海老原嗣生

雇用ジャーナリスト、人事経営誌HRmics編集長、大学教授、ネクラ。自著は30冊。モー…

海老原嗣生

雇用ジャーナリスト、人事経営誌HRmics編集長、大学教授、ネクラ。自著は30冊。モーニング連載「エンジェルバンク」主人公/海老沢康生のモデル。日経新聞に「就活のリアル」連載中。新著「人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~」(日経BP)はデータと事例でジョブ型を徹底批判。

マガジン

  • ファクターX ~コロナ禍で明暗を分けた盲点~

    新型コロナウイルス感染症(COVID19)が世界中に蔓延している。日本では欧米諸国に比べてこの感染症の被害が比較的軽微にすんだ。その理由について、社会的要因からアプローチしたのが、本マガジンとなる。

記事一覧

披露宴という名の狂騒

いやさ、俺(新郎)はもう二度目の式だし、いっつも披露宴呼ばれると、堅苦しくていやになっちゃう経験を飽きるほどしてきたわけで。 だから、俺たちの式は、今までになかった試…

海老原嗣生
3週間前
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景気先読みセミナー2023夏

恒例の景気先読みセミナーですよー。 3月にアメリカの銀行不安から株価が暴落。これで世界不況の入り口か!と思っていたら、その後は上がり目で、しかも日本株に至っては絶…

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海老原嗣生
10か月前
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景気先読みセミナー2023夏

恒例の景気先読みセミナーですよー。 3月にアメリカの銀行不安から株価が暴落。これで世界不況の入り口か!と思っていたら、その後は上がり目で、しかも日本株に至っては絶…

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海老原嗣生
10か月前
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”らしさ”で仕事を変えろ。 ”らしさ”で関係を紡げ!(アーカイブ動画)

本当に簡単な、キャリア理論の基本に、お気づきですか? あなたは、あなたの人生の主役です。だから、自由に人生を演じたい。ほとんどの人がそう考えるのは道理にあったこ…

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それでもオミクロン株に緊急事態宣言は不要〜効果的な4つの対策〜

欧米・沖縄の感染急増。一方でWHOの軽症化報告オミクロン株の驚異的な感染力を目の当たりにしている。1月3日には、米国の新規感染者数は100万人を超えた。人口で日本の約半…

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「おぼろげな46%」問題の真相。小川アナのゲスさと、けっこうやるじゃん進次郎。

徹ちゃん「大嫌い」と公言してた進次郎と一騎打ち 「おぼろげにシルエットが見えてきた46%」発言でまた炎上している小泉進次郎が、4月25日のアベマTV橋下Barに登場! こ…

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やばいぞバイデンーそれでも見えて来た米経済V字回復の目

9月29日の大統領選候補者討論は、もう各所で「史上最悪」という酷評を目にしたことだろう。確かに私もリアルタイムで視聴していたが、良識派と目されるバイデンまでが「史…

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コロナ総括⓴「第二波は来ない」という上久保説にこれだけの疑問

「新型コロナ《第2波》は来ない」と上久保氏はいうが 日本は欧米よりも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による被害が小さかった。その理由として、いくつかの非常に面…

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コロナ総括⓳東京の重症者が少ない理由と、正しい「若者は可哀そう論」

東京は地獄絵図になどならなかったお盆が明けて、コロナウイルスの新規感染者数がようやくピークアウトし始めた。この点については、日本感染症学会にて、政府の新型コロナ…

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コロナ総括⓲Withコロナ体制を作るため、今すぐ「攻め」の緊急事態宣言を

三浦瑠麗氏まで「海外の支援は手厚い」と誤解今朝(7月28日)のとくネ(フジテレビ系列)でも三浦瑠麗氏が、コロナ禍で経済を止めるな!発言をされていた。ご趣旨は以下の…

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コロナ総括⓱夜の街に法的取締り強化、ムチだけでなく、アメも用意可能だ

