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2023年振り返り

2023年総括 -My Impression Photography-」と題して、各月一枚ずつチョイスして振り返ってみたいと思います。

【1月】
奥羽本線板谷駅と大沢駅が冬期間営業休止。冬季閉鎖となると駅の中に入れなくなるので年明け早々現地へ。雪から線路を守るスノーシェルターに覆われた駅は板谷峠らしい光景。

奥羽本線 大沢駅にて

【2月】

気温がグッと冷える季節。朝日に照らされた別寒辺湿原を列車は愚直に進む。本来花咲線はキハ54が稼働しているがこの日は代走でキハ40が運用に就いた。

根室本線 厚岸~茶内にて

【3月】

今年もまた一つの路線に終止符が打たれた。しかし完全に廃線になるのはまだ先。終着駅が増毛、留萌、そして現在の石狩沼田駅と細切れに無くなっていくという珍しい現象。しかし沿線最大の留萌駅から鉄路が消えていき、もどかしさだけが残った。

留萌本線 留萌駅にて

【4月】

この日は地元根岸線が全通して50周年を迎えた。本来だったら沿線は桜が満開の季節だが、今年は異様に桜前線が早く、すでに初夏を思わせる藤の花と絡めることに。

根岸線 洋光台~港南台にて

【5月】

北海道に訪れた春。しかし桜が咲く日数は本当に少ない。渡道計画をするタイミングで果たして咲いているか読めないことも。ここも例年だったら5月第二週なのだが、今年はGWに満開。しかもすぐ散り始めるという慌ただしい季節だった。

根室本線 布部~山部にて

【6月】

えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」が只見線に初入線。仲間内と一緒に「霧幻峡の渡し舟」に乗せてもらい、対岸の船上から撮らせてもらった。奥会津の生い茂る緑の風景に赤い車両は一段と映える。

只見線 早戸駅にて

【7月】

小田急ロマンスカーVSE形が今年で引退。上質なホワイトボディーは旅人の心を掴んだ。連接車独特のジョイント音が聞けなくなるかと思うとやはり寂しさが募る。

箱根登山鉄道 入生田~箱根湯本にて

【8月】

日本国内の路面電車路線としては75年ぶりの新規開業となった宇都宮LRT「ライトライン」。開業前から各方面から注目されていた。斬新なデザインはすでに街の顔として、沿線地域の大事な足として親しまれていくだろう。

宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線 宇都宮駅東口~東宿郷にて

【9月】

いよいよ区間廃止のカウントダウンの音が聞こえてきた根室本線富良野~新得間。ここ数年渡道の度に沿線に足を運んだが、もう二度と撮れなくなる光景を求め、今年はほぼ毎月通う始末。この日は団体列車が運転され、普段はない金山駅での普通列車との交換風景も見ることができた。

根室本線 金山駅にて

【10月】

縁あって友人が企画するキハ40タラコ色を使った団体列車に参加。旭川から出発して富良野駅と東鹿越駅の間を二往復するなど、来春で廃止となる区間を車内から存分に楽しんだ。

根室本線 山部~下金山にて

【11月】

10月に団体列車に乗って、紅葉も撮って、それで秋は満足かと思いきや、11月のカラマツが色づく季節も渡道。わずか一ヶ月の間に三回も同じ地域に出向いてしまった。それでも沿線で出会う仲間たちと和気あいあいと撮影している時間もまた楽しい思い出となった。

根室本線 山部~下金山にて

【12月】

本来だったらあまり渡道しない12月。しかしながらまだ厳冬期になる前の光景を求めて再び根室本線へ。昨夜からの降雪で木々に着雪があって、しかも下り回送列車は雪を巻き上げて来るので、その折り返し列車は雪マスクに。ブルーモーメントの中、キハ40のヘッドライトが頼もしく、そして暖かく感じられた。

根室本線 金山~東鹿越にて

2024年もよろしくお願いいたします。
良い年をお迎えください。

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