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「お金の神様」大物主神は一目ぼれ、即エッチ!

「お金の神様」大物主神は一目ぼれ即エッチ! 


2番目に登場するのは、オオモノヌシ。日本最古の神社とされる奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社で祭られており、「人間に初めて神社を建てさせた神」 

ご利益は、「国家安泰」「大きな金運」「大きな商売繁盛」「大きな厄除け」など。

大ピンチに見舞われたら、かけこむといいでしょう。 人生のピンチの局面に立たされている人に向いています。って自分ごとですが・・・

 「ワシは誰じゃー?」と暴れた神様は暴風の神様「天御柱命」でしたね?

 この荒ぶる神さまには「先例」があるの!

しかも超オオモノ!駄洒落じゃないのよ!

 災いする神様、いったい何人いらっしゃるのか? 

というのも、 『古事記』では、出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)が国づくりを供にするものがいないと悩んでいた時に、海のかなたから光り輝きながらやってくる神と話しがまとまり

「では、あなたを祀ってその魂を鎮めるにはどうしたらよいのでしょう」 

「私を大和の青垣の東の山の上に斎(いつ)き祀ってください」  


ということで、

青垣の東の山は「御諸山」三輪山のことで、この海のかなたからやってきた神こそ

大物主神(おおものぬしのかみ)なの。 


国作りをしたから「大国主」という名前はわかりやすい。 

けれども、

大物主神の「物」=モノって何のこと? 

「物」とは人間が感じる何かのことで、それが物体であることもあれば、もののあはれ、ものがたり、という用例から、目に見えない精霊や、漠然とした精神性をも指す。 

万葉学者の中西進氏は

「森羅万象ことごとくの『もの』の上に君臨している神様、これが大物主」としている。となれば、目に見えない「なにか」としての神の代表的な存在であろうか。それが三輪山の神なのである。
神話の中では海のかなたからやってきて大和に祀られた、という形をとるが、もともと古代人が三輪山に感じ取っていた神威(しんい)が神話に取り込まれるにあたって、「大物主神」という具体的な神になったのだろう。

とのこと。

崇神天皇の御代、国中に疫病が蔓延していた。

崇神天皇は夢で神のお告げを待つと、大物主神が現れ、「この災難は私の意志だ。だから意富多々泥古(おおたたねこ)(日本書紀では大田田根子)に私を祀らせたら、神の気も起こらず平安になるだろう」と告げる。 

起らず=怒らず・・・・日本語の二重性素晴らしい


大物主の「モノ」は悪霊などにも使う言葉で、正邪をあわせ持つ怖い神。天皇は意富多々泥古なる人物を探し、河内かわちで見つけることができた。

彼は大物主神の四代目

ここでも私たちのご先祖さまには神々の血脈が流れていることがわかります。  

意富多々泥古(おおたたねこ)が、三輪山の祭祀をするようになり、お告げどおり国は安らかに治まった。

三輪山麓に王宮を営み、その神を懇切丁寧に祀らなければならない。神ささは祟る!ということを伝える物語。 

「崇神」神を崇める、という名も、このことに由来して後世につけられた。


たたり=祟り。タタルことと


「崇拝」のあがめることはおなじ字なの! 

ここに日本語の計り知れない「智慧」があると思う。 まぁ、ともかく神話っていうのは興味深い事ばかり! 

この大物主神って人間臭いっていうか、

見初めた美人がおしっこしている時を狙って 矢に変身して女性器を貫いちゃうの! 

今なら 猟奇殺人鬼ですよ! 


古事記によると、三嶋湟咋(みしまのみぞくい)の娘の勢夜陀多良比売(せやだたらひめ)という美人を気に入った美和の大物主神は、赤い丹塗り矢に姿を変え、勢夜陀多良比売が用を足しに来る頃を見計らって川の上流から流れて行き、彼女の下を流れていくときに、ほと(陰所)を突いた。 



彼女は驚き走り回ったあと、

すぐに

その矢を自分の部屋の床に置くとその矢が麗しい男の姿に戻った。

こうして二人は結ばれて、生まれた子が富登多多良伊須須岐比売命(ほとたたらいすすきひめ)であり、

後に「ほと」を嫌い、比売多多良伊須気余理比売(ひめたたらいすけよりひめ)と名を変え、神武天皇の后となった。 

この「ほと」という音も「女性の陰部」をいう言葉。

神様の名前にはエロい!グロイ!

のもあって・・・ 

「お金の神様」だけどエピソードが笑えてきます。



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