国家権力での別件逮捕行為は、最小限に留めるべき新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて夜の街クラスター対策に政府が本腰を入れて乗り出したようだ。風営法、建築物衛…

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コロナ総括⓰お盆には地獄絵図。「重症が少ない」「インフルと同じ」は戯言だ

辛抱治郎氏の「軽症説」は間違い昨今のコロナウイルス再流行に関して、「心配ない」という論調を張る人がいる。その論拠は以下の二つとなる。 ① 重症者が少ない。死亡者は…

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コロナ総括⓯GoToキャペーンと感染症対策、二兎追うならCOCO割

8月には医療崩壊が現実化! COVID19の再流行が勢いを増している。東京で、1日の新規陽性判明数が200名を超えて高止まりするだけでなく、大阪でも100名を超えてギネス、愛知…

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コロナ総括⓮GOTOキャンペーンの無理筋と、ボルソナ脳の失敗

昨今、ちょっとしたことでも「感染が広がる」と神経質に考える人をコロナ脳と揶揄する風潮が広まっている。対して、「大丈夫、経済再開すべき」という人はさしずめ、(ブラ…

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コロナ総括⓭「経済を殺すな」という声が、逆に経済を殺している皮肉

経済の早期再開と1.5波アメリカとブラジルでのCOVID19感染拡大がしきりに騒がれている。アメリカの場合、4月に大きな感染ピークがあったため、今回のそれを「第二波」と呼…

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コロナ総括⓬コロナ撃退に成功した中国・韓国に真似るべき点はあるのか?

 コロナ対策で成功を収めた国として、日本のほかに韓国と中国を挙げることに異論をはさむ人は少ないだろう。 感染拡大初期、早々にアウトブレークを経験した両国だが、そ…

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披露宴という名の狂騒

いやさ、俺(新郎)はもう二度目の式だし、いっつも披露宴呼ばれると、堅苦しくていやになっちゃう経験を飽きるほどしてきたわけで。
だから、俺たちの式は、今までになかった試みを盛り込んで、飽きずに参加頂けるように、と考えました。常識は一切無視です。普通は二次会か三次会でやるよね、そういうの😉
でも、ご登壇頂いた面々は、お偉いさんや学会長さんなど、みな、すごい方たちばかり。
興味本位程度にチラ見頂けると

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景気先読みセミナー2023夏

恒例の景気先読みセミナーですよー。
3月にアメリカの銀行不安から株価が暴落。これで世界不況の入り口か!と思っていたら、その後は上がり目で、しかも日本株に至っては絶好調。5月29日には、33年来高値を記録しています。
巷では、プロからも「新相場の入り口」と囃し立てる声が聞こえ始めました。
いやいやいや、今こそ、やばい時ですぞ。
前回私の指摘した話、思い出してください。今回も「金融」の基礎知識から、世

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景気先読みセミナー2023夏

恒例の景気先読みセミナーですよー。
3月にアメリカの銀行不安から株価が暴落。これで世界不況の入り口か!と思っていたら、その後は上がり目で、しかも日本株に至っては絶好調。5月29日には、33年来高値を記録しています。
巷では、プロからも「新相場の入り口」と囃し立てる声が聞こえ始めました。
いやいやいや、今こそ、やばい時ですぞ。
前回私の指摘した話、思い出してください。今回も「金融」の基礎知識から、世

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”らしさ”で仕事を変えろ。 ”らしさ”で関係を紡げ!(アーカイブ動画)

本当に簡単な、キャリア理論の基本に、お気づきですか?

