、ユニークな「フィラデルフィア・サウンド」を形作った。
 
ギャンブル&ハフ、トム・ベルらより約8歳年上で、彼らにとっての師匠的存在。彼らも録音のイロハをジョーから学んだ。
 
またシグマ・サウンド・スタジオは全米で2番目に24チャンネルのマルチ・トラック・レコーダーをいれたスタジオ。かなり早い段階でいれたことになる。そのおかげもあり、シグマで録れる音はクリアな非常に洗練された音になった。
 
同録(ラジコ・タイムフリー)

 
この30分くらいのところから。約28分

https://www.mixcloud.com/OSSHY/radio-disco-20221105/

 同じく30分くらいのところから。約28分。

冒頭は先日のブルーノ・マーズのライヴについての所感。からの、本題、ジョー・タルシアについて。
 
 
セットリスト
 
TM Disco Inferno
 
BGM Hey, Western Union Man – Jerry Butler
BGM Slow Motion – Johnny Williams
BGM You’ll Never Find Another Love Like Mine – Lou Rawls
 
M01 Only The Strong Survive – Jerry Butler
 
BGM Bad Luck – Harold Melvin & The Bluenotes
 
BGM Wake Up Everybody – Harold Melvin & The Bluenotes
 
BGM Me & Mrs. Jones – Billy Paul
 
M02 Don’t Leave Me This Way – Harold Melvin & The Bluenotes
 
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M01 Only The Strong Survive – Jerry Butler
 
https://www.youtube.com/watch?v=XPkd9ZQOtbI
 
M02 Don’t Leave Me This Way – Harold Melvin & The Bluenotes
 
https://www.youtube.com/watch?v=MnIkcB8GObo
 
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1曲目にかけた「オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ」はジェリー・バトラーのヒットだが、今度11月11日に全世界同時発売となるブルース・スプリングスティーンのソウル・カヴァー曲ばかりのアルバムのテーマ曲にも選ばれている。
 
そのアルバムについて
 
ブルース・スプリングスティーンがソウルのカヴァー・アルバム『オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ』を発売へ~全オリジナル曲動画紹介~2022年11月11日発売
2022年10月4日

 
2曲目は、まず、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツで録音された「ドント・リーヴ・ミー・ディス・ウェイ」。オンエアで、ヒットしたと言ってしまったが、実はシングル・カットはされておらず、その意味ではヒットはしていない。ところが、翌76年、このLPカット曲をモータウンのテルマ・ヒューストンがカヴァーしたところ、全米1位になる大ヒットへ。さらに1989年、イギリスのコミュナーズがカヴァーし、ゲイ・アンセム的な作品に成長した。
 
ジョー・タルシアは1968年8月に開設したフィラデルフィア・サウンドの録音スタジオ、シグマ・サウンド・スタジオのオウナーであり、チーフ・エンジニア。あらゆるフィラデルフィア・サウンドのレコーディングにかかわってきた。
 
全米のスタジオで2番目に当時まだ最新機種だった24チャンネルのマルチトラック・レコーダーをいれたことからもわかるように、ジョーの音に対するこだわりは圧倒的で、それがサウンドに反映している。
 
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個人的には、僕もフィラデルフィア・サウンドに1971年頃から親しむようになるが、フィラデルフィア・インターナショナル・レコーズ(PIR)からのレコード、当初は7インチ、まもなくLPなどで、その音の良さに驚いたものだった。ただ、そのときにはなぜPIRの音が他社の物と違うのかなどについては、まったくわからなかった。だが、それらがすべてシグマのオウナーであるエンジニアでるジョー・タルシアのためであることがわかり驚嘆したものだ。
 
クインシーの右腕エンジニア、ブルース・スウェデンと並ぶ、音響エンジニアの伝説的人物である。
 
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ジョー・タルシアの葬儀は、2022年11月10日午後7時~9時=お通夜、告別式=11月11日午前11時~12時。葬儀場所 the Church of Christ the King, 200 Windsor Ave., in Haddonfield, PA, USA
 
 


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