写経のキモ「どこから」手を付けたらいいの?
般若心経は全般的に「おまじない」のようなものですが、まだ写経したことない。どこからやったらいいの?というかたもいらっしゃると思います。
最後の「羯諦羯諦波羅羯諦」」がおなじないのクライマックス。
でも、それだとちょっと写経体験としては短すぎ。
ということで
故智般若葉波羅蜜多
是大神呪是明呪 是無上呪
是無等等呪 能徐一切苦真実不虚
故説般若波羅蜜多呪 即説呪日
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶 般若心経
このおまじない68文字だけを練習するといいと思います。
強力な真言と言われています。
この68文字のさらに後半の
「ぱーらさん・がてー・ぼーでぃー・すばっは」の音写部分
インド発音は上記のような感じで私たちは漢字の音読みで
「はらそう・ぎゃてい・ぼうじそわか」と読みます。
これだけでも「真言」としての力があることは長い歴史の中で
実証されているので、大丈夫です
以上『一日5分朝の『般若心経』写経手帖」より。
これは元結不動 密蔵院住職の名取芳彦さんが言っています。
法話も見開きごとに乗っていて写経初心者にはオススメです。
こんな風に暗記したら「脳のかなり深い部分」が活性化するとのこと。
いいことずくめの般若心経ですが、面白いテキストはいっぱい出ています。
こういう写経の本をつらつら見るのも楽しみのうちでもあります。
68文字とはいえ真剣に集中して書けば達成感ががっつりです。
最後のキモは願文です。
ここには誰に遠慮することもなく、自分の本当の願いを書きましょう。
誰にも見せるわけじゃないし、今自分が何を願っているか?
そのぐらいしっかりきっちり分かっていなかったら困りますよね?
サンプルに「目標達成」と書きました。
下に向かって三角形をつくるように弘法型に「目標達成」
クセ字へた字でも私のように筆跡を仕事にしていると
「筆相」がふくよかで豊かな印象の間の抜けた字の方が
じつは 大変よろしいの!
それから最後の締め 〆 は自分の名前です。
どこの誰が天に向かって高らかに感謝をお願いを宣言しているか?
ご自分の名前こそ「堂々」と。
私も 丸川夏央留 末広にデカ書きしています。
そして〆の前にはお約束のいつ書いた=いつ感謝したか?を
はっきりさせなくてはいけないの。おまけのようなものですが、
天のファイルには日付順に「エライエライ、また感謝しとるな」
と記録されるってわけ。
むずかしい書き方はいっぱいあるけど和暦で書く。
2020年とかはこれだけ漢字並べてるのにかっこ悪い。
それに私は日本人として和暦の方がしっくりきます。
一日は朔日、月末は晦日とか書くと
かっこいいと思っています。
オススメ写経練習帳は折々紹介します。
今日は初めての社長さん向けのシンプルな大字の
マスが大きくて筆ペン練習にもってこいなのですが、コピーして
使う方が練習しやすいです。何度でもコピーできるところは◎
こちらは先ほど紹介した「般若心経」の知識と法話が書かれていて勉強になります。何にもわからず無心に書くもよし、知識と並行して身に着けるものよしと考えます。
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