あなたは、あなたの人生の主役です。だから、自由に人生を演じたい。ほとんどの人がそう考えるのは道理にあったことでしょう。

でも、あなたは誰かの人生のわき役でもあります。だから、やはり好き勝手に生きることはできません。

そして、人生を役者に例えるのであれば、あなたの最大のパトロンは会社であり、彼らは仕事という台本を用意しています。

この3者

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それでもオミクロン株に緊急事態宣言は不要〜効果的な4つの対策〜

欧米・沖縄の感染急増。一方でWHOの軽症化報告オミクロン株の驚異的な感染力を目の当たりにしている。1月3日には、米国の新規感染者数は100万人を超えた。人口で日本の約半分である英国でも一日の新規感染は20万人になっている。しかも増加ペースは落ちていない。

日本でも沖縄が大変なことになっている。年明けから日々新規感染者が倍増し、1月5日発表(4日分)ではなんと600人にもなってしまった。県は国に蔓

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「おぼろげな46%」問題の真相。小川アナのゲスさと、けっこうやるじゃん進次郎。

徹ちゃん「大嫌い」と公言してた進次郎と一騎打ち

「おぼろげにシルエットが見えてきた46%」発言でまた炎上している小泉進次郎が、4月25日のアベマTV橋下Barに登場!
こりゃメッタ斬りにされて終わりかと思ったら、論戦は最終的に進次郎やや巻き返しと私には見えました。

46%発言については最後に置いておくとして。
まず橋下さんの進次郎批判(橋下さん進次郎を「大嫌い」と以前からずっと公言してましたが

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やばいぞバイデンーそれでも見えて来た米経済V字回復の目

9月29日の大統領選候補者討論は、もう各所で「史上最悪」という酷評を目にしたことだろう。確かに私もリアルタイムで視聴していたが、良識派と目されるバイデンまでが「史上最悪」「無能」「嘘つき」と相手を罵倒し、一方、ヒールが定着しているトランプの方は「お前はバカ大学を最低の成績で卒業した間違いないバカだ。俺にバカというな」と答えるのは、いやな国柄だなあと我知らず思ってしまった次第。
視聴者の評価は、CN

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コロナ総括⓴「第二波は来ない」という上久保説にこれだけの疑問

コロナ総括⓴「第二波は来ない」という上久保説にこれだけの疑問

「新型コロナ《第2波》は来ない」と上久保氏はいうが
日本は欧米よりも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による被害が小さかった。その理由として、いくつかの非常に面白い理論が広まっている。今回と次回、二回にわたりその詳細について、検証していくことにする。
初回は、上久保靖彦氏(京都大学大学院特定教授)の理論を俎上に上げさせていただく。
上久保説の概略は以下の通りだ。
■COVID-19を引き

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コロナ総括⓳東京の重症者が少ない理由と、正しい「若者は可哀そう論」

コロナ総括⓳東京の重症者が少ない理由と、正しい「若者は可哀そう論」

東京は地獄絵図になどならなかったお盆が明けて、コロナウイルスの新規感染者数がようやくピークアウトし始めた。この点については、日本感染症学会にて、政府の新型コロナウイルス対策分科会会長を務める尾身茂氏も8月20日の講演にて言及している。
実は、7月末の投稿で私は、COVID19の今後の感染状況について、以下のような予想をしていた。(詳細はコロナ総括⓰、コロナ総括⓮を参照)
① 新規陽性判明者は早晩、

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コロナ総括⓲Withコロナ体制を作るため、今すぐ「攻め」の緊急事態宣言を

コロナ総括⓲Withコロナ体制を作るため、今すぐ「攻め」の緊急事態宣言を

三浦瑠麗氏まで「海外の支援は手厚い」と誤解今朝(7月28日)のとくネ(フジテレビ系列)でも三浦瑠麗氏が、コロナ禍で経済を止めるな!発言をされていた。ご趣旨は以下の通りだ。
① 日本は肺炎でも月間8000人程度の死者が出ている。これも肺炎球菌という病原菌によるものであり、新型コロナウイルス(以下「コロナ」)と変わらない。でも普通に経済は続けられている。
② 経済を止めても大丈夫な国、たとえば香港など

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コロナ総括⓱夜の街に法的取締り強化、ムチだけでなく、アメも用意可能だ

