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〇「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート3(全4パート)

〇「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート3(全4パート) 

【Haruofone Fighting on Soul Searchin Lounge (Part 3 of 4 Parts)】


(本文は有料設定ですが、最後まで無料で読めます。読後サポートしてもよいと思われましたら、投げ銭感覚でサポートをよろしくお願いします。では、お楽しみください。本作・本文は約8000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字換算すると、16分から8分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと27分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。)

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〇「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート3(全4パート) 

【Haruofone Fighting on Soul Searchin Lounge (Part 3 of 4 Parts)】

ラウンジ。

2021年4月21日、9か月ぶりに行われた「ソウル・サーチン・ラウンジ」、ゲストの近田春夫さんのトークは抜群におもしろかった。そこで、ほぼ全てを起こして、4回にわたって紹介する。今日は、パート3。

パート1とパート2はこちらからごらんください

パート1
延期につぐ延期で行われた「ソウル・サーチン・ラウンジ」で近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート1(全4パート)
2021/05/19


https://note.com/ebs/n/n374a3cbdc143

パート2
「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート2(全4パート)
2021/05/20


https://note.com/ebs/n/nefa2365e48ed


8.フォーク嫌いの原点


吉岡 「近田さんのそのフォーク嫌いというのはシンパシーを持ちつつ、興味深く思っているんですけど、それはどこから来てるんですか。この『調子悪くてあたりまえ』の中でも、フォークっぽいヒップホップもダメだと書いてあるんですよね。たとえば、ア・トライヴ・コールド・クエストとか、デ・ラ・ソウルとか、それはどこから来てるんですか?」

A Tribe Called Quest - Electric Relaxation


https://www.youtube.com/watch?v=WHRnvjCkTsw

De La Soul - Me Myself And I


https://www.youtube.com/watch?v=P8-9mY-JACM

近田 「ムリムリ(笑)」

吉岡 「でも、近田さん、ヒップホップ好きですよね」

近田 「俺? 俺ねえ、基本的にヒップホップ好きじゃないって気づいた。(笑)」

吉岡 「ええっ???」(観客も驚きの声)

近田 「ヒップホップって、基本的にダンス・ミュージックじゃないじゃん」

吉岡 「いや、でも、初期のシュガーヒル・ギャングとかみんな踊って…」

The Sugarhill Gang - Rapper's Delight (Official Video)


https://www.youtube.com/watch?v=mcCK99wHrk0

近田 「ああ、ああいうパーティー・ラップはいいんだよ。だけど、いまみたいの(トライブやデ・ラ・ソウル)は、基本的にフォークですよ。アレステッド・デヴェロップメント? フォーク・フォーク、全部。(日本人で)『香水』歌った人の新曲と一緒よ。(笑) 瑛人の『ピース・オブ・ケーク』って知ってる? 

Arrested Development - People Everyday


https://www.youtube.com/watch?v=cGusP7aCCYc

瑛人 / ピース オブ ケーク (Official Music Video)


https://www.youtube.com/watch?v=M8Jg0vxcmKk


https://www.youtube.com/watch?v=7oP6-BXOINI

香水 / 瑛人


https://www.youtube.com/watch?v=9MjAJSoaoSo

「瑛人の新曲が、『トムとジェリー』のテーマ曲でヒップホップっぽいです、とかいうので、聞いてみたら、もうぜんぜん四つ打ちのフォークですよ。その人のこと、嫌いってわけじゃないよ。ちょっと踊ってるみたいなんだけど、ああ、これが本質なんだな、と」

吉岡 「近田さんのフォーク嫌いのルーツはどこにあるんですか」

近田 「それは、もうさ、フォーク・ギターの音が嫌い! (笑) あとあのビートがない感じ。四畳半的な詩は別にいいのよ。フォーク・ソングでも嫌いじゃない曲あるよ。たとえば、ピーター・ポール&マリーの『アイ・ディッグ・ロックン・ロール』なんて好きだよ。

