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空海は曼荼羅で右脳をハックさせることをマニュアル化した

何回かに分けて、空海のことを書いてきました。

なぜ空海を取り上げたかというと、空海こそ私たち人類の持つ脳の力、
潜在能力がいかなるものか、そして潜在能力を開発し顕在能力とバランスすることによって、人は、宇宙の中でのエネルギーの一部であると体系づけた人だから。

空海はこの教えを広めるために、誰もが平等に学べる
世界で初めて学費や給食費が無料の画期的な私立大学をつくりました。

空海は曼荼羅で右脳をハックさせることをマニュアル化した。

そして、超能力=潜在能力を自由自在に使える人材養成をすることが
宇宙の調和に役立つことだと考えていました。

そして空海自らも、肉体を持っている間、その一生を超能力開発の実践に
捧げられたのです。

空海の教えは他の宗教とは違って宇宙の原理原則を説いています。

他の宗教は一切否定することなく、この宇宙全体にある
あらゆるエネルギーの変化と、関連の有り様を意味する大日如来が、
この宇宙の基本的エネルギーであると言っています。

そして


大日如来は宇宙のエネルギーの総称で、その宇宙エネルギーが
あらゆる存在を作っていると説いています。

そして人も、原子・分子で構成されている集合体であることから、
この宇宙エネルギーの変化した表れの1つで、大日如来の化身、分身であると説いています。

つまり私たち、ひとりひとりが仏性を持っているということです。

空海は、この宇宙エネルギーの真理は私たちのみならず、
すべてのものが、大日如来の化身でお互いにゆるく結ばれていて
調和が保たれていると教えています。

つまりこの世が曼荼羅であること、そして空海が後から持ち帰った
胎蔵界曼荼羅、金剛界曼荼羅はこのことを絵によって表現しているのです。

私たちは生まれ持って、宇宙のエネルギー分身であり
ありとあらゆる可能性を秘めています。

私たちの脳力は無限の可能性を持っています。

そしてこの潜在能力と顕在能力を、バランスよく生かすことこそが、
人類のテーマであり、人が目指す社会だと言っています。

そして空海が持ち帰った曼荼羅は、今では瞑想のツールでもあり、
世界のアートとしても親しまれています。

曼荼羅の語源のマンダラとは、もともとサンスクリット語で
丸いものと言う意味です。

曼荼羅はサンスクリット語で、本質や真髄と言うよりも
単にシンボリックな図柄を表現しているようです。

曼荼羅は密教で悟りを開くために生まれたツールです。



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いろいろな仏様が書かれていますが、その数は大変なものです。

日本では、奈良時代に密教が、平安時代に曼荼羅が伝えられました。

しかし、曼荼羅図は空海が初めて持ち込んだとされています。

曼荼羅は時代によって描かれてきた内容が異なりますが
ベースは正方形や円で描かれています。

図形の中でも最も安定した形で、繰り返し書きやすいこともあり
選ばれたようです。

よく目にする真言密教の曼荼羅には様々な菩薩や如来
といった仏様が配置されています。

アイドルグループのユニット編成ばりに種類がたくさんあり、目立つ仏様やユニットの狙いもそれぞれ違います。

大きく書かれた仏様を中尊と言いますが、信仰の中心になるもので
守護尊と呼ばれます。

BTSのセンター的なRMさん、IQ148を誇るBTSリーダー!
のような存在。周りのメンバーを常に引き立て、盛り上げ、けん引していくエネルギーの中心が大日如来様。

曼荼羅は、デザインの面白さなどから、仏教以外のものにも変容
してきています。

私たちの生活の中に、曼荼羅はもう既にアートとして
溶け込んでいます。

最近はセラピー的な良さも加わって親しまれていますね。

曼荼羅を書いたり、塗ったりすることが、アートとしても
評価されているのです。

曼荼羅の絵柄や文字には、一つ一つに意味があり、
それぞれの世界観と、救いの内容を表しています。

空海はこのように、ビジュアル化された絵で
右脳を開発して左脳と右脳のバランスさせることの
重要性を伝えているのです。

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