コロナ総括⓱夜の街に法的取締り強化、ムチだけでなく、アメも用意可能だ

国家権力での別件逮捕行為は、最小限に留めるべき新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて夜の街クラスター対策に政府が本腰を入れて乗り出したようだ。風営法、建築物衛生法に基づく立ち入り検査の実施を全国で検討していることを明らかにした。新型インフル等特別措置法の効力が弱いため、当面の対応として現行の法制度をフル活用して規制を強化するということになる。いわば、刑事事件でいうところの「別件逮捕でしょっ引く」

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コロナ総括⓰お盆には地獄絵図。「重症が少ない」「インフルと同じ」は戯言だ

コロナ総括⓰お盆には地獄絵図。「重症が少ない」「インフルと同じ」は戯言だ

辛抱治郎氏の「軽症説」は間違い昨今のコロナウイルス再流行に関して、「心配ない」という論調を張る人がいる。その論拠は以下の二つとなる。
① 重症者が少ない。死亡者はさらに少ない。
② 他の疾患、たとえばインフルエンザや肺炎などでも多数の死者が出ている。そこまで神経質になる必要もない。
上記のうち、①の論調を広めた有名人としては、辛抱治郎氏が上げられるだろう。私も氏のズバリ直言ファンでもあるために、最

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コロナ総括⓯GoToキャペーンと感染症対策、二兎追うならCOCO割

コロナ総括⓯GoToキャペーンと感染症対策、二兎追うならCOCO割

8月には医療崩壊が現実化!
COVID19の再流行が勢いを増している。東京で、1日の新規陽性判明数が200名を超えて高止まりするだけでなく、大阪でも100名を超えてギネス、愛知・福岡も過去最高を更新した。こんな危うい状況で、全国的に人の移動が促されるGOTOキャンペーンが本日から始まる。直近、全国の1日当たりの新規陽性判明者は600名を超えているが、じきにこの数は1000名に達するだろう。新規陽性

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コロナ総括⓮GOTOキャンペーンの無理筋と、ボルソナ脳の失敗

コロナ総括⓮GOTOキャンペーンの無理筋と、ボルソナ脳の失敗

昨今、ちょっとしたことでも「感染が広がる」と神経質に考える人をコロナ脳と揶揄する風潮が広まっている。対して、「大丈夫、経済再開すべき」という人はさしずめ、(ブラジル大統領からもじって)ボルソナ脳とでもいえばいいか。どちらも極端に走りすぎているのだ。冷静に数字を並べて現在の再流行を考えてみることにしよう。早晩、国内新規感染者は1000名を超える前稿で、「国家権力を総動員して夜の街クラスター対策を」と

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コロナ総括⓭「経済を殺すな」という声が、逆に経済を殺している皮肉

コロナ総括⓭「経済を殺すな」という声が、逆に経済を殺している皮肉

経済の早期再開と1.5波アメリカとブラジルでのCOVID19感染拡大がしきりに騒がれている。アメリカの場合、4月に大きな感染ピークがあったため、今回のそれを「第二波」と呼ぶ向きが多い。が、それは間違いだ。同国は、1回目のピークが終わらないうちに派手に経済を再開したため、感染がぶり返したのだ。つまり、新たな波ではない。いうなれば第1.5波とでもなるだろう。両国とも、経済活動を優先させるがために、感染

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コロナ総括⓬コロナ撃退に成功した中国・韓国に真似るべき点はあるのか?

コロナ総括⓬コロナ撃退に成功した中国・韓国に真似るべき点はあるのか?

 コロナ対策で成功を収めた国として、日本のほかに韓国と中国を挙げることに異論をはさむ人は少ないだろう。 感染拡大初期、早々にアウトブレークを経験した両国だが、そこからの立ち直りは早かった。
 両国の勝因について、見ていくことにしよう。そこにはやはり感染症克服のファクターとして、「国の形」の違いが見え隠れするが・・・。

外出禁止を8週間徹底すれば
感染は自ずとおのずと収まる
 COVID19の感染

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