Peter, Paul & Mary : I Dig Rock & Roll Music (1968)


https://www.youtube.com/watch?v=iqY35SYsyfQ

あとはドノバンの『サンシャイン・スーパーマン』。これはいい。

Donovan - Sunshine Superman (Audio)


https://www.youtube.com/watch?v=YsX2FhBf9nY

でも、ボブ・ディランとか全部ダメ。(笑) 『ハウ・メニー~~』 乗れないじゃん。その点、ジミ・ヘンドリックスはすごかったよね。『オール・アロング・ザ・ウォッチタワー』ってボブ・ディランの曲でしょう?

Blowing In The Wind (Live On TV, March 1963)


https://www.youtube.com/watch?v=vWwgrjjIMXA

The Jimi Hendrix Experience - All Along The Watchtower (Official Audio)


https://www.youtube.com/watch?v=TLV4_xaYynY

あれをジミヘンがやってて、これはよかったから、偏見はよくないなあ、って思ったけど。(笑) あと、アイズレーもあったよね。とにかくさ、フォーク・ギターとバンジョーとフラット・マンドリンが入ってるのは嫌いなんだよ」

The Isley Brothers - Harvest For The World


https://www.youtube.com/watch?v=yz_OsEISBGo

吉岡 「じゃあ、ハワイアンもダメ?」

近田 「いや、そんなことないのよ。ハワイアンとカントリーはいいのよ。(笑) というのは、スチール・ギターがはいってるから。スチール・ギターってものすごく人工的な音じゃない。

ジェフ・ベックがやってる『スリープウォーク』っていう曲があって、もともとはシャドウズがやってる曲なんだけど、なんでジェフ・ベックがやってるんだろう、ってずっと考えてた。この曲はハワイアンじゃないけど、ハワイでよくかかってて人気があって。スチール・ギターっていうのは、エレキ・ギター以上に人工的なポルタメントとかヴィブラートとかが付けられて音がでて、シンセサイザーに近い音だと思ったんだよね」

Jeff Beck – Sleepwalk


https://www.youtube.com/watch?v=5vyu7jAnwZs

The Shadows -Sleepwalk


https://www.youtube.com/watch?v=FRI1INKEafI

だから、俺はね、レゲエも嫌いなんだけど、ハワイのレゲエだけはいいんだよ。(観客爆笑)」

吉岡 「ぜんぜんよくわかんないですけど(笑)、ハワイとかよく行くんですか?」

近田 「ハワイは、一度、ヴァカンスで行った」

吉岡 「それで好きになって何度も行くことにならなかったですか?」

近田 「俺ね、旅行嫌いなんだよ。(笑) 一か所にいるのが好きなんだよ。そうすれば基本的に、なんでも『脳内だけですむ』」

吉岡 「じゃあ、初めて外国行ったのは?」

近田 「ああ、それはね、この本にも書いたんだけど、シンコー(・ミュージック)の草野(社長)さんに頼まれて、現金を運ぶんでサンフランシスコに行ったのが最初」

吉岡 「そうだ、それ読みました。読みました!」

近田 「(おなかのまわりに腰巻みたいなのを)巻かれてそこに現金300万くらいいれて持ってった。当時たぶん、500ドル(18万円くらい)しか持ちだせなかったから、運び屋やらされたんだよ。草野さんは、向こう着いたらちゃんと迎えの者がいるから、って言ってたんだけど、夜中に着いたら誰もいないんだよ。しょうがないから、つたない英語でなんとか白タクみつけてホテルまで行ったんだよ。あとから聞いたらその白タクやばかったですよ、って言われたんだけどね。しかも、ホテル行ったら、予約されてないんだよ。またつたない英語でどっか泊まれるところないですかね、って言ったら、3ブロック先にホテルあるから、気を付けて行ってください、でも危ない所ですから、って。それが初めて。

