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Ohラジオ 遠い空の向う 届くかなあのひとの胸に

チャボさんの話ししてるらしいので朝ごはんの支度しながらイヤホンで聴いてたら唐突に号泣するお母さんにドン引きする息子
めちゃくちゃチャボさんだな〜というエピソードだったので自分用メモ

5/18 土17:00-17:55川島明 そもそもの話
ゲスト:蔦谷好位置さん

00:37頃から

今まで他人に言われた言葉で1番印象深いものは?
仲井戸麗市「生きてるって証だな」
この世の人間の中で1番カッコいい

子供が生まれた時 どうだ子供は可愛いか?と聞かれてちょっと照れ隠しもあって「可愛いけどすぐ屁こくんですよ〜」とちょけたら
「そうか〜生きてるって証だな」
この人には嘘つけないと思った

ライブで「スローバラード」のキーを変える為にチャボさんから「俺は譜面が書けないからバンドのメンバーに説明してくれよ」と頼まれた
「俺たちみたいなロックンロールしかやって来なかった奴はお前のそういう専門的なとこほんとに凄いと思ってる、尊敬してるよ」と言われて
やっぱり照れ隠しもあって「俺みたいな奴が1人いると便利ですよね〜」と返したら
「おい、便利なんて言葉を使うなよ 俺がお前の事どれだけ尊敬してるかお前には伝わってないみたいだな 俺はほんとにお前に感謝してるんだ 軽々しく自分を下げるような事を言うなよ」

清志郎さんの遺作となってしまった『Oh! RADIO』のアレンジをやらせてもらった時
清志郎さんが完成したものを見たいと言ってくれたのに(MIX作業が終わるのが)深夜3時4時になる見込みだったので大先輩にそんな時間に来てもらうのは流石に申し訳ないと思ってその時は断った
後日完成したものを持ってこちらから行こうと思っていたその数日後に清志郎さんが亡くなってしまって結局会う事が出来なかった

そんな不義理をしてしまった事を数年後あるライブの楽屋でチャボさんにかくかくしかじかチャボさんの親友を裏切ってしまったんですと話した
「そうか〜そんな事があったのか お前とは縁があるな 清志くん笑ってるぜ? バカヤローお前のそういう優しさとかぜんぶ気づいてるよ俺の親友だぜ?」
ライブ前だというのに号泣してしまった
「そうか今にもその扉開けて清志ちゃん入って来そうだな キミが蔦屋クンかその説はどうもアリガトウとか言いながら入ってくるぜ」
そこで救われたと同時にこの事を背負って生きていかなきゃならないと思った
自分ならどうなんだ
もし自分の余命が僅かだと知ってたとしたらその最後になる作品があったとしたら這ってでも聴きに、見に行きたいじゃないか
あの時作品を、音楽を裏切ってしまった自分をチャボさんの言葉が救ってくれた
2度とそんな事がないようにチャボさんが教えてくれたんだと思う

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