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〇サム・グッデン(インプレッションズのオリジナル・メンバー)87歳で死去

〇サム・グッデン(インプレッションズのオリジナル・メンバー)87歳で死去
 
【Sam Gooden Dies At 87】
 
(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
 
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〇サム・グッデン(インプレッションズのオリジナル・メンバー)87歳で死去
 
【Sam Gooden Dies At 87】
 
訃報。
 
インプレッションズのオリジナル・メンバー、サム・グッデン Sam Goodenが 2022年8月4日生まれ故郷テネシー州チャタヌーガで家族に看取られながら死去した。87歳だった。
 

 
 
グッデンは2018年9月インプレッションズとして唯一で最後の来日を果たしている。
 
来日時のライヴ評、セットリストなど→https://amba.to/3QpAOR0 
 
2018/9/13
〇インプレッションズ・ライヴ~伝説のグループ、引退公演ヴェールを脱ぐ
 
【Impressions Impressed The Adudiences】
 
(セットリスト、内容などが出ます。これからご覧になる方で事前に情報を知りたくない方はご注意ください。すでに見た方、見る予定がない方、見ようかどうか迷っている方はどうぞ)
 
伝説。
 
まさに伝説のR&Bヴォーカル・グループが初来日で、最後の来日。シカゴのインプレッションズ。創始メンバーのサム・グッデン(舞台向かって左側・下手側、メガネをかけている、84歳)とフレッド・キャッシュ(向かって右側・あごひげが特徴、77歳)に、ここ1年程リード・シンガーの役を担っているジャーメイン・ピュリフォリー(33歳)の3人が、往年のインプレッションズのヒットを歌う。バンドは、ワシントンDCをベースに活躍するほぼ白人。1人だけトロンボーン奏者が黒人。
 
ジャーメインはさすがに若いだけあってはつらつとしているが、声はファルセット、ハイ・ヴォイスで歌うがカーティス・メイフィールドを思わせることはない今風のシンガーだ。ただ、ソロとしてはとてもいいシンガーで、これからの活躍が期待される。ネオ・ソウル・シンガー的なものも歌えるようだ。
 
びしっとスリー・ピースのスーツを決めた3人は、さすがに伝統のソウル・ヴォーカル・グループだ。
 
ジャーメインについての記事はこちら↓
 
■関連記事
 
結成60周年、インプレッションズ初来日決定~新リードシンガー、ジャーメイン・ピュリフォリー紹介
2018年06月03日(日)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12380612046.html
 
結成60周年、インプレッションズ初来日決定~最初で最後か
2018年05月29日(火)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12379510528.html
 
インプレッションズの創設者の一人で、その後ソロとして成功を収めたカーティス・メイフィールドは、1980年代に来日している。渋谷のライヴインで見たが、あのファルセットは強烈だ。
 
僕はカーティスの歌声を想像して、脳内で合成しようとしたが、それはかなわなかった。
(笑) 
 
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ところで、下記セットリスト本編最後に歌われたエディー・ケンドリックスの「ヒーズ・ア・フレンド」だが、その途中でバンドのソロ回しがあった。バンドメンバーによると、しばらく前からこれをやっていて、いい感じなので、やっているという。ノーマン・ハリス・プロデュースのエディー・ケンドリックスのフィリー・ディスコで、当時ディスコでよくかけていたが、まさかこのインプレッションズのステージで歌われるとは思わなかった。彼らがこれを歌ったときには、「これ、なんだっけ、なんだっけ」とすぐにタイトルが浮かばなかったほど。
 
そして、この曲、歌詞がゴスペルなので、ゴスペル色の強いインプレッションズのセットリストにはちょうどよかったのだろう。この歌詞をしっかり読んでみたら、「彼は友達」の彼は、「神」のことだった。
 
ゴスペルで言えば、彼らの十八番「ピープル・ゲット・レディー」もゴスペルだ。ゴスペル曲としても捉えられており、特にアレサ・フランクリンのヴァージョンなど200%ゴスペルになってしまう。
 