草野さんは次の日に来るわけ。チャイナタウンのホリデイ・インかなんかに呼ばれて、しょうがないから行ったよ。現地のロックバンド見て、『どう思う?』って聞かれて、『あんまりピンときませんねえ』とか、そんな感じ」

吉岡 「そのとき、(シンコーの社員でのちにフリーの音楽評論家となった)吉成さんは現地にいました?」

近田 「いや、懐かしいね、その名前。そのときはいなかったけど、相変わらず男前なの? で、元気にしてるの?」

近田 「最近、トミー・リピューマの自伝を翻訳して出して元気にしてます。吉成さんは68年くらいに留学でサンフランシスコに行って、ミュージックライフにフィルモア・ウェストで見たライヴ・レポートなんかを送るようになったんですよね」

トミー・リピューマのバラード ジャズの粋を極めたプロデューサーの物語 単行本(ソフトカバー) – 2021/3/29
ベン・シドラン (著) 吉成伸幸(訳)


https://amzn.to/2R5u3ef

近田 「そのときは、吉成さんとは会わなかったな」


9.音楽に求める物はビート、リズム、そしてベース ~日本のジェームス・ジェマーソン


吉岡 「ちょっと話がそれちゃったんですが、そのフォーク嫌いの原点に話を戻しましょう。では、近田さんが音楽に求めるものは?」

近田 「フォーク嫌いは、アコギとビートがないってこと。俺が音楽に求めるものは、ビートであり、リズムであり、踊れること、あと、ベースだね。フォークの曲で、『このベース来るよね』って曲、一曲もないじゃん。それでやなのよ(笑)」

吉岡 「日本の演歌だと、まずベース、来ないですよね」

近田 「来るやつもあるよ。そういうのは必死に探すんだよ。(笑) これはね、タレントの半田健人っていうのが俺以上に病的にめちゃ探してるんだよ。電話してきて、『あれって、寺川さん、江藤さんですよね』って言うんだよね。彼にとって、この二人のベース奏者はとても重要なわけよ。寺川正興(てらかわまさおき)、江藤勲(えとういさお)、江藤さんも『ベンチチッ』て、すごい音出すのよ。寺川さんのほうは、ジェームス・ジェマーソン。寺川さんはジェームス・ジェマーソンを研究してるな、って感じ。もともとニュー・ハード・オーケストラの人で、僕らよりぜんぜん上の方です。寺川さんと田畑(貞一=たばたさだかず)さんっていうドラムがいたんだけど、このコンビの歌謡曲はいっぱいあると思う。歌謡曲って普通クレジットがないからわからないんだけど、半田がどういうわけか調べて、聞いてくるんだけど、俺もわかんないよ。(笑)

たとえばね、推測だけど、森山加代子の『白い蝶のサンバ』、あれは(ベースは)寺川さんだと思う。

白い蝶のサンバ 森山 加代子


https://www.youtube.com/watch?v=jqj7fb-r9pA


https://www.youtube.com/watch?v=spTRmtqHIMU

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(ウィキより)

寺川正興(てらかわまさおき)


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E5%B7%9D%E6%AD%A3%E8%88%88
寺川正興
寺川 正興(てらかわ まさおき、1939年12月17日 - 2001年)は、日本のジャズ・ベーシスト、スタジオ・ミュージシャンである。 東京都小石川の生まれ。東京都立芝商業高等学校を卒業した。17歳頃から金井英人からベースを習った。高校時代はハーモニカバンドのベースを担当した。卒業後サラリーマン生活をしていたが、性に合わずプロミュージシャンに転向した。

江藤勲


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E8%97%A4%E5%8B%B2
江藤 勲(えとう いさお 1943年10月16日 - 2015年4月25日)は、日本のミュージシャン。ベーシストで様々な活動を行った。 1943年生まれ。17歳でプロのバンドのベーシストメンバーとしてデビュー。克美しげるとロック・メッセンジャーズ、ジャッキー吉川とブルー・コメッツなどのバンドを経て独立。

