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〇アンジェリカ・ビーナーのポッドキャスト~クリスチャン・マクブライドに訊くチャールズ・ステップニーの魅力

〇アンジェリカ・ビーナーのポッドキャスト~クリスチャン・マクブライドに訊くチャールズ・ステップニーの魅力

【Angelika Beener’s Podcast “Milestones” : 】


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(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

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〇アンジェリカ・ビーナーのポッドキャスト~クリスチャン・マクブライドに訊くチャールズ・ステップニーの魅力

【Angelika Beener’s Podcast “Milestones” : 】

ポッドキャスト。

ブラックの女性ジャーナリストであるアンジェリカ・ビーナー(Angelika Beener)が不定期(隔週くらい)でポッドキャスト番組『マイルストーンズ』を2021年2月からスタートさせた。その第3回が2021年3月26日に配信され、クリスチャン・マクブライドをゲストに迎え、シカゴ出身のアレンジャー、チャールズ・ステップニーにスポットライトをあて、約85分トークを繰り広げている。

クリスチャン・マクブライド

(クリスチャン・マクブライド)

2021/03/26 (85 minutes)
Milestones: Deep Dive Analyses of Landmark Albums with Angélika Beener
Angelika Beener


https://spoti.fi/3x3q7Lf

2021/2/21 (86 minutes)
60th Anniversary Of John Coltrane’s My Favorite Things

2021/2/12 (62 minutes)
50th Anniversary Of Freddie Hubbard’s Straight Life

2021/2/17 (7 minutes)
Milestones: Introduction

なんと、(2021年)3月26日はチャールズ・ステップニーの生きていれば90歳の誕生日ということで、彼をフィーチャーしたポッドキャストが配信されていた。


チャールズ・ステップに― 

(チャールズ・ステップニー)

そして、そのトークの相手がクリスチャン・マクブライド。

クリスチャンは、おそらくアースの初期作品からチャールズの名前を知り、1990年頃、再認識したという。司会のアンジェリカは幼少期ニューヨークのサウスブロンクスの家で両親が持っていたアナログ・レコードのデルズの『デルズ・シングス・ディオンヌ・ワーウィック』で、そのアレンジをしていたチャールズの名前を知ったという。

クリスチャンはこうしたアレンジャーなどの名前は、一般の人はまったく気にしないが、このチャールズを取り上げてくれたことに感謝。以後は、2人で、アレンジャーなどのいわゆる裏方さんの話でえらく盛り上がる。

クリスチャンは「ジャクソン・ファイヴの『アイ・ウォント・ユー・バック』のピアノは、ジョー・サンプルが弾いてるんだよ。クルセイダーズのメンバーは、みんな1970年代初めにロスでスタジオミュージシャンをやっていた」といった話を次々と繰り広げる。

「クルセイダーズのウィルトン・フェルダーは、グループのサックス奏者として知っていたが、当時のLAのレコードを見ると、同じウィルトン・フェルダーという名前の人物がベースを弾いていた。僕は別の人物だと思っていたんだが、なんと同じ人間だったんだよね。サックスを弾く男がベースも弾く? カモーン、信じられない。という感じだった」

チャールズ・ステップニーがてがけたミニー・リパートンなど多くのアーティストの話を繰り広げている。

ほかにも、クリーヴランド・イートン、モーリス・ホワイトなどの話がでてくる。

クリーヴランドはカウント・ベイシー・バンドにいたときに名前を知ったとクリスチャンは言う。

クリスチャンは指摘する。「ブラックのアレンジャーは、しばしばホーン・セクションはうまい、だが、ストリングスはそうでもない、といったことを言われる。それは俺たち(白人)のシマだ。だからブラックのアレンジャーでストリングスをてがけている人が少ないんだと思う。その点、チャールズ・ステップニーは素晴らしい仕事をした」

クリスチャンが話した、ヘンリー・マンシーニとクインシー・ジョーンズの話もおもしろかった。「映画会社のお偉いさんがヘンリーにある映画のスコア(映画音楽)を依頼したが、ヘンリーは多忙でやる時間がないので、若いアレンジャーでクインシー・ジョーンズというのがいるから、彼はすごくいいので、彼に頼めと言った。その映画会社の人間は、クインシーのことを知らず、クインシーが黒人であることを知らなかった。実際に会うとクインシーは黒人でびっくりして、その人間はヘンリーに電話してきた。その人間はヘンリーに『黒人に楽譜が書けるのか』と言った。ヘンリーは『何をバカなことを言ってるんだ。彼は素晴らしいよ』。これがどうやら1963年、1964年頃のことだ。偏見に満ちた発言だよね。でも、クインシーは以後、映画の仕事もできるようになった」

クリスチャンも実際にさまざまなミュージシャンからいろいろな話を聞いたり、読んだりして知ってるのだろう。実に詳しく、話がまた、おもしろい。

モーリス・ホワイトが、ラムゼイ・ルイス・トリオをやめてワーナーと契約したときの話なんかもおもしろい。

クリスチャンは1972年5月31日生まれ、現在48歳。このアンジェリカは1976年頃の生まれのようだ。

実にいい感じの音楽談義だ。

これは、彼女が選んだチャールズ・ステップニーのプレイリスト。36曲、2時間37分


https://open.spotify.com/playlist/0lgn1A11lu4ghUDajpojzc?si=G7oBcN-USjiG9Bm6gp82pg&nd=1

アンジェリカのサイトをみつけた。

アンジェリカ・ビーナーのウェッブサイト『Kultured Child』
2021年2月26日付けのコラム
「10 Great Male Duets Of The 80s」


https://kulturedchild.com/author/angelikabeenergmail-com/

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クリスの3時間超のインタヴュー、ジェームス・ブラウンの話、はやく起こさないと…。

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