ちなみに、「ムーヴ・オン・アップ」はファーストでは歌われなかったそうだ。そして、この曲はもともとインプレッションズで録音していたものを、ちょうどカーティスが作り始めていたファースト・ソロ・アルバムに、インプレッションズのメンバーの声を消して、ソロ曲にしていれたという。
 
インプレッションズはこの日本ツアーを最後に引退する。ジャーメインはソロ活動に専念。フレッドとサムは、晴れて引退するという。最初で最後の伝説のグループを間近で見られた人はラッキーだ。
 
■ライヴは今日、あさって
 
ライヴは、2018年9月13日(木)ビルボードライブ東京、15日(土)ビルボードライブ大阪。伝説を目撃する最後のチャンスだ。
 
ビルボードライブ東京 9月13日(木)
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11068&shop=1
 
ビルボードライブ大阪 9月15日(土)
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11070&shop=2
 
■リロイ・ハトソン・ライヴ・レヴュー
 
リロイ・ハトソン初来日コンサート・ライヴ評&モア(パート1/5)
2018年05月13日(日)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12375421826.html
 
リロイ・ハトソン初来日コンサート・ライヴ評&モア(パート2/5)
2018年05月14日(月)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12375530817.html
 
リロイ・ハトソン・ライヴ&モア(パート3 of 5)~時代とともに変わる価値観
2018年05月15日(火)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12375792025.html
 
リロイ・ハトソン初来日コンサート・ライヴ評&モア(パート4 / 5)~初来日までの軌跡
2018年05月17日(木)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12376050871.html
 
リロイ・ハトソン(パート5/5):そのバックで来日したミュージシャンたち
2018年06月12日(火)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12380618794.html
 
■セットリスト
Setlist : The Impressions @ Billboard Live Tokyo, September 11, 2018, Second set
曲名の後にヒット時期。LPを示しているのはアルバムからの曲。
 
Show started 21:32
01. Amen (Intro) [1964]
02. It’s Alright [1963]
03. Nothing Can Stop Me [1968](From LP “We’re Winner”)
04. I’m So Proud [1964]
05. I Need You [1965]
06. I Love And I Lost [1968]
07. Gypsy Woman [1961]
08. Stay Close To Me [1969] (From LP “This Is My Country”)
09. I’ve Been Trying [1965]
10. Mighty Mighty (Spade & Whitey) [1969]
11. Choice Of Colors [1969]
12. Band Instrumental Curtis Medley: Freddie’s Dead [1972] / Give Me Your Love [1972] / Superfly [1972]
13. Finally Got Myself Together (I’m Changed Man) [1974]
14. He’s A Friend [Eddie Kendricks] [1976]
Enc. People Get Ready [1965]
Enc. Move On Up [1970] (From Curtis Mayfield’s LP “Curtis”)
Show ended 22:43
 
Members:
 
Impressions:
フレッド・キャッシュ / Fred Cash(Vocals)
サム・グッデン / Sam Gooden(Vocals)
ジャーメイン・ピュリフォリー / Jermaine Purifory(Vocals)
 
ビル・デンプシー / Bill Dempsey(Keyboards)
ザック・カトラー / Zach Cutler(Guitar)
エリオット・セッパ / Eliot Seppa(Bass)
マーティー・ブシャール / Marty Bouchard(Drums)
ジョー・ヘレラ / Joe Herrera(Trumpet)
レジー・ペース / Reggie Pace(Trombone)
マット・リップトー / Matt Rippetoe(Saxophone)
 
The Definitive Impressions
Impressions
Kent (1989-10-18)
https://goo.gl/ttCwPn
 
The Best Of The Impressions Featuring Curtis Mayfield
Universal Music LLC (2007-01-24)
https://goo.gl/8Lmijr
 
ENT>LIVE>Impressions
 
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