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10. ハコバンでは踊れるロックも~バンマスの哲学


近田 「(銀座の)交詢社ビルの地下の店では、当時ソウルもだけど、あの頃、踊れるロックの曲、たとえば、ディープ・パープルの『スモーク・オン・ザ・ウォーター』とかでも踊ってたんだよね。踊れる曲だったらなんでも。そのときの基準は、テンポ、BPMですよ」

Deep Purple - Smoke on the Water (Audio)


https://www.youtube.com/watch?v=zUwEIt9ez7M

吉岡 「(当時ブラス・ロックとして一世を風靡した)ブラッド・スウェット&ティアーズ(BST)は?」 

近田 「難しかったからやらなかった」

吉岡 「(同じく)チェイスは?」

近田 「嫌いだった。あれはいんちきっぽかったからやらなかった。BSTは革新的ですごかったんだけど、それで、すぐシカゴがこれは商売になりそうだって出てくるわけだけど、ビル・チェイス(グループ、チェイスのリーダー)っていうのは、金管だけでやろうっていうけど、チェイスの『黒い夜(原題、ゲット・イット・オン)』はアイアン・バタフライの『イン・ア・ガッダ・ダ・ヴィダ』からぱくってますよ。パーパーパパパパーっていうところ。ま、チェイスはあれ一曲だよね。でも、欧陽菲菲 の『恋の追跡~ラヴ・チェイス』はよかったけどね(笑)」

Chase - Get It On


https://www.youtube.com/watch?v=C4SW2Z3_d8I

Iron Butterfly: In-A-Gadda-Da-Vida (lyrics)


https://www.youtube.com/watch?v=MPSaocNxLKA

欧陽菲菲 - 恋の追跡~ラヴ・チェイス Love Chase (1972)


https://www.youtube.com/watch?v=2SmbHcWpjtE
1972年4月発売 オリコン最高位5位 
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 

https://www.youtube.com/watch?v=gxF9oCTyepY

吉岡 「肝がビート、BPMだということだと、アースとかはどうなんですか?」

近田 「(声を潜めて)アース、嫌いだった。俺に言わせると、フィラデルフィアとかサルソウルって、あれはディスコなんだよ。でも、アースはディスコじゃないよ。って俺は思った。高尚な感じっていうよりも、そんなにディスコ詳しくない人がディスコやってるって感じがした。

『ブギー・ワンダーランド』は曲としてはいいと思うよ。アースのコンサート見に行ったとき、『ああ、この人達は単にミュージシャンだな』と思った。彼らはそういうのが流行ってるからやってるミュージシャンっていう気が、俺はした。コモドアーズはオッケーよ。コモドアーズはハコバンだもん。『ファンキー・ダッコ』は、(コモドアーズのヒット)『バンプ』ぱくってるんだもん。(笑) クール&ギャング、大オッケーでしょう。パーティー・バンド、そこよ。クールのベースって画期的なんだよ。ほんとに簡単なんだよ。(笑) (リーダーのロバート・クール・ベルは)バンマスとしてみんながすごく慕ってるでしょう」

Commodores – The Bump


https://www.youtube.com/watch?v=5iRi8QKuNp0

ハルヲフォン ファンキーダッコ 1975年のLIVE映像


https://www.youtube.com/watch?v=VvEP6OQyRbM&list=RDVvEP6OQyRbM&start_radio=1

Kool & The Gang – Funky Stuff


https://www.youtube.com/watch?v=VdzIwwuh5Gs

吉岡 「近田さんもバンマスですよね。ハコバンのバンマスとしての哲学とかあったんですか。バンマスってバンドの全権を握るから、店から貰うギャラを分ける仕事をするわけですよね。僕がよく聞いていたのは、バンマスが半分くらい持ってって、残りをメンバーでわけるみたいな感じだって」

