スポーツ 食で強くなれ　入善で栄養講習会

　スポーツをしている育ち盛りの子どもの食事を考えるスポーツ栄養講習会が三日、入善町の健康交流プラザ「サンウェル」であった。クラブ活動などに打ち込む小学校高学年と中学生の子どもを持つ母親十六人が参加し、実際に料理もして子どもたちが取るべき栄養について学んだ。
　日本体育協会と日本栄養士会の公認スポーツ栄養士である五十嵐小百合さんが講師を務めた。
　五十嵐さんは、スポーツで強くなるためには「運動」「休養」「栄養」の三要素が不可欠と説明。「食事だけでは勝てないが、食事で負けてしまうことはある」と食の重要性を語った。
　年齢や性別、運動量などで必要なエネルギー量は変わるとして数値を示した上で、「きちんと体重を管理し、成長期でも一カ月に二キロ以上増減がある場合、バランスが崩れている可能性がある」と注意を促した。運動前後にエネルギーを補う「補食」の大切さも説明した。
　参加した母親からは「必要なエネルギー量など参考になった」「子どもは甘い物ばかり食べてしまうので注意しようと思った」などの声が寄せられていた。

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