●ロジャー・ホーキンス(マッスル・ショールズ・リズム・セクションのドラマー)、75歳で死去
●ロジャー・ホーキンス(マッスル・ショールズ・リズム・セクションのドラマー)、75歳で死去
(ソウル・サーチン・ラウンジ~近田春夫回第4回は明日以降にご紹介します)
(本文は有料設定ですが、最後まで無料で読めます。読後サポートしてもよいと思われましたら、投げ銭感覚でサポートをよろしくお願いします。では、お楽しみください。本作・本文は約4000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字換算すると、8分から4分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと13分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。)
●ロジャー・ホーキンス(マッスル・ショールズ・リズム・セクションのドラマー)、75歳で死去
【Roger Hawkins Dies At 75】
訃報。
ロジャー・ホーキンス Rodger Hawkins が2021年5月20日地元アラバマ州シェフィールドの自宅で死去した。75歳。慢性閉塞性肺疾患などの疾患があったという。マッスル・ショールズ・スタジオを本拠に活躍する「マッスル・ショールズ・リズム・セクション」(通称スワンバーズ)のドラマー。
スワンパーズの4人のメンバーは、これでバリー・ベケット(2009年死去)、ジミー・ジョンソン(2019年死去)で、デイヴィッド・フッド(ベース)のみとなった。
■バリー・ベケット訃報
マスル・ショールズ・リズム・セクションのバリー・ベケット死去
2009年06月13日(土)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10279452398.html
葬儀は5月24日14時からタスカンビアのMorrison’s Funeral Homeで行われる。
SERVICE FOR ROGER HAWKINS
Monday, May 24, 2021
Morrison’s Funeral Home in Tuscumbia, Alabama
825 N. Main Street
Tuscumbia, AL 35674
256-383-7311
Visitation 2-4 p.m.
Funeral 4 p.m.
通称スワンパーズは、1960年代から同地のフェイム・スタジオ、マッスル・ショールズ・スタジオを本拠に多数のレコーディングに参加した。その数は1,000以上と言われる。
特によく知られるのはアリーサ・フランクリンの「リスペクト」などの一連のマッスル・ショールズでの録音作品。また、パーシー・スレッジの「男が女を愛するとき(When A Man Loves A Woman)」、ウィルソン・ピケットの「ダンス天国(Land Of 1000 Dances)」、ステイプル・シンガーズ(「アイル・テイク・ユー・ゼア」)などの大ヒットの他に、同地を訪れるロック・アーティスト作品、ジョー・コッカー、ボズ・スキャッグス、ポール・サイモン、ロッド・スチュワートなどの録音にも参加。
アトランティックでアリーサの一連のヒットをてがけたプロデューサー、ジェリー・ウェクスラーが「世界最高のドラマー」と評した。
(ウェッブ・サイト、アマスの記事)
マッスル・ショールズ・リズム・セクション(ザ・スワンパーズ)のドラマー、ロジャー・ホーキンス死去
2021/05/21 09:54掲載
ステイプル・シンガーズの「アイル・テイク・ユー・ゼア」、クラレンス・カーターの一連のヒット、ローリング・ストーンズの「ブラウン・シュガー」、ポール・サイモンの「コダクローム」などポップ部門でも多数の大ヒットが誕生。
同映画にはロジャーも登場。
Aretha-Chain Of Fools,
Staples - I'll Take You There
Aretha Franklin - I Never Loved A Man (The Way I Love You)
https://www.youtube.com/watch?v=waS0rKeuzg8
Wilson Pickett - Mustang Sally
https://www.youtube.com/watch?v=16u6w0cjjrU
Paul Simon - Kodachrome (HQ)
https://www.youtube.com/watch?v=qrRRhoS3KFk
映画『マッスル・ショールズ』(2013年作品)(約2分、プロモーション用フィルム)
https://www.youtube.com/watch?v=9B-ggwAJu28&list=PLX1ivY3Ld36qRinCFTDoxzLwmOgg2ZbNS
マッスル・ショールズで録音されたアルバムのジャケットが次々と映し出される
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ロジャー・ホーキンスは1945年10月16日インディアナ州ミシャワカ生まれ。
マッスル・ショールズ・リズム・セクションは、アラバマ州マッスル・ショールズという小さな何もない田舎町にリック・ホールという起業家が建てたフェイム・スタジオに集うようになった地元のミュージシャンたちだ。
ごく初期、1962年頃にはノーバート・プットナム(ベース)、デイヴィッド・ブリッグス(キーボード)、ジェリー・キャリガン(ドラムス)らがスタジオのセッションにはいっていたが、しばらくすると、その後はいっていたスプーナー・オルダム(キーボード)も辞めてバリー・ベケット(キーボード)、ジミー・ジョンソン(ギター)、デイヴィッド・フッド(ベース)、そして、ロジャー・ホーキンス(ドラムス)の4人が核となり、「セカンド・フェイム・ギャング(2番目のフェイム・ギャング)」と呼ばれるようになった。彼らはまもなく、「スワンパーズ」というニックネームをもらうようになる。
彼らは1969年、リック・ホールのフェイム・スタジオから事実上独立、近くにマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオを設立。そこを本拠に多数のレコーディングを行うようになった。
ロジャー・ホーキンスは、いずれも核となるドラムスを担当。
ソウル、R&Bだけでなく、ポップ、ロック、ジャズ、カントリーなどあらゆる音楽ジャンルのセッションをこなした。多くのアーティストがこの「マッスル・ショールズ・サウンド」を求めて、この地にやってきた。それがローリング・ストーンズやポール・サイモン、ダスティー・スプリングフィールド、ボズ・スキャッグス、ジョー・コッカーらだった。
そして、このソウルフルなサウンドを生み出していたのがすべて白人だったということが、この地を初めて訪れる多くのミュージシャンたちの驚きでもあった。
マッスル・ショールズ・ホーンズ名義のアルバムが1975年、イーグル・レコード・カンパニーから、1976年アトランタのバング・レコーズからリリースされた。
(ジャケ写)1枚目
(ジャケ写)2枚目
その後、1990年代、2000年代になっても活躍を続けた。
マッスル・ショールズで活躍するミュージシャンたちを描いた2013年の映画『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』について
同スタジオを描いた映画について→
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11856958127.html
■リック・ホール訃報
リック・ホール~マッスルショールズ・サウンド生みの親、85歳で死去
2018年01月14日(日)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12344134224.html
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