近田 「そうそう、そうなんだけど、それはね、ディスコの前からそうなんだよ。GSのころから。俺はね、バンマスやってるときにね、本当に均等分けしてた。みんな実家だったからね」

吉岡 「でも、均等割するバンマスは、当時のバンドの中では珍しかったんでは?」

近田 「いやあ、ほかのバンドの経済的なことは知らないからなあ。ただどんなバンドでもバンマスは慕われていたと思うよ。親分としての度量みたいなものがある程度なかったらやめちゃうよ。(バンマスには)みんなピンハネされても文句言わない何かがあったと思う。たとえば、ヴァンス(アドヴァンス=前借り)しても、後から細かいこと請求しないとかね。そういう度量のあるバンマスが多かったと思いますよ。昔のバンマスもやくざと一緒よね。(笑) 

よく見てると、バンマスとコンサート・マスター(音楽ディレクター)は別の人というバンドも多いね。だって、田辺昭知さんがどうやったって音楽のこと仕切ってるわけないじゃない。(笑) あれは音楽的には、大野(克夫=オルガン)さんと(井上)孝之(ギター)さんですよ。でも、業界的には、周防(郁雄)さん(バーニング・プロ社長)と川村(龍夫)(ケイダッシュ)さんより、本当の意味で喧嘩が強いんだよ。昔のバンマスって喧嘩が強いってことが重要だったかもしれないね。『なんだこのやろう』って。そういう意味でのリーダーシップが必要だったんじゃない? バンドなんてヤクザな商売で、そういう人たちも店にくるからさ。だいたいは店の用心棒みたいな人が何人かいて、そういう人たちがやってくれるんだけどね。その後ろにもっと『ケツモチ』がいるしさ」


ジャケ写 ファンキーダッコ

吉岡 「結局、ハコバンはいつまでやるんですか?」

近田 「『ファンキー・ダッコ』あたりまでかなあ。この時代は、ディスコ系のレコード出して、ライヴでやってるのは、俺たちとファンキー・ビューローとCCOくらいしか、こういうのやるバンドはいなかったんだよ」

吉岡 「ということで、ここで『ファンキー・ダッコ』の音源を聞きましょう。

僕の同級生のハセヤン(長谷川康之)が近田さんのこのバンドに入るのですが、六本木にあったカレー屋さん(デリー)で一番辛いカシミール・カレーを完食したら、バンドにいれてやる、って言われて、彼はそれを完食していれてもらった、と言ってました」

近田 「それほんと、リード・ヴォーカルのキャロンにも食べさせたよ。全員、儀式だから。単に俺がそれにはまってたからなんだ。最初辛かったんだけど、何度か食べてたらおいしくなっちゃって、みなさんにそのおいしさを伝えたくなっちゃって。みなさん、それ以降、はまって、儀式以降もそれぞれ訪れていましたよ。でも、辛いのが好きになったのは、そんときだけ。マトンのカシミール・カレーだけが好きだったんです。これは辛かったねえ。

delhi カレー

(デリーのカレー)

デリー カシミール・レトルト ハコ影

(今は、レトルトあり、マトンをご自身で用意してください)

最初に食べたとき、実家に住んでる頃で。デリーに入って、カシミール・カレー頼んだんだけど、そのあまりの辛さに、お皿がぼーぼーぼーぼー燃えてるように見えるんだよ。(笑) これは闘わなきゃって思ったんだけど、それが初めて。それからハルヲフォンのメンバーに「あれ、絶対すごいから」って勧めるようになった。それからミーティングもカシミールでやるようになって、新しいメンバーが入るときは、「これが食えないとダメだな」って言って、入るために儀式になっちゃったんだ。子供ですよねえ。たぶん、今のカレーはもっと辛いと思うけど、当時としてはあれがかなり一番辛かった。今はパウチみたいになって普通に通信販売で買えるようになってるんで、ぜひみなさんも。ただあれはルーしかないんで、できればマトンをそれぞれ用意して食べていただきたい」

(パート4へ続く)

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